泡盛部 第七期33蔵目:久米島(米島酒造)レポート
2018年 04月 13日
泡盛部 第七期33蔵目:久米島(米島酒造)レポート
参加人数: 11名
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=6 ✖️=4 無効=1
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):31点
◎お湯割(各自で作成):39点
◎ストレート:39点(ave.=3.5)
◎ロック:38点
*お湯割とストレートが同点ですが5点をつけた方の数でストレートを1位としました。
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・群馬県 (どこか土のふわっとした場所)
・山形県 飛鳥
・長崎県 五島列島
・鹿児島県
・富山県
・埼玉県
・東京都 日の出町
・宮崎県 西臼杵郡 日之影町
・北海道 函館(朝市)
・秋田県 本庄市(のラーメン屋)
・東京都 (小金井公園)
【料理・肴】ご参加者の願望
ホタテのクリーム煮、イカとワタの入った炒め物、魚の刺身、チャーハン、しろえびの軍艦巻寿司、アチャラ漬け、TKG、やきとん(ミソトッピング)、イカめんたい、ウニ、納豆オムレツ、納豆(丸いケースの安いやつ)
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1758595927538264
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
2PAC「カリフォルニア ラブ」、ファンカラティーナ、Perfume「wonder2」、Jamiroquai「When you gonna learn」、France Gall「poupee de cire,poupee de son」、松たか子「明日、春が来たら」、「夏の終わりのハーモニー」、北島三郎、「俺ら東京さ行ぐだ」、内藤やす子「思い出ぼろぼろ」
*****
【再録 第六期:久米島(米島酒造)レポート】
「誇りと反骨」
久米島の国指定天然記念物である「五枝の松」と久米島紬が描かれ、銘柄名もストレートに「久米島」。
島への愛と誇りが感じられる。
その上に書かれたアルファベットは「あれ?フランス語?」
これはどうも先代か先々代によるアメリカへの反発心から記されたものらしい。
おそらくフランス語表記がある泡盛のラベルはこれだけだ。
個性と主張の表れとしてこのままずっと残して欲しい。
「愛、そして手」
さて、味の方はというと、反骨精神というよりも愛。
島に抱かれているような包容力を感じる。
香りはとてもふくよかで、蒸米や茹でたてのトウモロコシのような甘い香りが広がる。
ほっくりとした甘さと軽い焦げ感は芋焼酎や麦焼酎に同系統のものが思い出される。
造り手の「手」を感じる優しい味わいだ。
水割りやロックでは草や青メロンのような香りもあり、時にバニラやカカオも現れる。
コクのある味と豊かな香りは古酒への導線を感じられ、一般酒としての満足度が高い。
「風をつまみに」
この酒を呑んでいると春のうららかな陽射しの下でのんびりと風に吹かれている気分になる。
野原や田んぼから流れてくる自然の草花や穀物、土の香りが鼻をくすぐる。
いっそ、その香りをおつまみにしてしまってもいい。
手のひらに丁度よい具合におさまる素焼きのコップにちょっとぬるい水割りを満たす。
水馴染みの良さを感じながら、こっくりこっくりと舌を濡らしながら喉へと流す。
「ちょいとつまんでさらりと流す」
一時間くらいぼーっと過ごしたら小腹がすいてくる。
ほろ酔いで暖簾をくぐった定食屋。
おひたしやきんぴらの小鉢をつまみに呑み直し。
この酒はガツっと腰を据えてというよりはあくまでもゆるやかに呑みたい。
スポーツ新聞片手に2杯呑んだらお茶漬けをさらり。
そんな具合に日常の隣にいつもくっついている存在だ。
さて。昼寝でもしよう。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】
【今日の竹内さん】おもむろに始まった新コーナー