泡盛部 第七期19蔵目:宮之鶴(仲間酒造所)レポート
2017年 10月 07日
泡盛部 第七期19蔵目:宮之鶴(仲間酒造所)レポート
参加人数: 9名
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=4 ✖️=5
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):31点
◎お湯割(各自で作成):29点
◎ストレート:35点(ave.=3.89)
◎ロック:27点
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・福岡県 (どこかにあった市場通り)
・東京都 母島 評議平(小笠原)
・千葉県 安房小湊
・高知県 ひろめ市場
・京都府 嵐山
・秋田県 (田園風景の中で)
・新潟県
・神奈川県 鎌倉(鶴岡八幡宮)
・福岡県 博多
【料理・肴】ご参加者の願望
イルカを美味しく食べる方法で、トビウオのくさや、パッションフルーツ、ホタテの焼いたの、鰹の塩たたき、するめ&マヨネーズ、燻りがっこ、茶碗蒸し、銀杏、めんたいこ
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1570577666340092
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
タモリ「ソバヤ」、中島みゆき「糸」、トワエモア「誰もいない海」、キリンジ「エイリアンズ」、平井堅「CANDY」、METALLICA「one」、ザ・ブルーハーツ「トレイントレイン」、八神純子「ポーラースター」、ガガガSP「くそくらえ節」
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【再録 第六期:宮之鶴(仲間酒造所)レポート】
「石垣島の風が吹く」
誰もがほわっとした気分になる鶴のラベル。
泡盛三原色も若干ソフトな色合いになっていて、鶴のイラストと共に島のゆるい時間の流れを思い起こさせる。
この瓶があるだけで、そこには石垣島の風が吹いてくるようだ。
風に乗って飛んできた鶴が降り立ち、泡盛を盗み呑み。
ほのぼのとした様子。
ところで、鶴って石垣島にいるのかしら?
「”風”の味」
水割りの入ったグラスを鼻に近づける。
パワフルな香りが立ちのぼる。
土のようなニュアンスがあり、とても素朴な香りだ。
味もしっかりしていて、水割りにして「泡盛呑んでる感」が強い。
割燗では一転して、甘い香りが主張してくる。甘み→ほろ苦味の後にほのかにトロピカルフルーツが現れる。
ストレートの香りは芯が太くなる。しかしストレートの割に口当たりは優しくスムーズな入り口だ。
甘さ・香ばしさが口に広がり、アフターに若干のカカオも現れる。
ロックでは、香り・味ともに引き締まり、呑み口は良いがこうして呑み比べるとやや個性に欠ける。
呑み方により香りの変化が楽しめる。
そして味全体を通して感じられるのは、湿り気を帯びた風。
口に含むと島に連れて行ってくれるような”風”の味。
「低い視線で」
こんな味わいの泡盛は土の器で呑みたい。
ボトルを開けたら、初日はストレートをお猪口でちびちび。
冷たいお水をチェイサーに。
減った分だけお水を足して翌日は前割の水割り。
これは冷やさず常温で。
濃いめなら大きめのお猪口、薄めなら湯呑みで。
そしてまだ残ってたら、適量の水を加えて冷蔵庫に。
3日目は冷えた薄めの前割り第二弾を陶製のタンブラーで。
冬場はやかんのお湯を携えて、お湯とお酒で差しつ差されつしながら湯呑みに注いで楽しみたい。
テーブルじゃなくてちゃぶ台。
イスじゃなくて直座り。
低い視線で腰を据えて呑りましょう。
「しみたもの」
つまみには「すき焼き」。と言っても、すき焼き鍋を使った煮物のようなもの。
具にはすき焼きモノを一式の他に練り物やお芋なんかも。
肉じゃがでもいいんだけど、鍋から直接つつきたい。
それも熱々じゃなくて、冷めて味がしみたもの。
少し濃いめの味付けが「宮之鶴」の香ばしさとがっぷり四つで相見える。
ストレートでちびちびもよし、水割りでもぐもぐもよし。
お口直しにおひたしなんかの小鉢を添えて。
お腹も満たされ、ほろ酔い気分でゴロンと横になる。
目を瞑ると昔のことがとりとめもなく瞼に浮かんでは流れていく。
ゆるいラベルと風の味。
のんきな中にも少しだけ、憂いの味がする。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】
今週はありませんでした。
★10月1日で泡盛部は「9周年」となりました。
11月2日(木)に周年祭はしますが、思いつきでちょっとだけお祝いを。