もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部(宮之鶴):仲間酒造所

【ぶらり 泡盛 渡り鳥】
・日時:2010年3月11日
・参加人数:16名
・銘柄:宮之鶴(みやのつる)
・おつまみ:かりんとう なめこ鍋 パルメジャンチーズ+クラッカー デーツ 落花生

第44回目は、仲間酒造所さんの「宮之鶴(みやのつる)」。
石垣島の最後、6蔵目です。

鶴が瓢箪から酒を飲むかわいらしいラベル。色合いは泡盛3原色ながら、POPな印象です。
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*このラベルは、限定流通品ラベルです。
通常は商品名が漢字で表記されています。
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キャップは共通タイプ。
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生産量の少なさでは、トップ3に入るかと思われる商品で、当然流通も少なく、プレミアム商品まではいかずとも入手困難なアイテムです。ご夫婦二人の経営で、一時期は後継者問題で蔵の存続があやぶまれたそうですが、現在は甥っ子さんが入られた様子。今後どのように展開していくかはわかりませんが、ひとまず無くならずにすみそうな事は嬉しい限りです。
希少性もありため、改めてじっくり味わえる今回のテイスティングも楽しみ。さてどんな印象か。


★ストレート:ふくよかでフルーティーな香り。ふわっとやさしい香り。泡盛らしい蒸し米の風味。すっきりとした飲み口で、甘さを感じるが、後に辛みやほのかな苦味が表れる。香ばしさもある。甘さと辛さの同居具合が特徴的。「ラベルは可愛いのに味は可愛くない」という意見もあり。

★ロック:香りはやや引く。ひやっとしてすっきり感が出るが、甘みの広がりが大きい。しかし、やはり辛みで締まる感じ。穀物系の香ばしさが浮き立ってくるのも面白い。

★水割り:ストレートの時の香りがやや薄まる感じ。「甘みが出る」と「苦味が出る」という意見が両極端に。
割る比率の問題か? 大体評価の低い水割りだが、「しっかり主張があっておいしい」や「薄まった、という印象がないのは珍しい」といった意見が出たのは興味深い。

★お湯割り:甘い香りが強くなる。味わいも丸くなり、飲みやすくなるが、反面、個性が消えてしまうという意見もあり。


前回・前々回、とクセの強い味だったこともあり、少しおとなしい印象もあるが、「甘み」というワードが多く現れるのはやはり石垣島の特徴と言える。
クラシックな泡盛らしい味わいに、どこか懐かしさを感じ、あたたかさを感じる。
手造りの温もりのようなものが、ラベルにあるほのぼのとした印象とシンクロする。

・・・FOOD・・・

今回のフードは、青森・田子の「ピリ辛なめこ」をつかった鍋。
かつおだしで煮た白菜と人参に、しょうゆ味のなめこを投入。とろっとした鍋に。
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ちょっと具材が少なかったので、細かく刻んだ油揚げとお豆腐を投入。
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さらに長ネギのザクギリを投入。
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うどんが欲しかったですねぇ。

その他、新入部員のT美ちゃんの差し入れの落花生。
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パルミジャーノとクラッカー、デーツの実。
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かりんとうとの相性は、広くOKな感じで、特にベストマッチやワーストも見受けられませんでした。
石垣の泡盛とは結構相性が良いようです。


合わせたいお料理・肴・・・
揚げ出し豆腐。高野豆腐、パエリア、餃子、酢豚(パイナップル入り)、豚バラの煮物、青魚、トロピカルなパイナップル料理、イカの刺身、小さめの小龍包、豚の角煮、呼子のイカ、佐世保バーガー

今回も色々挙がりました。何でも合いそうという意見も多く、刺身も焼き魚も中華もトロピカルもジャンクもあるような、雑多な居酒屋メニューに対応できる泡盛と言えそうです。
どんなお料理にも合うので「これ出しておけば大丈夫」的な安心感のある泡盛と言えるでしょう。

近年流行のフルーティーなライトタイプの泡盛とは反対方向(?)のベクトルで「気軽・いつでもOK・なんでも合う」という優れものではないでしょうか。


・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
ザ・カーズ、B52's、畠山美由紀、種ともこ、レディ・ガ・ガ、PSY-S、山下達郎、ボビー・コールドウェル、フィル・コリンズ、ジェネシス、ピーター・ガブリエル、クレイジーケンバンド、吉幾三、アラニス・モリセット、フリッパーズ・ギター、カジヒデキ、BOOM、エレクトロ系、JAZZ、「おしりかじり虫」など・・

女性よりも男性という意見にまとまり、それもちょっと男臭い方向。
上記のラインナップから考えると、クレイジーケンバンドか。
と、かけてみたところ、やや強い感じ。
で、次にかけたこちらがFIT。
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一世を風靡した「昭和歌謡ブーム」、その流れの中で、「歌謡スカ」というジャンルを確立したWhat's LOVE?のシングル。
(当時、クレイジーケンバンドの横山剣氏とは、和田アキ子の名曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』で競演もしました。)
サーフロックっぽいフレーズを組み込んだこの曲は、イントロにぐっと引き付ける力があり、かけた瞬間に皆が「ん!?」と音に気を留めたのが印象的でした。

一時期の隆盛は無いにせよ、いまも昭和歌謡や昭和アイドルの歌謡曲は根強く支持されています。
そこにはどこか温かみがあり、心に馴染む何かがあります。
それは先述した「宮之鶴」の味やラベルに感じる「ほのぼの感」や「大丈夫感」に通ずるものがあるかと思うのです。


さて、鶴と言えば渡り鳥。
各地に降り立っては過ごし、そして去っていく。
その季節、その地に順応していっときの生活を送る。

人間で考えれば、放浪の旅のようなものである。
各地にぶらりと降り立って、その場その場で人に出会い、その地の食べ物を食べて行く。
どんな地でも人や食に馴染んで楽しむ気質。
そんな順応性。
これもまた「宮之鶴」の食べ物との相性のよさに通ずるものがあると思うわけです。


本当の渡り鳥は生活するのに大変でしょうが、こと「人」で考えてみると渡り鳥というイメージはどこかきままなムードが漂います。
それは、「渡り鳥」という言葉に昭和を感じるから。
昭和歌謡が心に馴染むのは、サウンドもありますが言葉の要素が強い。
イメージの共有感が強いのだ。
そう、この場合「渡り鳥」と言えば小林旭、とピーンと来てしまうのである。


じゃあ、音楽は小林旭といきたいがそうは行かなかったので、まるで「ギターを持った渡り鳥」のようなヴィジュアルのWhat's LOVE?のこのPVを、宮之鶴を飲みながらどうぞ。







★必読:部員Aさんによる泡盛部レポート ”裏”公式ブログ!?
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-263.html
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by awamoribu | 2010-03-18 02:17 | 宮之鶴:仲間酒造所