もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期45蔵目:瑞泉(瑞泉酒造)レポート



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日時:2017年2月23日

参加人数: 7名


瑞泉酒造は1887年(明治20年)、当時は喜屋武(きゃん)酒造場として創業しました。
瑞泉酒造という名になったのは1957年のことです。
泡盛をあまり飲んだことがなくても「瑞泉」は知っているという人も多い蔵です。
「瑞泉」を代表銘柄とし、戦前の黒麹菌を使って蘇らせた「御酒(うさき)」
麹を三日間はわせた「三日麹ゴールド」 、日本酒のように精米した「びぎんのしまー」
その他にもいろいろなタイプの泡盛を商品化しています。


飲み方人気ランキング:

1位:水割り(3票)

2位:ストレート(2票)

2位:前燗(2票)

4位:ロック(0票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「ブランドを高める魅力的なデザイン」


歴史も古く、泡盛界で上位の出荷量を誇る瑞泉酒造さん。

コアなファンも多く、知名度も高い、泡盛界を代表する銘柄の一つ。


爽やかな青が主体のラベルは沖縄の酒というイメージへと導きながらも、なぜかアメリカも想起させる。

よく見ると龍は少々とぼけているし、爪をあしらった紋章のようなものもあったりと、遊び心がちりばめられている。

そのままTシャツやグラスなどのノベルティに映える魅力的なデザインは、「瑞泉」というブランドを高めている大きな要因の一つではないかと思う。



「古酒への期待感を抱く


「瑞泉」というと辛口という印象が強いのだが、今回は少々趣が違った。

香りはとても優しくフラワリー。麹の甘酒のようなお米の香りもあり、とにかくとてもホッとする心地よい香り。

口に含むと麦のようなほくっとした丸い味わいがあり、それが緩やかに焦がし麦のような苦味へと変わっていく。

あまりシャープな辛さはなく、どの呑み方でも優しい印象だ。

香りの中にバナナ香が潜んでいたり、余韻にわずかな酸を感じたりと、そのまま古酒にしてみたくなる、そんな期待感が高まる味だった。


「泡盛の中の母性」


今回の「瑞泉」には泡盛の中での母性的な側面が感じられた。柔らかく包容力があり、安心感がある。

この印象だと食べ物も自然と優しい方向へと向かう。


大根や里芋の煮物、山菜の天ぷらや青菜のおひたし。

日々の暮らしの中でホッとできるひと品。

体の淀みを流し、内側から温めてくれる自然の恵み。活力よりも癒し。

そう、泡盛は「癒しの酒」だということを思い出す。


「雲海の宴」


さて、改めてラベルを眺める。

描かれた龍の気分になって呑んでみよう。


ここは雲海。太陽色のお膳に盃をおく。

泉の如く湧き出る酒を盃に満たしては口に運ぶ。

雲に乗って流れてくる肴をひと品つまんではまた盃を満たす。


太陽の恵みをたっぷり浴びた酒と肴でお腹も太陽色を帯びてくると、

目元はとろりと溶け出し、話もちんぷんかんぷん。

ゆるやかに漂う雲海に身を預けて夢の宴はどこまでも続く。


「怪獣音頭」(from 「帰ってきたウルトラマン」)


頭の中に廻るのはお気楽なこんな音頭。

怪獣の説明が続くこの音頭。

二頭の龍が酒を呑みながら掛け合いのように怪獣薀蓄を交わしているようだ。

ちゃんちゃん。



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


男性的な印象があった「瑞泉」だが、今回は女性的な印象を受けた。

実は違う詰め日のものを開けて飲み比べてみると、それはいつもの男性的な印象だった。

「瑞泉」の中には2頭の龍がいるってことで、今日の一語は


「双頭」



*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1358707730860421



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# by awamoribu | 2017-03-02 11:28 | 瑞泉:瑞泉酒造
泡盛部 第六期:総括会11

2015年11月にスタートした「泡盛部 第6期」。
第44回を終えたところで11回目の総括会を開催。

「第6期総括会レギュレーション」
1.レギュラー4回が終わるごとに「総括会」を開催。
2.「総括会」3回が終わるごとに「中総括会」
3.「中総括会」4回が終われば「大総括会」を開催します。

日時:2017年2月16日
参加人数:10名

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第41回から44回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。
(ただしブラインドテイスティング)

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものの順位」と「ラベルデザインの好きなものの順位」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

今期11回目の総括会となる乾杯のお酒は、、、、
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本島・与那国・宮古・石垣と4つの島のブレンド。
なんとなく石垣島の酒っぽい口当たりでしたが、ちょっと苦味があり、4つの島がぶつかり合っているような感じでした。


今回エントリーの4種をテイスティングし、各自1〜4位のランキングを決めていきます。


【エントリー酒】

龍:金武酒造
守禮:神村酒造
一本松:北谷長老酒造工場株式会社
請福:請福酒造
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投票が終わったら、銘柄公開&投票結果発表!
1位:5点 /2位:3点 /3位:1点で計上

※今期は1位のみの発表と致します。

【味部門】
第1位:守禮:神村酒造:31点

【ラベル部門】
第1位:龍:金武酒造:41点

味部門では「守禮」が第2期以来久しぶりの勝ち上がり。比較的票が拮抗した今回、1位票の多さで切り抜けた格好でした。
堅実派のイメージのある「守禮」。おめでとうございます!
ラベル部門は、ダントツ。安定の人気で、3回目の勝ち上がりです。

フードタイム。
当日の様子はこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1343358709061990

最後に「仕次ぎの儀式 」。
各泡盛を200mlずつ甕に入れていきます。
先日の周年祭で甕をまとめたので、今期の甕は以前「忠孝酒造」さんより寄贈いただいた甕。
泡盛部的には「3番甕」というものになります。


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「おいしくなーれ!」っと!
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ようやく本島の酒が中総括会へ進出!
次はどこが勝ち上がるのか!?










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# by awamoribu | 2017-02-17 14:15 | 総括会

泡盛部 第六期44蔵目:請福(請福酒造)レポート



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日時:2017年2月9日

参加人数:16名


請福酒造は1949年(昭和24年)、「漢那(かんな)酒屋」として創業しました。
1983年に初めての減圧蒸留の泡盛を発売、これが「請福」のブランドの始まりのようです。
その後1992年に請福酒造と社名を変更しています。
ラインナップの多い請福さんですが、泡盛の他にもリキュールが豊富で
柚子、生姜、グレープフルーツ、コーヒーリキュール、もちろん梅酒も造っています。
近年は相当リキュールの販売に注力しています。


飲み方人気ランキング:

1位:ロック(5票)

2位:ストレート(4票)

2位:前燗(4票)

4位:水割り(3票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「エネルギーーー」


ヴィヴィッドな色彩はブラジルやジャマイカのカラーを思わせる。

石垣島の眩しい太陽の下に鮮やかに実る稲穂。

エネルギーの発散されているこのラベルには元気の源が詰まっているお酒を言う印象を受ける。

近年、アグレッシブに実験的な商品を生み出している請福酒造さんだが、基本であるこの一般酒のラベルからもそんな姿勢が窺い知れる。


「あれれ??


石垣島と言えば、「直火地釜蒸留」。

その蒸留方法からくる独特の風味には、ある一定の共通項が感じられる。

そんなイメージを持って、鼻を近づけ、口に含んでみると、一瞬「あれれ?」となる。


豊かな香りはとてもフルーティーで、青リンゴや若いメロンのようだ。

そう、減圧蒸留のような爽やかな香り。

そして、口に含むと、優しくスムーズな飲み口に、すっきりとした舌心地。

その後に、幾らかの香ばしさ、辛み、苦味へと続いていく。

ストレートでもアルコールの強さを感じず、特にロックや水割りでは初心者にもすっと受け入れられるであろう優しさと爽やかさがある。


「蔵の舵取り」


請福酒造さんは、減圧蒸留の商品を最初に出した蔵だそうだ。

先述のアグレッシブな商品展開には、当然泡盛文化の存続に対する危惧があると思われる。

どのような形であれ、入り口として泡盛に触れてもらうこと、消費してもらうことはとても大切なことだ。

変わらずに守るべき伝承部分と変化・進化・対応をしていくことで存続を重視する部分。

時に舵を振り切ることも必要であり、その舵取りによる方向性の打ち出しは蔵によって違ってくる。

一概に「直火地釜蒸留」と言う手法を取っていても、様々な工程や環境によって、その蔵の出す味・カラーは全く違うものになる。

この10年位というのは、本当に一つの過渡期で、ほんの数年前とは味の印象が全然変わっている蔵が幾つかあるように感じている。蔵のカラーというのは一朝一夕に周知されるわけではない。

今回、この一般酒からも近年の請福酒造さんの方向性が改めて垣間見られた気がする。


「元気注入!」


さて、こうしたすっきり系の味の場合、おつまみには「さっぱり」か、「こってり」かに分かれる。

減圧風なタッチはあるものの、アフターの辛みや苦味、ほのかな穀物香などを加味すると、ここは「こってり」で。

それを「請福」でリフレッシュさせるというのが良さそうだ。


中華系のトロッと甘みの効いたタレを使った肉料理。白身魚やイカを揚げて甘酢餡かけで、など。

口の中に広がる脂の旨みを堪能した後に、「請福」を呑んでリセット。

お次の一品へと向かう。

そして、締めには「おこげ」。これで決まりだ。


「I wanna ROCK!」


ラベルを見ていて思い浮かんだのがTwister Sister.

派手派手メイクとオバカなハードロック、PVも面白いのでアグレッシブに呑み食べ笑って、元気出していきましょう〜!




「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「元気」



*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1341901042541090


この日は、部員の奥野さんから貴重な6種飲み比べセット(2000年に発売されたもの)、請福酒造の座安さんから新商品を3種類の差し入れがありました。(アイテムは上記アルバム参照)

レギュラーの会でありながら、豊富なラインナップで贅沢な会でした。

奥野さん、座安さん、ありがとうございました。




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# by awamoribu | 2017-02-16 13:05 | 請福:請福酒造