宿題泡盛部 第3期12蔵目:残波(比嘉酒造)レポート
2022年 11月 01日
宿題泡盛部 第3期12蔵目:残波(比嘉酒造)レポート
参加人数:11名
瓶詰め日:2022年1月18日
【TASTING DATA】
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
(同点の場合は「5」評価の多い方を1位としております。)
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):34点
◎お湯割(各自で作成):37点(ave.=3.4)
◎ストレート:30点
◎ロック:37点
*主宰・梅田のコメント*
「残波」というと減圧蒸留という先入観が立ってしまいますが、それを抜きにしてフラットな気持ちでテイスティングを
試みるようにしています。
さて、今回はどんな味わいでしょう。
以下、梅田のテイスティングコメントです。(●は一番好みだった飲み方)
●水割り:青リンゴ・メロンの華やかなフルーツ香。
柔らかな口当たりで優しい印象。甘みの中に少しの香ばしさがある。嫌味のない甘い水割り。夏の昼酒に。
・お湯割:フルーツはあるものの、エステル香という感じ。ツンとくる。
爽やかな甘さが熱く(ぬるく)なって、なんとも中途半端。いっそストレートでお燗したいと思わせる。
・ストレート(ちぶぐゎ使用):控えめになるがフルーツ香は存在。
甘さが少し引いて香ばしさと軽い苦味が出る。悪くはないけれど、本意ではない飲み方だとわかる。
・ロック:爽やかなフルーツ香でリゾートっぽい香。
甘渋な味我がソリッドになり、野菜(青菜)感がUP。ちょっともったいない感じ。
【総括:全体的な印象、他人におすすめする時のポイントなど】
・フルーティーな香りの良さと口当たりの柔らかさを活かして、昼&夕方呑み推奨。
ご参加者からの総括コメント(抜粋)
・どちらかというと甲類焼酎に近い感じがするので、コーヒーなどで割って飲むのがいいと思います。
・以前は「水のように澄み切った、ちょい刺激と甘さ」が好みだったのですが・・色々な泡盛との出会いで個人的な評価が下降してしまったかも・・
・夏はソーダ割り、冬はお湯割り
・エステル感があるが甘みでカバーされている。お湯割りはそれを感じないので、ゆっくりダラダラと。
・冷やして飲みたい。お湯割りは穀物感が出て別の顔になった。ゆっくり飲むならお湯割。みんなと飲むならロックかソーダ。
・どの飲み方もさっぱりスッキリしているので、夏の汗だくの時にクイっといただきたい
・少しテイスティングしたら、あとは割材で楽しむ
・泡盛初心者に入り口として良い。割り用に良い
・ラフテーもステーキも沖縄おでんのテビチでも、これで飲んだらスッキリさ!
・「残白」と比較してしまうが、こちらの方が重厚な印象。苦渋がまろやかな甘みと一緒にじんわり広がり、泡盛の奥深さを味わってもらうのに良い銘柄かも。
【料理・肴】ご参加者の願望
水割りに・・**
お湯割に・・シンプルなクッキー、台湾料理、わかさぎの唐揚げ、白身魚のお刺身
ストレートに・・おいなりさん、サラミ
ロックに・・豆腐サラダ、べったら漬け
全体(選択なし)・・イカ刺しにゆず塩、辛いもの系(キムチ・チゲ鍋など)、肉
【ラベルについての感想】(抜粋)
・一般的な”残波”のイメージからしたら、渋い感じがします。
・シンプルな文字の強さと波の様子は好きです
・残波岬に打ち寄せる波の雫・夕日の光線がキラキラと
・男らしい荒さを感じさせる文字。シンプルで判りやすい他よりも大きいラベル
・ざっぱーん、ざんぱ って感じ
・「残波」の文字の力強さと激しい波。かっこいいなぁ
・フォント統一されて読みやすい。赤のアクセントも良い
・味に反して字体が力強いな。
・白いラベルなのに「残波黒」?
・波のイラストと揮毫の意匠が揃って見える。