泡盛部 第六期4蔵目:宮の華((株)宮の華)レポート
2015年 12月 24日
日時:2015年12月17日
参加人数:15名
伊良部島にある2蔵のうちのひとつになります。
創業は1948年(昭和23年)、当初は島の共同事業でした。
こちらの蔵の最大の特徴は、杜氏さんを始め、女性が多く働いているということです。
現在の社長も女性です。
第2回アワモリ・アワードのラベル部門で優秀賞となり、
合宿の際にお会いすることができました。
ラベルの裏側に「ありがとう」の文字が印字されているのも特徴的です。
飲み方人気ランキング:
1位:水割り(7票)
2位:ロック(4票)
3位:ストレート(3票)
4位:割燗(1票)
*****
「火傷するよ」
個人的な印象だが、宮古の酒は水馴染みが良い。
酒自体の味に厚みがあり、水で割っても存在感がある。
どの飲み方も、香りからも感じられるふくよかな甘みがファーストアタックに来るが、
それが即座に辛味・苦味へと変貌する。
色気に騙されて、痛い目を見るような。
一位に選ばれた水割りは後口の辛さが、口の中をさっぱりとさせる。
口に含んだ瞬間は甘いと思うが、そうではないことに気づき、もう一口を誘う。
個人的にお勧めのロックは甘さが際立ち、辛味が少し穏やかになる。
水割りのとんがった印象が10代なら、ロックは角が取れ始め、まとまりを持った30代。
どっちもいい女だが、甘くみちゃいけない。
「アジアの市場」
この酒の感じなら、刺激的な味が合うだろう。
タイカレー、ヤムウンセン、生春巻き(w/スイートチリソース)、スパイシーな鶏肉やホルモン、燻製香や発酵臭のある曲者系ともバチバチといい感じのぶつかり合いを楽しめそうだ。
市場のような賑やかな場所で、ガンガン飲んで、ガンガン喋って、ストレス発散!みたいな時の一本だ。
「振り回されちゃおう」
ヴィヴィッドな赤で彩られたラベルは情熱的な女性のエネルギーを感じる。
しかし、その裏側に「ありがとう」の一言。
激しい人ほど、思いやりがあったり、情に脆かったり。
静と動が行ったり来たり。
そんなこの泡盛にピッタリの、熱さとクールネスの備わった楽曲がスージーよりリクエストされたこの曲。
「ちゃんと言わなきゃ愛さない」
https://www.youtube.com/watch?v=2pdoqnes4ZU
男はこういうのに弱いのね。
「今日の泡盛を一語で表すと・・」
これはもう、そのまま「ありがとう」で。
いえいえ、こちらこそ「どういたしまして」。
*****(text by 梅田竹松)
当日の様子
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