参加人数:7名
銘柄:「時雨 43度」 ・ 「春雨カリー 30度」 ・ 「やまかわ(名酒会限定品) 前割り 約15度」 ・ 「宮の鶴 前割り 約15度」
駒沢大学駅そば、ちょっと脇道に入ったところにある素敵なお店で(主に)フレンチと泡盛を合わせるという、
泡盛界に一石を投じる画期的な企画を敢行。
部長・小西が以前から店主と親交を深めていて、この企画にいたりました。
オーナーの倉田さん、シェフの関口さん、ご協力いただきありがとうございました。
http://r.gnavi.co.jp/e127200/
倉田さんによるブログ:http://ameblo.jp/confl/
まず、今回の企画については、打ち合わせの時点でフードメニューは特に「泡盛」ということを意識せずにとお願いしました。
泡盛部の大きな使命でもある「泡盛の可能性を広げる」という点では、失敗も成功の素。
無理して合わせるのではなく、合わせてみて発見することに重きを置き、これをステップに法則が見つかれば面白い、という趣向です。
ご用意いただいたメニューはこちら。
【AMUSE】
・レンコンのガレット
・ほうれん草とベーコンのキッシュ
・サザエの南仏バター焼き
・ホタテの人参マリネ
・筍のフリット
【前菜】
・ホワイトアスパラと燻製メカジキの焦がしバターソテー ポーチドエッグ添え
【肉料理】
・三元豚スペアリブ 黒酢赤ワイン煮込み
【パスタ】
・ブリと青大根、フルーツトマトのペンネ
【デザート】
泡盛は、部活でも人気の高かった4銘柄。
43度・30度・15度(前割り)という形で変化をつけてみました。
・時雨 43度 (識名酒造)
・春雨カリー 30度 (宮里酒造所)
・やまかわ 前割り 約15度 (山川酒造)
・宮の鶴 前割り 約15度 (仲間酒造)
・時雨 43度 (識名酒造)
・・・〇な意見:レンコン・サザエ・ホタテ・筍・メカジキ
・・・Xな意見:チョコ・アスパラ・サザエの後味を悪くする
・春雨カリー 30度 (宮里酒造所)
・・・〇な意見:サザエの肝・キッシュ・筍・パスタの野菜・レンコン・キッシュのチーズ部分・アスパラ
・・・Xな意見:ホタテ・チョコ・ペンネとは香りが合わない・サザエの後味を悪くする
・やまかわ 前割り 約15度 (山川酒造)
・・・〇な意見:ホタテ・アスパラ・ブリのペンネ・豚のつけあわせのほうれん草・メカジキ
・・・Xな意見:特になし
・宮の鶴 前割り 約15度 (仲間酒造)
・・・〇な意見:レンコン・キッシュ・サザエ・アスパラ・メカジキ・豚肉・ホタテの人参マリネのとこ・豚のつけあわせのほうれん草の根っこ
・・・Xな意見:ホタテ・アスパラ・ペンネ
度数の強いものは、本来食事にマッチングしづらいのですが、ガレットやフリット、キッシュなど火を通してあったり揚げていたりしていて、海鮮じゃないものとは相性がよいようです。
つまり、おつまみ的なもの。
春雨とサザエの肝は例外的だが、それゆえに面白い。
逆に度数的にはワインや日本酒などと同じくらいになる前割り(水割り)は、海鮮や野菜のマリネなどがよい。
しかし、海鮮でも生のものと焼いているものでは、やはり焼いている方が良いよう。
比較的、中庸な「やまかわ」とやや個性派の「宮の鶴」では、同じ前割りでも相性の意見が分かれました。
これは、仮にワインや日本酒と合わせてもままあることなので、ちゃんとその泡盛の特性を知れば充分に食事
と楽しめることが出来るかと思います。
総合的には思った以上にNGが少なく、ベストマッチングとはいかなくとも「これにはこれが合う!」という意見が飛び交っていたので面白かったです。
イメージとして、フレンチやイタリアンにはワインというのがありますが、それは意外と店の雰囲気や固定観念だけで、まったくのブラインドで合わせてみたら思いがけないマリアージュが感じられるかもしれません。
発見の多い、よい部活でした。
(下記、ご意見は様々ですが・・・)
【今日のひとこと!】
TU:部活の醍醐味! みんなが真剣に捉え語る楽しさ!
MK:もっともっとストイックにならないと!ベストマッチングを見つけるのは難しかった・・・けど面白かった!
EM:やっぱり、ザ・フレンチよりも創作系の方が泡盛には合うのかも。
MK:お店のメニュー構成(&コンセプト)が素晴らしい。日本の旬の素材を上品に仕立ててる。それが泡盛に絶好にマッチしたと思う。みほこ部長、ブラボー
JS:泡盛は合う!が、しかし、やっぱりワインを飲みたくなってしまうのはしょうがないよね。
NY:ワインは幸せになる。泡盛は現実に引き戻す。なんでしょうか?今日の食事にはワインが合うと刷り込まれているからなのか?
HN:味の濃いのには強いのを。薄いのにはやわらかいのを。でもやっぱ和風がいいかな。
うかつにも、音楽についての検証を忘れてしまいました・・・。