もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期25蔵目:久米島の久米仙(久米島の久米仙)レポート
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日時:2016年7月21日
参加人数:13名

「久米島の久米仙」は沖縄本島から西に約100kmに位置する久米島にあります。
久米島に2つある蔵のうちのひとつです。
1949年に仲里酒造として創業しました。
銘柄は全て「久米島の久米仙」で、そのうち、「び」「ブラウン」「ブラック」「球美(くみ)」などがあります。
工場の規模は大きく、泡盛メーカーのうち売上高はトップクラスです。

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(7票)
2位:割燗(5票)
3位:ストレート(1票)
4位:ロック(0票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「髭文字の主張」

泡盛のラベルに多く使われている文字の一つ「髭文字」。
どしっと、2文字・3文字の存在感のあるものも良いが、「久米島の久米仙」は文字数が多い故に異彩を放っている。

この髭文字と「久米島の」とあるところから、島のお酒、島の泡盛という主張が伝わって来る。
泡盛界一の出荷量を誇る「久米島の久米仙」、一見チープな感じを受けるラベルだが、ベタなイメージの刷り込みにはこのくらいの分かり易い主張が良いのだろう。

こっそりとマイナーチェンジをしていて、バーコードや未成年注意書きを裏ラベルに持って行き、実はすっきりとしたデザインに切り替えている。
あなどれない。

「島の味はみんなの味」

味はほっくり甘め。そしてゆるやかに辛みが広がる。
島のお酒は比較的甘めのものが多いように思う。
先述のように出荷量No.1でありながら、どこかほのぼのとした素朴な味わいだ。

取り立ててひねりのある味わいではないが、呑んでてのんびりとする味。
特に水割りはそれが顕著。
冷めた割燗にもそれを感じる。
飲み飽きのしない食中酒として誰からも文句の出ない「みんなの味」という印象だ。

ロックでは少ししゃきっとするが、ロックという呑み方としてはやや平凡で面白みに欠ける。

「パクッと、グビっと」

そしてこういうのには、おでん、だろう。
色んな具材のエキスがしみ込んだ優しい味の、おでん。

大きな鍋から好きなものをちょいちょい選んで一口大に箸で刻んでパク。
そして、グビ。

口の中で具の味と出汁の旨みと酒の甘みが三つ巴で相見える。
お互いの味がくんずほぐれつからまってはトキメキあう。
どれも無駄な主張はしない。
優しくからみ合うのだ。

「潮騒のメモリー」

そしてこういうのにはブラウン管テレビの音がいい。
ドラマの再放送なんかが流れてると思わず見入ってしまって、おでんの具を箸でつまんだまま止まってたり。
ふと落としそうになって慌てて口に運ぶ。
そして、グビ。

ブラウン管の時代ではないけど、近年だとこれですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZhQJU4WQLcM


「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「のんびり」


*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム
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by awamoribu | 2016-07-28 19:17 | 久米島の久米仙:久米島の久米仙
泡盛部 第六期:総括会⑥

2015年11月にスタートした「泡盛部 第6期」。
第24回を終えたところで6回目の総括会を開催。

「第6期総括会レギュレーション」
1.レギュラー4回が終わるごとに「総括会」を開催。
2.「総括会」3回が終わるごとに「中総括会」
3.「中総括会」4回が終われば「大総括会」を開催します。

日時:2016年7月14日
参加人数:11名

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第21回から24回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。
(ただしブラインドテイスティング)

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものの順位」と「ラベルデザインの好きなものの順位」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

今期6回目の総括会となる乾杯のお酒は、、、、
乾杯酒を作るのを忘れてしまったので、粛々とスタート。


今回エントリーの4種をテイスティングし、各自1〜4位のランキングを決めていきます。


【エントリー酒】

多良川:(株)多良川
咲元:咲元酒造
神泉:上原酒造所
時雨:識名酒造

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投票が終わったら、銘柄公開&投票結果発表!
1位:5点 /2位:3点 /3位:1点で計上

※今期は1位のみの発表と致します。

【味部門】
第1位:神泉:上原酒造所:35点

【ラベル部門】
第1位:神泉:上原酒造所:37点

なんとなんと前回・前々回に引き続きまたもダブル受賞!
味部門では1位に選んだ人数がダントツ。ぶっちぎりでした。
アワード受賞銘柄や根強い人気のある銘柄の揃う中、こう言ってはなんですが、
予想外の結果に場内激震!
ブラインドの面白さが炸裂した会となりました。


フードタイム。
当日の様子はこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1133254630072400

最後に「仕次ぎの儀式 」。
各泡盛を200mlずつ甕に入れていきます。
先日の周年祭で甕をまとめたので、今期の甕は以前「忠孝酒造」さんより寄贈いただいた甕。
泡盛部的には「3番甕」というものになります。
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「おいしくなーれ!」っと!

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6期も早いもので半分終了。
近々、中総括会も開催。
次はどこが勝ち上がるのか!?
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by awamoribu | 2016-07-16 10:15 | 総括会
泡盛部 第六期24蔵目:時雨(識名酒造)レポート
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日時:2016年7月7日
参加人数:13名

識名酒造は1918年(大正7年)に首里鳥掘で創業、戦後から首里赤田に蔵を構えています。
泡盛の量り売りが通常だった戦後、最初に瓶詰めをして販売したのが「時雨」です。
瓶詰めをすることで銘柄・ラベルが生まれたということです。
泡盛部でも人気の現在のラベルはその頃からのものです。
唯一、100年以上の古酒を保有(非売品)している蔵元としても知られています。

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(7票)
2位:ロック(5票)
2位:割燗(1票)
4位:ストレート(0票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「雨の泡盛」

ベタな話だが「雨の日に呑む泡盛は?」と問われれば「時雨」と答えてしまうだろう。
何のひねりもない答えだが、「時雨」を口にすると納得してもらえるのではないだろうか。

「雨のち涼風」

水割りを作って、香りを嗅ぐと、亜熱帯のフルーツを思わせる甘い香りと麦のような香ばしさ、そして
古風な泡盛に薫るしいたけ香。
湿り気を帯びた空気感に潜む「古風味」が香りからだけでも感じられる。

口に含むと全体的に甘さが広がりつつも、アフターには辛味が出て、すっきりとさせる。

しとしとと降る雨が果実に潤いを与え、降り終えた後にカラッとした風が熟れた果実の香りとともに
吹き抜けるようだ。
ボリューム感のある味でありながら、うだうだしていない。
昨晩から続く雨に、「今日はゆっくり呑もう」と思ったら、思いがけず爽やかな夕方がやってきた。
そんな味わいだ。

「雨音は酒を美味くする 」

ロックに切り替える。
香りの印象は水割りに近い。
そして味わいには芯の強さを感じさせる、ストレートに負けない存在感がある。

雨脚は強い。
地面から跳ね上がるのが目に浮かぶ。
そんな雨模様を窓から眺めて一献。

ひんやりとした口当たりの後に広がる甘さ。そしてゆっくりとやってくる辛さ。
口の中で転がしていくと出て来るビターな響き。

雨粒が屋根や空き缶、木々に当たる音、車が水しぶきをあげる音、様々な雨の音を
BGMにして口に含んでは転がす。

粘性の高いアルコール感が妙に大人びた気分にさせる。
大体において、雨音っていうのは酒を美味くする。

雨の日にはベタに「時雨」を選んでほしい。
そして「雨」を感じながら、「時」とゆっくり戯れるのがいい。

「潔く」

雨の日に「時雨」を呑むならば、つまみというより小腹を満たすものがいい。
蒸しパン、万頭、栗や芋の和菓子など。

パクッと食べあげてから、また呑む。
トイレに立ったついでにパクッと。
そしてほどほど呑んだら、素麺やお茶漬けをさらっと食べて寝る。
潔くそんな感じがいい。

「魔法をかける音」

BGMは「雨音」でも良いが、あえて曲を選ぶのならば、
雨音を思わせるスティールパンの音とオリエンタルな懐かしみのある曲調の

ティンパンアレー「Yellow Magic Carnival」
https://www.youtube.com/watch?v=AbZnyhPmILc

この酒にぴったりのグルーヴ。


「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「湿り気」


*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
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https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1132609763470220
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by awamoribu | 2016-07-14 17:16 | 時雨:識名酒造
泡盛部 第六期23蔵目:神泉(上原酒造)レポート
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日時:2016年6月30日
参加人数:13名

神泉酒造は1947年(昭和22年)に、当時の島尻郡兼城村、現在の糸満で創業しました。
ここには湧水があり、泡盛造りに使われていました。
そこから主要銘柄の「神泉」という名前がつけられたそうです。
現在の上原酒造の特徴として「電子技法」があります。
工場にはあらゆる場所にマイナスイオンを付加する装置があり、
原料の米から貯蔵タンクまで管理されています。
近年は鑑評会にて過去5年のうち4回、金賞を受賞。酒質の向上が実証されています。

飲み方人気ランキング:
1位:ストレート(5票)
2位:水割り(4票)
2位:ロック(4票)
4位:割燗(0票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「桃源郷」

泡盛部で検証している一般酒のラベルの中で、個人的にはTOPクラスで好みのラベルだ。
紅型の美しさに東洋的な神秘さを併せ持ち、桃源郷という言葉が浮かんでくる幽玄なデザイン。
散りばめられた花や葉は、飛び交う蝶のようでもあり、酔いに身を任せて心地よく舞う様を表しているよう。
優美な酔いを期待させる。

「上等な金宮!?」

今回トップだったのはストレートだ。
正直、全体を通して「コレ」という強いインパクトは無い。
味わいは甘さと辛さ(苦さ)が右➡︎左へと流れていくような印象。
アフターの印象からすると、スッキリ系に分類されると思う。、

ストレートでは、口の中での変化のスピードが一段と速くなり、まるで甲類焼酎のような印象さえ受ける。
「上等な金宮」というコメントも飛び出した。

香りは練乳のような、濃厚なミルク&オイルの香り。
舌先では甘いのに、口に入るやいなやアルコールの絡みが蜘蛛糸のよう広がる。
しかし、その後、舌全体に膜をかけるようにほのかな甘みに包まれる。

ストレートから呑み始めると、これは刺激の強さのように感じるが、水割り、割燗から始めると、
これが刺激的な楽しさと感じられてくる。
水割りから始めた5期と今回は「ストレート」が選ばれ、ストレートから始めていた4期以前は「水割り」「お湯割」が選ばれていたところからそんな風に感じる。


「 がっぷり四つから往なし合う」

味わいは比較的スッキリ系だが、爽やかとかフルーティーとかというタイプとはまた違う。
そんな時のおつまみは??

うん、ここはいっそ味の濃いソース系のものが良い。
寄り添い合うとか、洗い流すとかではなく、がっぷり四つから左右に往(い)なし合う感じ。

洋食屋の単品料理、スペインバルのタパス(煮込み系)、祭り屋台フードのソース系。
ソースたっぷりのものや、ソースにうずまってる感じのものがいい。
3桁でおさまるリーズナブルな価格なのに手の込んだ一皿とガツンとぶつかってからの
右へ左へ。押したり引いたりをやりあう。
そう、ここはやりあうのだ。


「現実的」

さて、話はラベルに戻る。
このラベルを見ながら、飲んで浮かんだ曲はNirvanaの「come as you are」
https://www.youtube.com/watch?v=vabnZ9-ex7o

今回、ラベルからのイメージと味にはギャップがあった。
それ故にフードにもパンチ力を求めた。
僕のイメージより、味はもう少し現実的だったのだ。

桃源郷で舞っている自分。
しかし、なぜか身にまとっているのは普段着。

「そのままで来いよ」
期待なんてしないでくれよ。
それが一番心地よい酔いを得られる方法だぜ。
と酒が語ってくる。

サステインの効いたギターの音色とカート・コバーンの悲痛な声。
それは現実と幻を行ったり来たりしているよう。


「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「ゆらぎ」


*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
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by awamoribu | 2016-07-06 13:30 | 神泉:上原酒造所