泡盛部 第七期13蔵目:時雨(識名酒造)レポート
2017年 08月 18日
泡盛部 第七期13蔵目:時雨(識名酒造)レポート
参加人数: 17名
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=13 ✖️=2 無効票2
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):66点
◎お湯割(各自で作成):58点
◎ストレート:66点
◎ロック:70点(ave.=4.12)
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・兵庫県 淡路島
・東京都 (下北沢の地下にあるバー)
・福岡県 (縁側)
・東京都 代々木公園
・静岡県 下田
・東京都 (神楽坂にあった居酒屋「時雨」)
・山梨県 富士山五合目
・石川県 金沢市東茶屋街
・山形県 庄内地域
・千葉県 (ディズニーシー)
・兵庫県 西宮(競艇場)
・鹿児島県 奄美大島
・北海道
・長野県 安曇野(わさび農場の水車を見ながら)
・高知県 高知市
・神奈川県 野毛
・青森県 (田舎の家)
・東京都 下北沢(スズナリ)
【料理・肴】ご参加者の願望
世界の山ちゃんの手羽先、煮卵のチーズ味噌漬けを合わせて、冷やしトマト、トムヤムクン、金目の煮付け、伊勢海老、奈良漬、チーズとナッツの盛り合わせ、治部煮、山わさび、燻製枝豆、トマトとモッツァレラとルッコラのサラダ、塩辛、山羊チーズ、焼き鳥、おにぎり、いなり寿司、チョコレート、安兵衞の屋台餃子、渋めの料理、鍋、いも
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1526192850778574
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
エルビス・コステロ「She」、昭和初期の音楽、UB40、サザンオールスターズ、ビートルズ「ヘイ ジュード」、
サザンオールスターズ「ツナミ」、福山雅治「Squall」、小林太郎「Armour Zone」、小田和正「夏の終わり」、
アリス「チャンピオン」、戸川純「好き好き大好き」、ブランキージェットシティ、ちあきなおみ「喝采」、Kool& The Gang 「summer madness」、オフコース「秋の気配」、吉幾三、山口百恵「ひと夏の経験」
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【再録 第六期:時雨(識名酒造)レポート】
「雨の泡盛」
ベタな話だが「雨の日に呑む泡盛は?」と問われれば「時雨」と答えてしまうだろう。
何のひねりもない答えだが、「時雨」を口にすると納得してもらえるのではないだろうか。
「雨のち涼風」
水割りを作って、香りを嗅ぐと、亜熱帯のフルーツを思わせる甘い香りと麦のような香ばしさ、そして
古風な泡盛に薫るしいたけ香。
湿り気を帯びた空気感に潜む「古風味」が香りからだけでも感じられる。
口に含むと全体的に甘さが広がりつつも、アフターには辛味が出て、すっきりとさせる。
しとしとと降る雨が果実に潤いを与え、降り終えた後にカラッとした風が熟れた果実の香りとともに
吹き抜けるようだ。
ボリューム感のある味でありながら、うだうだしていない。
昨晩から続く雨に、「今日はゆっくり呑もう」と思ったら、思いがけず爽やかな夕方がやってきた。
そんな味わいだ。
「雨音は酒を美味くする 」
ロックに切り替える。
香りの印象は水割りに近い。
そして味わいには芯の強さを感じさせる、ストレートに負けない存在感がある。
雨脚は強い。
地面から跳ね上がるのが目に浮かぶ。
そんな雨模様を窓から眺めて一献。
ひんやりとした口当たりの後に広がる甘さ。そしてゆっくりとやってくる辛さ。
口の中で転がしていくと出て来るビターな響き。
雨粒が屋根や空き缶、木々に当たる音、車が水しぶきをあげる音、様々な雨の音を
BGMにして口に含んでは転がす。
粘性の高いアルコール感が妙に大人びた気分にさせる。
大体において、雨音っていうのは酒を美味くする。
雨の日にはベタに「時雨」を選んでほしい。
そして「雨」を感じながら、「時」とゆっくり戯れるのがいい。
「潔く」
雨の日に「時雨」を呑むならば、つまみというより小腹を満たすものがいい。
蒸しパン、万頭、栗や芋の和菓子など。
パクッと食べあげてから、また呑む。
トイレに立ったついでにパクッと。
そしてほどほど呑んだら、素麺やお茶漬けをさらっと食べて寝る。
潔くそんな感じがいい。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】