もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期36蔵目:菊之露(菊之露酒造)レポート

泡盛部 第六期36蔵目:菊之露(菊之露酒造)レポート



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日時:2016年11月9日

参加人数:10


菊之露の創業は昭和3年。宮古島で現存する蔵のうち最も古い蔵です。
創業したのは和歌山出身の中尾氏で、蔵の名前も当初「中尾酒造場」でした。
その後昭和40年に下地氏が蔵を買い取り、現在の菊之露酒造となりました。
蔵の規模は大きく、島外でもとても人気があります。
菊之露ブラウンは沖縄県の居酒屋の定番泡盛と言っても過言ではありません。


飲み方人気ランキング:

1位:ロック(4票)

2位:水割り(3票)

3位:割燗(2票)

4位:ストレート(1票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「宮古の重鎮」


「菊之露」のラベルを見ると、”王道”という言葉が思い浮かぶ。

プロレス界で”王道”を謳った全日本プロレス。

その総帥ジャイアント馬場が入場時に纏う赤いガウンが脳裏に蘇る。


宮古島の泡盛の質を高めることに尽力したという菊之露酒造の先代。

確かにその味わいはまとまりがあり、芯がある。

パワフルかつやわらか。


そういえばこの酒造には「親方の酒」という銘柄がある。

まさに、信頼のおける「親方」という風情だ。



「安定感


宮古島の泡盛は総じて柔らかい印象がある。

その中で「すっきり系」「ふっくら系」「ドライ系」など、蔵ごとにベクトルがそれぞれに向かう。

「菊之露」はふくよかで甘みのある「ふっくら系」と言えよう。

ふっくらと言っても、厚みのある筋肉にまとわれた安定感のある体型のようなタイプ。


前割にした水割りは、水馴染みがとても良く、水割りとは思えぬ豊潤な香りとほのかな香ばしさを伴う甘さが感じられる。

面白いことに、水割り➡︎割燗と呑み進めた後のストレートはとても軽く感じられる。

そこに氷を入れると味がパキッと引き締まり、甘さと香ばしさがまた引き立ってくる。


割燗やストレートでは辛さの要素もあるのだが、総合的な印象としてはやはり甘みの方が強く、

泡盛の味わいとしての安定感は腰が低くどっしりとした感がある。



「タッグかライバルか」


こういう味となると真っ先に浮かぶ肴は「揚げ物」だ。

天ぷらでもいいし、フライでもいい。

しかし、味の対峙の仕方は変わってくる。


天ぷらならば、湯呑みに入れた水割りと共に。

天ぷらを口に運ぶ。

塩をちょこっとつけた衣から、中の具へと歯が届く瞬間に混じり合う旨味の共演。

その余韻漂う中へ差し込む「菊之露」。

甘みがありながらも蒸留酒特有のアルコール感が油分をさっぱりとさせて、新しい味のレイヤーが生まれる。

息のあったタッグチームのようだ。


フライならば、ロックグラスでロックを。

熱々のフライに甘めのソースをどろっとかける。

サクッとした衣の隙間に流れ込むソースが具と衣を一体化させる。

そこにキリッと冷えたロックの「菊之露」が割り込む。

肉弾相打つ戦いが口の中で繰り広げられる。

一進一退の攻防は「名勝負数え唄」の如く。

良きライバル関係のようだ。


組んで引き立つ関係か、戦って煌めく関係か。

どちらも楽しめる酒と言えよう。


「2枚看板」


「菊之露」にはロックバンドが似合う。

それもVoとGの2枚看板のバンドだ。

単体(酒)としての存在感もありながら、2人(酒と肴)になることで存在感がグンと増す。

現役の日本バンドでは、まだまだこの人たちでしょう。

ヒロト&マーシー

全身で訴えかける一本筋の通ったこの人たちのロックで乾杯。


ザ・クロマニヨンズ「ナンバーワン野郎



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「肉体派」


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

Facebookページのアルバム

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by awamoribu | 2016-11-14 19:21 | 菊之露:菊之露酒造