泡盛部 第七期26蔵目:八重泉(八重泉酒造)レポート
2018年 01月 22日
泡盛部 第七期26蔵目:八重泉(八重泉酒造)レポート
参加人数: 8名
*今、気づきましたが、酒造・銘柄名含めて「8」が一杯でした!末広がり!
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=7 ✖️=1
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):29点(ave.=3.6)
◎お湯割(各自で作成):27点
◎ストレート:23点
◎ロック:26点
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・北海道 十勝平野
・大分県 別府温泉
・三重県 津
・東京都 (豊島園のプール・昼)
・北海道 野付半島
・東京都 赤坂
・福岡県 博多
・北海道 網走流氷観光砕氷船内
今回は、北か南か東京かという感じでしたねw
【料理・肴】ご参加者の願望
干し鱈、ナスの一本漬け、角煮、ケンタッキーフライドチキン、オニオンスライス、ピクルス@Hooters、フレンチフライ、海鮮弁当
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1673795492684975
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
My bloody valentine「sometimes」、Dream Theater「Surrounded」、Superfly「愛を込めて花束を」、「パラダイス銀河」、ハナ肇とクレイジーキャッツ「これが男の生きる道」、Steps「5.6.7.8」、Temptations「Standing on the top」、高倉健「網走番外地」
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【再録 第六期:八重泉(八重泉酒造)レポート】
「おとぎ話」
髭をたっぷり蓄えた「八重泉」の文字。
山吹色に緑の文字。
そこには、おとぎ話の絵本の挿絵のような郷愁感が漂っている。
島に伝わる昔からのお話。
おじいがゆったりとした口調で語るお話に耳を傾けて、緩やかに酔いの揺れに身を預ける。
ラベルを見ているだけで、そんな想像力が沸き立ってくる。
「味のピンポン」
さて。
お味の方はというと。
石垣島の泡盛としては先進的で特徴的な造りをしている。
常圧蒸留と減圧蒸留で造られたもののブレンドを基本とし、古風味を活かしつつも新世代に受け入れられる味を作り出している。
そのバランス感覚はとても優れていて、香り、味ともに常圧・減圧の両方の存在を感じる。
泡盛特有の穀物香があるかと思えば、口に含んでからの鼻に抜ける香りはフルーティー。
口当たりはソフトでライト。なのに広がりは香ばしい。
そしてビターになって余韻が続く。
まるで二人の演者が台詞を交わし合うように、右に左にと味の球が行き交う。
「つまみは大将」
この味のバランス感はある意味頭脳派だ。
頭の回転が良く、ユーモアと絶妙なタイム感を持って場をならしていく能力のある人のようだ。
そう、たくさんの注文を一気に受けても、メモも取らずに頭の中で処理し、的確に皿に盛り分けていく「おでん屋の大将」。
客が話に夢中になっていても、間違いなく注文した品を一つずつ、頃合いを見計らって皿にのせていく。
会話の腰を折らずに、それでも一言添えながら、酒と肴を小気味よく口に運ばせる。
もしも「八重泉」の味を熟知している人が「おでん屋の大将」だったならば、なんて楽しいだろう。
「八重泉」に合うつまみは「おでん」、、なのではなく、おでんを操る「大将」だ。
「今日、また明日」
そんな大将が仕事を終えて、片付けをしながらかけるのはボブ・ディラン。
今日も「八重泉」を呑みながら口ずさむ
「Like a Rolling Stone」
今日も1日を終えて感じる一期一会。
その一期一会の重なりが人生の泉となる。
ラベルに目を戻すと、まるでこの文字はボブ・ディランの顔のようにも思えてくる。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】