もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期34蔵目:轟(ヘリオス酒造)レポート


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日時:2016年10月20日

参加人数:11


ヘリオス酒造さんの「轟」。こちらは30度の三合瓶が商品化されていないため20度の商品です。ヘリオス酒造の創業は1961年(昭和36年)ラム酒の製造からでした。
泡盛の製造が始まったのがその後の1979年になります。
現在はスピリッツ、ウィスキー、リキュール、地ビール、発泡酒、そして泡盛の6つの製造免許を持ち、さまざまなお酒を製造しています。泡盛の代表銘柄は樫樽貯蔵の「くら」。
「轟」は、 かつて存在していた名護酒造所の泡盛「轟」をベースに復刻した商品だそうです。
キャッチコピーは「普通の上等」


飲み方人気ランキング:

1位:水割り(7票)

2位:ストレート(4票)

3位:割燗(0票)

3位:ロック(0票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「文化を識る」


沖縄本島北部には「20度」文化があるらしい。

一般酒といえば一般的に30度というのが泡盛知識の王道。

しかし、ヘリオス酒造さんでは30度の一般酒を出さずに、北部文化の20度でこの「轟」を出している。

実は「轟」は、かつてあった名護酒造所の銘柄復刻。

そこに歴史と文化を識る


「○


多くの人がこのラベルにレトロを感じるだろう。

このデザインが醸し出すレトロムードは、泡盛としてだけでなく、昔のビールや清酒、焼酎などにも通じるムードだ。

泡盛ラベルの王道要素がバランス良くまとまっていながら、そう感じるのは、おそらく「トドロキ」というカタカナ4文字。

妙にこの4文字が胸をキュンとさせる。


地域独自の文化や蔵の歴史に思いを馳せて、レトロラベルを眺めながら一口、盃を傾けよう。


「ヤワキリ」


度数が低いわりに水割りの伸びが良い。

甘みを含んだ柔らかさと、ほのかな香ばしさが口の中で渦を巻く。

そして頃合いを見て、アルコールの辛さへ切り替わっていく。

リセットして、次の一口を含むとまた柔らかく包まれて、キリッと終わる。


ストレートでは不思議と水割りよりも口当たりが水っぽく、味の腰が弱く感じる。

しかしこれは逆に危険。

冷やして呑んだらくいくい行けてしまいそう。

危ない危ない。

水を加えることによって、本来の旨味が呼び起こされるかのようだ。


ちなみにロックにするとぐっと甘みが立つが、やや面白みに欠ける。

割燗は水割りの良さそのままに温度が上がるので、寒い時期には魅力を増すだろう。



「アレのアテ」


食の相性レンジが広い泡盛だが、実は日本酒に合うものには若干弱い。

一番は刺身。

もちろん沖縄にも刺身はあるが、本当は漬けにするとかカルパッチョにするとか、一手加える方が良いと思う。


そして珍味。こちらも沖縄のものを除くと日本酒に敵わぬものが多い。

しかし、この「轟」は、そのコンプレックスを克服できる一酒であろう。


あえて日本酒に対抗することもないが、健康上の理由で蒸留酒を呑んでいる日本酒好きの方には良いのではなかろうか。


「裏の裏は表」


レトロなラベルに日本酒のニュアンスとなると「和モノ」の音といきたいところ。

でもそれではなんだかつまらない。


この酒には柔らかい湿度の異国の風を感じるのだ。

ということでひとひねり。

お箸の上手な外国人が日本酒のように呑む泡盛。

というイメージ。


クレモンティーヌ「Tensai BAKABON」



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「ひねり」


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

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by awamoribu | 2016-10-27 13:14 | 轟:ヘリオス酒造

泡盛部 第六期33蔵目:八重泉(八重泉酒造)レポート

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日時:2016年10月13日

参加人数:12


1995年(昭和30年)に創業、91年に現在の丘の上に移転し、八重山では最も近代的な施設を有しています。
代表銘柄の「八重泉」は常圧蒸留と減圧蒸留をブレンドし、飲み口の良い泡盛となっています。
他に樽貯蔵の「八重泉」、常圧蒸留の「黒真珠」が主な銘柄です。
他にハブ酒やパイナップルワインなどの製造もしています。

2016年の合宿にて、ご訪問をさせていただきました。


飲み方人気ランキング:

1位:水割り(5票)

2位:割燗(3票)

3位:ストレート(2票)

3位:ロック(2票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「おとぎ話」


髭をたっぷり蓄えた「八重泉」の文字。

山吹色に緑の文字。

そこには、おとぎ話の絵本の挿絵のような郷愁感が漂っている。


島に伝わる昔からのお話。

おじいがゆったりとした口調で語るお話に耳を傾けて、緩やかに酔いの揺れに身を預ける。

ラベルを見ているだけで、そんな想像力が沸き立ってくる。


「味のピンポン」


さて。

お味の方はというと。


石垣島の泡盛としては先進的で特徴的な造りをしている。

常圧蒸留と減圧蒸留で造られたもののブレンドを基本とし、古風味を活かしつつも新世代に受け入れられる味を作り出している。

そのバランス感覚はとても優れていて、香り、味ともに常圧・減圧の両方の存在を感じる。


泡盛特有の穀物香があるかと思えば、口に含んでからの鼻に抜ける香りはフルーティー。

口当たりはソフトでライト。なのに広がりは香ばしい。

そしてビターになって余韻が続く。


まるで二人の演者が台詞を交わし合うように、右に左にと味の球が行き交う。


「つまみは大将」


この味のバランス感はある意味頭脳派だ。

頭の回転が良く、ユーモアと絶妙なタイム感を持って場をならしていく能力のある人のようだ。

そう、たくさんの注文を一気に受けても、メモも取らずに頭の中で処理し、的確に皿に盛り分けていく「おでん屋の大将」。

客が話に夢中になっていても、間違いなく注文した品を一つずつ、頃合いを見計らって皿にのせていく。

会話の腰を折らずに、それでも一言添えながら、酒と肴を小気味よく口に運ばせる。


もしも「八重泉」の味を熟知している人が「おでん屋の大将」だったならば、なんて楽しいだろう。

「八重泉」に合うつまみは「おでん」、、なのではなく、おでんを操る「大将」だ。


「今日、また明日」


そんな大将が仕事を終えて、片付けをしながらかけるのはボブ・ディラン。

今日も「八重泉」を呑みながら口ずさむ

「Like a Rolling Stone」


今日も1日を終えて感じる一期一会。

その一期一会の重なりが人生の泉となる。


ラベルに目を戻すと、まるでこの文字はボブ・ディランの顔のようにも思えてくる。



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「転」


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

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by awamoribu | 2016-10-20 15:17 | 八重泉:八重泉酒造
今年もやります!東京泡盛会!

東京アワモリーム vol.3TOKYO AWAMORI PARTY in KINSHICHO」開催



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来る11/4(金)に第三回目となります「東京泡盛会」を開催致します。

今回の会場は“東”東京、錦糸町の「すみだ産業会館 サンライズホール」です。

今回のテーマはズバリ!

『泡盛好きの大宴会〜いちゃりばちょーでー、みんなでゆんたく』

泡盛好きは皆兄弟、親戚の集まりのような宴を開きます!

ライブあり!泡盛の女王来場!蔵元さん多数!

イベント詳細&チケットご購入はPeatixにて受付中

http://tokyo-awamori.peatix.com/

細かな情報は「東京泡盛会 Facebookページ」をご覧ください

https://www.facebook.com/tokyo.awamori/

****

東京泡盛会 presents トーキョーアワモリーム vol.3

TOKYO AWAMORI PARTY in KINSHICHO

日時:114日(金) 開場18:00 / 開宴 18:30 / 閉宴 20:30

参加費:3000(+500円程度のフード1品をお持ち寄りください)

前売のみ (当日券はありません) 販売締切 10/31

会場:すみだ産業会館 8階サンライズホール (JR錦糸町 南口 駅前1分 丸井8階) 墨田区江東橋3-9-10

LIVE:ヤンバラー宮城

Welcome Drinkは「島ハイサワー!」by 博水社

「泡盛の女王」来場! 蔵元さんも多数ご来場!抽選会もあります!

****

問合せ:東京泡盛会 事務局 (東京 世田谷 升本屋 内)担当:梅田 知行

03-6904-6331 (11:00-19:00) / 世田谷区北沢5-35-21 (笹塚駅徒歩5分)

共催:沖縄県酒造組合 / 協力:博水社・泡盛部・琉球泡盛航空


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by awamoribu | 2016-10-20 13:29 | パーティー
泡盛部 第六期:総括会⑧

2015年11月にスタートした「泡盛部 第6期」。
第32回を終えたところで8回目の総括会を開催。

「第6期総括会レギュレーション」
1.レギュラー4回が終わるごとに「総括会」を開催。
2.「総括会」3回が終わるごとに「中総括会」
3.「中総括会」4回が終われば「大総括会」を開催します。

日時:2016年10月6日
参加人数:12名

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第29回から32回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。
(ただしブラインドテイスティング)

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものの順位」と「ラベルデザインの好きなものの順位」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

今期8回目の総括会となる乾杯のお酒は、、、、
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名前をつけるのを忘れてしまいましたが「クメニコマルカ」です。
甘い口当たりから渋い香ばしさに変わり、ほろ苦さで終わるという4種の個性が混合してました。

今回エントリーの4種をテイスティングし、各自1〜4位のランキングを決めていきます。


【エントリー酒】

萬座:恩納酒造所
沖之光:沖之光酒造
忠孝:忠孝酒造
宮之鶴:仲間酒造所
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投票が終わったら、銘柄公開&投票結果発表!
1位:5点 /2位:3点 /3位:1点で計上

※今期は1位のみの発表と致します。

【味部門】
第1位:宮之鶴:仲間酒造所:31点
(※同点銘柄がありましたが、ブラインドボトルを開けてみて量が減っている方になりました)

【ラベル部門】
第1位:宮之鶴:仲間酒造所:40点

今期非常に多い「味&ラベル」ダブル受賞。
ラベル部門で圧倒的な人気を誇る「宮之鶴」が味部門で初の勝ち上がりです。
同点銘柄もある激戦でしたが、皆で話し合った結果、ブラインドボトルを開けてみて量が減っている方
というルールになりました。
今回の4銘柄の中では明らかに個性が引き立っていましたが、中総括会ではどのようになるか、
今から楽しみです。

フードタイム。
当日の様子はこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1201697176561478

最後に「仕次ぎの儀式 」。
各泡盛を200mlずつ甕に入れていきます。
先日の周年祭で甕をまとめたので、今期の甕は以前「忠孝酒造」さんより寄贈いただいた甕。
泡盛部的には「3番甕」というものになります。
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4銘柄並んでの写真を撮り忘れてしまいました・・・。


「おいしくなーれ!」っと!
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またまた「島の酒」が中総括会へ進出!
次はどこが勝ち上がるのか!?

おまけ
第6期「ロッキー」のポージングも残り少なくなってきました。
そして珍しい。最後まで部長紅一点。
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by awamoribu | 2016-10-07 12:02 | 総括会

泡盛部 第六期32蔵目:宮之鶴(仲間酒造所)レポート

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日時:20169月29日

参加人数:12


仲間酒造所は1948年(昭和23年)、宮良湾を望む地に創業しました。
ラインナップは基本的には宮之鶴のみ。
おなじみの鶴のラベルは創業当時からのものだそうです。
※泡盛部では(株)サンドリンク限定流通ラベルのボトルを使用しております。)

その生産量はとても少なく、古酒として貯蔵することも限られています。

一時は存続も危ぶまれていましたが、現在は後継者が黙々と静かに仕込んでいます。

2016年の合宿にて、泡盛部アワモリアワード「ラベル部門」2年連続大賞の表彰をさせていただきました。


飲み方人気ランキング:

1位:ストレート(5票)※2位:4票

2位:水割り(5票)※2位:2票

3位:割燗(1票)

3位:ロック(1票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「石垣島の風が吹く」


誰もがほわっとした気分になる鶴のラベル。

泡盛三原色も若干ソフトな色合いになっていて、鶴のイラストと共に島のゆるい時間の流れを思い起こさせる。


この瓶があるだけで、そこには石垣島の風が吹いてくるようだ。

風に乗って飛んできた鶴が降り立ち、泡盛を盗み呑み。

ほのぼのとした様子。

ところで、鶴って石垣島にいるのかしら?


「”風”の味」


水割りの入ったグラスを鼻に近づける。

パワフルな香りが立ちのぼる。

土のようなニュアンスがあり、とても素朴な香りだ。

味もしっかりしていて、水割りにして「泡盛呑んでる感」が強い。

割燗では一転して、甘い香りが主張してくる。甘み→ほろ苦味の後にほのかにトロピカルフルーツが現れる。

ストレートの香りは芯が太くなる。しかしストレートの割に口当たりは優しくスムーズな入り口だ。

甘さ・香ばしさが口に広がり、アフターに若干のカカオも現れる。

ロックでは、香り・味ともに引き締まり、呑み口は良いがこうして呑み比べるとやや個性に欠ける。


呑み方により香りの変化が楽しめる。

そして味全体を通して感じられるのは、湿り気を帯びた風。

口に含むと島に連れて行ってくれるような”風”の味。


「低い視線で」


こんな味わいの泡盛は土の器で呑みたい。

ボトルを開けたら、初日はストレートをお猪口でちびちび。

冷たいお水をチェイサーに。


減った分だけお水を足して翌日は前割の水割り。

これは冷やさず常温で。

濃いめなら大きめのお猪口、薄めなら湯呑みで。


そしてまだ残ってたら、適量の水を加えて冷蔵庫に。

3日目は冷えた薄めの前割り第二弾を陶製のタンブラーで。


冬場はやかんのお湯を携えて、お湯とお酒で差しつ差されつしながら湯呑みに注いで楽しみたい。


テーブルじゃなくてちゃぶ台。

イスじゃなくて直座り。

低い視線で腰を据えて呑りましょう。


「しみたもの」


つまみには「すき焼き」。と言っても、すき焼き鍋を使った煮物のようなもの。

具にはすき焼きモノを一式の他に練り物やお芋なんかも。

肉じゃがでもいいんだけど、鍋から直接つつきたい。

それも熱々じゃなくて、冷めて味がしみたもの。


少し濃いめの味付けが「宮之鶴」の香ばしさとがっぷり四つで相見える。

ストレートでちびちびもよし、水割りでもぐもぐもよし。

お口直しにおひたしなんかの小鉢を添えて。


「砂浜」by 杏里


お腹も満たされ、ほろ酔い気分でゴロンと横になる。

目を瞑ると昔のことがとりとめもなく瞼に浮かんでは流れていく。

ゆるいラベルと風の味。

のんきな中にも少しだけ、憂いの味がする。



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「朴訥」


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

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by awamoribu | 2016-10-06 13:45 | 宮之鶴:仲間酒造所