もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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【沈黙の泡盛】

・日時:2009年3月12日
・参加人数:14名
・銘柄:残波(ざんぱ) 
・おつまみ:かりんとう はまり升(短冊醤油) 越後米菓「ふんわり名人」 カバヤ「生キャラメル」 花畑牧場「生キャラメル バナナ味」 銀杏 サラミ チョリソー チーズ マルメロのジャム

第12回目は、比嘉酒造さん。
おそらく、全国で最も売れている泡盛【残波】。
通常みかけるのは25度の通称「残白(ざんしろ)」ではないかと思いますが、
いつものように600ml30度の一般酒で部活開始。

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キャップは銘柄入りのオリジナルタイプ。やっぱり銘柄入りの方が楽しい。
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★ストレート:香りはやわらかでフルーティー。口当たりはライトで甘みを感じる。ストレートな甘み。アフターにはシャープな辛味を感じる。突出した印象はないが、お酒としてのバランスのよさは感じる。「香りもよく、甘みがあってすごいおいしいと思ったのに、コメントが出てこない・・・。」という意見があり、とても印象的。

★:ロック:香りは控えめになる。きりっとシャープになり、「味の輪郭がはっきりする」や「とげがなくなりまろやかになった」というポジティブな意見と、「薄くなる」「ボディーがなくなる」「特筆するところがない」などのネガティブな意見が半々。

★:水割り:香りはかなり引っ込む。「水との溶け合い方がよい」「すべてがふくらんだ感じ」というポジティブ派が少数。「うすくなる」「味がなくなる」「気持ちゼロ」といった酷評が多い。

★:お湯割り:お湯割りでも香りがあまり立たない。味の面では「甘みが増す」「お酒らしさを感じる」「長く呑むならこれ」という意見と「淡くなる」「くせがない」「ぼやける」という意見と半々。

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さて、この泡盛、前述したようにおそらく泡盛として最もポピュラーなもののひとつです。
おそらく、一般的には「のみやすい」という表現で括られると思います。

この「のみやすい」という言葉。
はたして本当に褒め言葉なのかと疑問に思います。

泡盛を飲まなかった人が「これならのみやすい」と言って飲むことは、泡盛界にとって本当に良いことなのかどうかと思うのです。(これはすべての酒に言えます。)
何でも「昔ながらの・・」がよいわけではなく、「個性が強い」ことが一概によいわけではありません。
作り手も時流に合わせていかねばならないことがあると思います。
そのベクトルがどちらに向かうかは、作り手さんの考え方なのでなんとも言えませんが、どうも「のみやすい」と括られるものには作り手さんの思いのようなものを感じづらい・・・。

作り手の温もりのようなものを感じないと、イマジネーションの広がりが生まれません。
それでも何かを探ろうとして悩んでしまい、妙に「沈黙」の時間が流れるテイスティングタイムでした。

ちなみに、音楽のセレクトの中で、初めて「無音」という意見が出ました。



かりんとうとの相性では、「塩みつ」「五穀入り塩みつ」への票が多かったです。あまりガツンとした味のものだと泡盛とのバランスが悪くなってしまうので、塩みつのやさしい味は相性がよいのでしょうね。


・・・FOOD・・・

今回は、「銀杏」と「チーズ」というのが決まっていたのですが、たまたまフランスから「サラミ」と「チョリソー」が届いたので、それをメインに持っていくことに。

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差し入れも充実。

部員Kさんが、並んで買ったという「花畑牧場の生キャラメル」の限定品:バナナ味。

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「昔の消しゴム(香りつき)の匂いがするー」ということで満場一致。あららら(^^;。


進入部員のCさん(謎のローソン部の部長)から

「ふんわり名人」の新作:みたらし団子味とカバヤの「生キャラメル」
(それと升本屋の「はまり枡:短冊醤油」)
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この生キャラメル、パッケージが斬新。
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常温保存可能の「生キャラメル」。??なにが「生」なのかようわからん。
でも、キャラメルジャムのようでなんだかとてもおいしかったです。

部員Sさんからは、白ソーセージ。
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「残波に合うかと思って」とのセレクト。確かに良い意味で淡白な味わいがグッド。レモンとかかけるとなおよいかもしれませんね。

そしてメインのサラミ&チョリソー。
パリにある「バスク地方の食材屋さん」のもの。これ、本当に本当に超おいしいです。

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ほんと上がります。
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実はこのサラミ、第1回目の部活にも登場してます。
http://awamoribu.exblog.jp/i2/
↑このころは記事が超短い!


(あ、当初メインのはずだった「銀杏」と「チーズ」の写真がなかったです・・・)

・・・MUSIC・・・

さて、先述のように「無音」という意見まで飛び出た「イメージ音楽」も難航。

出た意見は、海の音、銀杏を煎る音、来生たかお、大瀧詠一、セルジュ・ゲンズブール、ジャクソン5、QUEEN(「オペラ座の夜」)、ダブ、スチールドラム、沢田研二(「時の過ぎ行くままに」限定)など

なんとなく困惑気味の空気だったので、ここはわかりやすくQUEENにすることに。
恥ずかしながら、名盤「オペラ座の夜」を所有しておらず、ベスト盤で。

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QUEENの曲は、よーく聞くと本当に不思議な音楽です。
色んな要素が折り重なっているのに、聞こえてくるのは耳馴染みのよいフレーズ群であり、フレディーの特徴的な声とメロディー。
シンプルに聞こえるのに、実は聞き飽きない秘密が散りばめられているのだと思います。

「のみやすい」ということにも、そんな秘密が隠されていたら素敵ですね。


”必読おすすめ”
部員Aさんのブログ:
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-88.html

部員Sさんのブログ:
http://expe.exblog.jp/11087043/
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# by awamoribu | 2009-03-16 01:52 | 残波:比嘉酒造
2008年10月にスタートした「泡盛部」。
第11回を終えたところで2回目の総括会を開催。

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第8回から11回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものベスト3」と「ラベルデザインの好きなものベスト3」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

スタートはいつもどおり穏やかに。
総括会の説明やタイムテーブルなどを発表。
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この時のBGMは、部員Aさんセレクトにより、泡盛部初のクラシック。
今回のテーマのひとつが「春を感じる」というところからヴィヴァルディの四季より「春」でスタート。
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ちなみにこのアルバム、ヴィヴァルディの「四季」とアルゼンチンタンゴの巨匠ピアソラの「四季」をコンパイル。4+4ということで[eight seasons]というタイトルになっています。クレーメルというバイオリニストによる
面白いつくりのアルバムです。

クラシックがかかると背筋が伸びるというか、厳かな気持ちになるというか、「総括会」の儀式感を高めてくれました。
次回からも総括会のテーマ曲としてかけようかと思います。

乾杯をして、テイスティングをスタート。
今回のお酒とその時に選ばれた音楽はこちら↓

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前回の総括会を経て確認したことは、「音による味のリマインド」。

「この酒を飲むとこの音を思い出す」とか「この音を聞くとこの味(酒)を思い出す」とか、そんな楽しみ方が出来る気がしている。

なかなかピンポイントで「曲=味」とはいかないまでも、「この酒にはやっぱこの音の方が合うなぁ」というレベルではあらためて感じることができた。

たとえば、『轟』を飲みながら心地よく「ジミヘン」を聞く。ちょっと油断して次の『萬座』を注いでしまい、口にしたら、なんかしっくりこないのである。

それが『龍』だったら、さほど違和感を感じなかったかもしれない。
「ジミヘン」と「ツェッペリン」、近くはないが遠からずだからである。

「音と味」の関係性については、ますます関心が高まるばかりである。

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今回もフードは持ち寄り。
500円以内で「春を感じる」をテーマにして、お手製のものからいただきものまで色々。

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飲んで食べてひと通りしたところで、「仕次ぎの儀式」へ。
今回は4種類なので、3人くらいずつで共同作業にて。
なんだかとても嬉しくなります。
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そして栓を閉じたら、「おいしくなりますように」のおまじないをする。
これ大切。
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そして、もうひとつのイベントがこちら。
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そう、【泡盛アワード】!
前回の総括会(第1回から第7回まで)での投票結果を発表。

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投票してもらった各部門のベスト3を、1位(5点) 2位(3点) 3位(1点)として集計。それを参加人数で割った数値にて決定します。

第1回から第7回までで

「おいしかったもの」1位は・・・・・「照島」 (2位:かねやま 3位:常盤)

「ラベルデザインの好きなもの」1位は・・・・・「まるた」 (2位:まるだい 3位:常盤)

総合では・・・第1位:「照島」 第2位:「かねやま」 第3位:「常盤」「まるだい」 が選ばれました!

48蔵終了時点でどのような結果になるか、いまから楽しみです。

そして宴もたけなわ、みんな笑顔でわいわいと夜は更けていきました。
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さて、次は本島中部の5蔵に入ります。
どんな味、おつまみ、音楽、笑顔と出会えるのでしょうか。

最後に、いま話題のこの野菜↓

アイスプラントと呼ばれるこの野菜↓

塩水で育てるため、そのままでしっかり塩味のこの野菜↓
(ちなみに普通の野菜は塩水では育ちません。)

何度も何度も写真を撮ったのに何故かうまく撮れませんでしたが、なぜかジミヘンを背景にしたら
こんなに素敵(?)に!

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ジミヘンは泡盛にも植物にも活力を与えてくれるのですね。

必読!:部員Aさんのブログはこちら↓
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-80.html
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# by awamoribu | 2009-02-28 23:19 | 総括会
【THE MATSUFUDI CONCERT~マツフヂ コンサート】

・日時:2009年2月19日
・参加人数:9名
・銘柄:松藤(まつふぢ) 
・おつまみ:かりんとう 酒粕 チーズ オレンジチョコ つぼ漬け オリーブ入りフォカッチャ

第11回目は、崎山酒造廠さん。
泡盛好きの方にも人気の高い崎山さん。
最近は黒糖酵母を使い、ラベルも印象的な「赤の松藤」が人気です。
泡盛部はいつものように一般酒。
基本の銘柄は【松藤】。

味を見る前に、ラベルに仕掛けがたくさん。
意外とおちゃめです。

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一見オーソドックスな泡盛三原色(赤・青・黄)です。
シンプルですが、まとまりのあるデザイン。
それと、楕円形にカットされたラベルがかわいらしい。

よく見てみると・・・
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「ジ」じゃない。
「ヂ」です。

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↑これはなに???
なんかかわいいけどなに???


しばし思案してみると・・・
「サキ山(崎山)」と判明。
ちなみにこのマーク、特に他の商品には見当たらない。
もったいない。もったいなさ過ぎる。こんなにキュートなのに。

裏を見ると、ちゃんと酒造りの特長を明記。
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そつがない。


キャップには、独特の色調の青。
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「松藤ブルー」と命名。

さて、ルックスだけでこんなに語れるのだけれど、その前に「崎山酒造廠」の「廠」とは??

「廠」とは、「所」や「場」とほぼ同義で建物という意味。
なぜ、この字を当てたかという点については、、、どうも「かっこよいから」らしいです。
(すみません、裏は取っていませんので、違っていたら申し訳ございません)

このゆるさ、「ヂ」とか「サキ山マーク」とかに通ずる愛らしさだと思ってしまいます。

テイスティングの前に十分楽しませていただきました。


★ストレート:ゆっくりと広がる豊かな香。栗のような甘い香。すっきりとして水のようにするりと入る飲み口にあとに、甘みや香ばしさが広がる。すっきりと爽やかな印象という意見は飲み口のよさ故か。余韻に、焦がし麦のような苦味を若干感じる。

★:ロック:香の印象が変わる。爽やかな印象に。やわらかな甘みの感触が薄くなり、辛口の印象に。
インパクトに欠けるという意見と、味が広がるという意見と。複雑な味がコロコロと、という表現も。
穀物やカカオの風味が高まるという意見も。

★:水割り:控えめだがやわらかく素朴な香に。水とのなじみがよく心地よさがあるが、反面ソフトすぎてまったりとし過ぎてしまうという意見も多数。

★:お湯割り:香ばしい香がたち、一様に「ほっとする」「安心する」という意見。水同様、お湯にもなじみがよい。甘みも程好く、後味にもくどさがなくて軽やか。


好みが様々にわかれ、おもしろい結果に。ランキング的にはストレートとお湯割りが人気だが、どの飲み方にも表情があるため、飲んだ人それぞれの感じ方が全然違う。

かりんとうとの相性で、面白いことに「お湯割り&黒糖かりんとう」の意見が圧倒的に多かった。
味の濃いものに対応しうる骨のある味という風に解釈。


・・・FOOD・・・

今回のテーマ食材は「酒粕」。
板状の酒粕をアレンジして合わせてみました。
関西で、酒粕を焼いて砂糖醤油をつけて食べるということを伺ったので、まずはそれから。

フライパンで焼いて、少し焦げ目をつけて
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黒砂糖と醤油(弓削多純生吟醸しょうゆ)をかけて
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次は、カチョカバロ・チーズをのせて
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これに、醤油をかけて、というのが今日のベストでした。


部員Aさんのご提案食材、つぼ漬けたくわんと和えて
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一緒に食べると粕漬けのような風味になってGOOD。

チーズとのアレンジをオリーブオイルをかけてピザ風に。
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そして、やりすぎか!?チョコレート(オレンジ風味)とチーズの挟み焼き。
(イメージとしては、もんじゃ焼き屋さんにある「あんこ巻き」でしたが・・)
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口直しに、部員Aさんお手製のフォカッチャ。
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みなさん、「一年分の酒粕消費量を一日で食した」と。
おいしかったのか、おいしくなかったのかわかりませんが、妙にぐるぐるとしたテンションの上がり具合に「酒粕」が寄与したことは否めないと思われます。

ですが、酒粕のアレンジには可能性が秘められているような気がしました。
酒粕自体を主役にするのではなく、味と味の間に挟むような使い方をすると一味違うおつまみとして世界が広がるのではないかと思うのでした。

かりんとうとの相性は、先述の「黒糖」と、人気が高かったのが「生姜」。
生姜最強!という意見も出るほど。


その他、あわせたい料理・肴で挙がったのは、ぽん酢で生牡蛎、生タコのしゃぶしゃぶ

・・・MUSIC・・・

酒粕効果で妙な回り具合で出てきた意見は、まったりサイケ、春っぽいクラシック、ビッグバンドJAZZ、カッティングのきいたギターロックなどでしたが、、、
この一枚に一同賛同

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1975年1月24日 ケルンで行われたキース・ジャレットのインプロヴィゼーション・ソロ・コンサート。
コンサートの前に街を彷徨い、その街の空気を吸収し、感じるままに発散したという音の粒、音の結晶。

インプロビゼーションは、非常にパーソナルな音楽で、マスターベーションになりがちでもある。
けれども、逆をかえせば、それをどう解釈するかという自分なりの楽しみ(それもある意味マスターベーションか・・)方をも携えている。

投げかけて、受けとめて、それを感じあうことが音楽にも酒にも通ずる楽しみ。
【松藤】の味は、ストレート・ロック・水割り・お湯割と、それぞれにそれぞれの表情をもっていて、その感じ方はひとそれぞれ。
一期一会を切り取ったキースのコンサートにマッチした泡盛でした。


”必読おすすめ”
部員Aさんのブログ:
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-66.html
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# by awamoribu | 2009-02-23 23:52 | 松藤:崎山酒造廠