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もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第八期33蔵目:豊年(渡久山酒造)レポート

泡盛部 第八期33蔵目:豊年(渡久山酒造)レポート


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日時:2019年9月12日

参加人数: 12名

瓶詰め日:2018年5月10日

今日のかりんとう:「黒糖」


【TASTING DATA】

◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない) 

○=11 ✖️=1


*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。


◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):46点

◎お湯割(各自で作成):47点 (ave.=4.3)

◎ストレート:38点

◎ロック:44点


*主宰・梅田のコメント*

ソーダ割りは、皆さん「イケテル」評価でしたが、個人的には好みではありませんでした。

古風な印象の香味が泡でムワっと広がる感じがあって・・・。

水割りは香り控えめで、口当たりの柔らかさの割に後味の苦味が気になりました。

お湯割では反転、香りがふくよかになり、後味の感じもミントのような薬草系の爽やかさに変わりびっくり。

ストレートは水・湯割で感じた柔らかさが消えて、揮発性を感じる刺激的な味。

そしてロック。香りも良く、甘みと辛味のバランスが取れて一気に良い面が開いたように感じました。


黒糖かりんとうとの相性は、どれも悪くなかったのですが、

ロックとの相性が抜群。液体の冷たさとかりんとうの甘みが心地よくマッチ。

黒糖を使ったアイスを食べているような気分になりました。



【呑みたい場所】山手線編(駅名)

・上野

・新橋

・池袋

・神田

・浜松町

・神田

・目白

・有楽町

・高田馬場

・恵比寿

・御徒町

・有楽町


【料理・肴】ご参加者の願望

わらび餅、くず餅、カツオの塩たたき(レモン添え)、鯖の味噌煮、島寿司、明日葉の天ぷら、あら煮、エビチリ、柚子で漬けた白菜、鯵のなめろう、奈良漬、寿司、スペアリブBBQソース、さんまの塩焼き、梨、水羊羹


*当日実際に食べたものはこちら!

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/2531657490232100?__xts__[0]=68.ARA2HUkzGF6SUc-mGXWjOr-pm9_cRb8A4hP2hictgVOVGCJXJ4SlsF_AcfY0iUuWemkGyyw-Q3AabrevtV-i_apkfrm-szBLXkYCz0uIPq_gDZC93_amvBraBsaYx_H6XQyHEtY2AyD2NbOgYv-KwpifAkunfMkG7fv_aRnnhVmqnCpVyIP53uAf8qtzLkscdT6B2mOEpiO4-wV1YxFGdu-wuDZ0HUZ3_h1vGyhzvJ97LwRMNrUgLZoWaAbdpYM_6auJCBWiFGl2lZlse7XtynkECxpDAWtdaJyts9c1mvq2HiAOKbAl-5fEgwbWHyCMB2LCDPKWHH0efO-Vg-eNYjZbdA&__tn__=-R



【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲


エマニュエル坊や「シティ・コネクション」、「セプテンバー」、中村雅俊、スタン・ゲッツ「イパネマの娘」、ビル・エヴァンス「ワルツ フォー デビー」、RIP SLYME「熱帯夜」、T-BOLAN「Looking’ for the eighth color of the rainbow」、ハナ肇とクレイジーキャッツ「ホンダラ行進曲」、エリック・クラプトン「San francisco bay blues」、森山直太朗「夏の終わり」、SUCHMOS「MINT」、半崎美子「明日へ向かう人」、「今夜はブギーバック」



【ラベル】ラベルについてアレコレ

畑で呑みたい

・古き佳き宮古

・シンプルすぎるので「ゆら」的な斬新なラベルを求む

・泡盛と言うより日本酒のようなデザイン

・稲穂がとても写実的だ

・細かい稲穂が豊作への願いを込めている

・豊年万作って感じ

・秋っぽくて好き

・The やたか! 秋の始まり

・「琉球泡盛」のフォントがアンバランス

・フォントが正面衝突

・真ん中の◯は何ですか?


*****

【再録 第六期:豊年(渡久山酒造)レポート


「働く男」


黄昏時、沈みかける陽の光が稲穂を照らすほんのわずかな瞬間を切り取ったような色合いのラベルは一見地味だが、見ているとじわじわと味わい深さを増してくる。

「豊年」の文字には男らしい息吹を感じる。

他の文字要素を排除して、力強さと潔さを備えた題字と背景だけを見ると、島の田んぼで黙々と働く男の姿が浮かんでくる。


「絵は体を表す


宮古島の酒は水馴染みが良い。

この酒も御多分に洩れずそうだ。


甘く豊潤な味が口の中を覆い、その後に辛みがやってくる。

しかし、その中に柑橘系の爽やかさとほろ苦さが含まれている。

この進行変化が次の一口へと導く。

穀物系の香ばしさに島の素朴さがあり、島の泡盛という存在感を感じる。

粗野な印象はなく、酒造りに対して真面目に向き合い、模索を重ねて丁寧に「自分らしい味」を探っているような印象を受ける。


ラベルデザインあっての酒造りということはないかもしれないが、ラベルから受ける印象と味の印象がとてもマッチしていて、イメージの統一感を図っているようにさえ思わせる。


「一日の労をねぎらう」


ラベルと味から受ける印象に沿う形でつまみを思い描くとお味噌を使った料理が合いそうだ。

パッと浮かんだのは岐阜の郷土料理「朴葉(ほうば)味噌焼き」。

小さな七輪の上で朴葉を敷いて、きのこやネギ、小さく刻んだ肉を絡めて焼く。

少し甘みのある味噌と素材の旨み、そして香ばしさが、この泡盛の特性と寄り添い合う。


畑仕事で疲れた体に味噌の塩分が心地よく酒を誘う。

寒い日だったらお湯割も良い。

ほっと一息ついて今日一日に感謝する。

1日の労をねぎらう酒と肴。

そんな関係を生み出せる泡盛だ。



「ハーヴェスト・ムーン」


ラベル・味・つまみのイメージをつなぎ合わせて辿り着いた音はニール・ヤングの「ハーヴェスト・ムーン」。

レコードを小さな音でかけて、月を眺めながら豊穣を喜び感謝する。

思いを込めて「豊年」を呑む。



*****

【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】

             

加藤さんより恐らく10年瓶熟のもの

米飴のような香ばしい甘みがあり、素朴な島酒という印象。
一般酒30度の良い感じでの瓶熟具合でした。
前社長の記名を発見〜。

泡盛部 第八期33蔵目:豊年(渡久山酒造)レポート_e0155154_18481842.jpg
加藤さん、ありがとうございました!




【今日の竹内さん】今期も引き続き


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by awamoribu | 2019-09-14 18:51 | 豊年:渡久山酒造