もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期18蔵目:泡波(波照間酒造所)レポート
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日時:2016年5月19日
参加人数:16名

有人最南端の島、波照間島の波照間酒造所です。
竹富町に属する波照間島は、現在石垣島からの船でのみアクセスできます。
竹富町唯一の蔵がこの波照間酒造所で1952年(昭和28年)に島の共同事業として創業しました。
銘柄は「泡波」のひとつのみ。
生産量が非常に少ないため、島外にはほとんど流通していません。

今年も部員のYくんが、ご実家のツテを使って調達してくれました。
一升瓶を1本、ありがとう!

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(8票)
2位:ロック(6票)
3位:ストレート(1票)
4位:割燗(1票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「泡波の記憶」

泡波を初めて飲んだのはいつだったか憶えがないが、その印象は記憶にある。
ひと言で言えば素朴。

丸い甘みとほのかに焦がし麦のような香ばしさ。
牧歌的な味わいはのんびりとした島の暮らしを思い起こさせる
時の流れ、波のリズム、潮風の匂い、誰もが恋しく思う風景が浮かび上がる味。

水割りから飲み始めることで、この味の印象はより一層鮮明になる。
アルコールのとげとげしさがなく、柔らかい飲み口のまま甘みが口の中を覆い尽くす。

舌を回すと香ばしさが感じられ、残り香に焦げたような苦味が広がる。

「本来の顔は?」

過去のデータでは、2期:ストレート・3期:お湯割・4期:ロック・5期:水割り、という見事にその都度違う評価。
記事を読んでいると、詰め日や瓶の大きさによる違いなどの影響が見られる。

ただ、どうしても「泡波」に対する期待値や思い込みという心理状態の影響があることも否めない。
おそらく「泡波」を普通の一(いち)泡盛として飲めるのは、波照間島の宿でだけではないだろうか。
(行ったことないけど、、)

その時に呑む「水割り」は最も、その場の呑み方として適していると思う。
東京でこうして呑むのとは違う泡波の本来の顔を眺めてみたいものだ。

もちろん、その酒が生まれた地元で呑むのが一番美味しいことは、泡盛どれもに通づることだが。


「なーーんにもしない」

先述の牧歌的な風景。
この酒を呑むのには里山の緑と茶色が欲しい。
海の青よりも。

浜辺で呑むより庭で呑みたい。
遠くかすかに波の音。
ただ、それは風の音や鳥の声の隙間にかすかに聞こえる程度。

庭に出したロッキンチェアとサイドテーブル。
水と泡波。

つまみは昨日の夕飯の残り。
冷蔵庫に入れた残りの天ぷらとか、とうもろこしとかきんぴらごぼうなんか。
家には誰も居なくて、たまに野良猫が顔を出す。

なーーんにもしない。
なーーーんにもしない。


「トンネル抜けて」

時たま突風が吹く。
風の音か波の音か山の音か動物たちの唸り声かもしれない。
その音が聴こえた時に、この曲のフレーズが頭の中をこだまする。

https://www.youtube.com/watch?v=jkRU8rXSPU0

揺れているのか、揺らされているのか、どんとのリズムと泡波の味が呼応する。
庭を出て、トンネルを抜けて、どこかへ向かう。

「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「里」


*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム


https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1101178116613385.1073741959.239499919447880&type=3
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by awamoribu | 2016-05-26 16:33 | 泡波:波照間酒造
泡盛部 第六期17蔵目:まさひろ(まさひろ酒造)レポート
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日時:2016年5月12日
参加人数:11名

2015年、社名が比嘉酒造から「まさひろ酒造」に変わりました。
創業は1883年(明治16年)と歴史のある蔵です。
創業者は琉球王朝の料理長を務めていた比嘉昌続氏の子息昌文氏です。
戦争を経て首里の蔵は消失、その後与那原で再スタートさせたのは
三代目の昌廣(しょうこう)氏です。
現在の主要銘柄である「まさひろ」は、昌廣氏の名前から命名されています。
現在は糸満市に工場を構え、「泡盛まさひろギャラリー」を併設、
古く珍しい泡盛等の資料が揃っています。

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(9票)
2位:ロック(2票)
3位:ストレート(0票)
3位:割燗(0票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「朝」

朝起きたらピカーンだ。
カーテンの隙間から それはわかる。
カラッとしているように感じるのはエアコンのおかげで、外に出ると南国特有のむわっとした湿り気のある空気が待っているのだろう。
でもそれがここの喜び。

昨日はしこたま呑んだ。それでもこうして快調に目が覚める。
それがここでの酒の魔法だ。

さて、とりあえず冷蔵庫を開けてビールを飲もう。
そしてラジオをつけよう。

weather report! one hundred % PERFECT SKY!
水筒に半分ほど水を入れ、残りの半分は「まさひろ」

「昼」

午前中はビールで過ごそう。
散歩しながら木陰でベンチに座ってパラパラっと本をめくる。
少し歩いてまた読み進む。
短編小説を読み終えた頃、昼飯の時間だ。

最初に目に入った定食屋に入ることを決める。
換気扇の風に混じってこぼれてくるTVの音。
ジューッという炒め音。
店の脇で貝なんかを焼いてる音。

決定だ。

マカロニサラダ、唐揚げ、干物。冷やし中華、マーボ豆腐・・・・・。
品書きに目移りしてると、右下の方に泡盛(まさひろ)・・・・300円


「昼下がり」

そろそろいいかな。

背中のバッグでゆらりゆらり揺られ揺られた水筒仕込みの「まさひろハーフ」。
香り甘くて、味まるい。
膨れたお腹の隙間も難なく軽やかにすり抜けていく。

蓋を開けては一口。閉めてはまた開けて一口。
やんわりやんわりと酔いの舟に身を預ける。
これが醍醐味。「まさひろハーフ」

「夕暮れ」

陽が少し傾き始め、風が乾いてきた頃に浜辺でごろんとする。
海の家からわずかに聞こえる歌謡曲はキャンディーズ。
3人の声が右耳から左耳へと通り抜けていく。

コンビニで調達したカップ氷。
そこに注入「まさひろ」くん。
ゆるんだ味と胃袋が一緒に引き締まって、いい感じ。
ゴクゴクッと飲み干したら うつらうつら。
砂の抱擁と葉っぱの息吹。
酔いの船旅は続く。

「夜」

車通りの歩道、排気ガスをまとった湿気がTシャツを重たくする。
宿に着いたらまずは水筒をざっと洗う。
そして、小さなグラスに氷を一個。
朝、冷凍庫に突っ込んでおいた残りの「まさひろ」を注いでグイッと。

少し火照った身体の中を、とろりと足の先、指先まで伝わせる。
裸になってシャワーを浴びて、ろくに拭かずにベッドに身を投げ出す。
カーテンの隙間からネオンライトの点滅光。
サイドテーブルには、汗ばんだボトルの「まさひろ」

「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「連れ」


浜辺で流れてた曲はキャンディーズ「わな」
https://www.youtube.com/watch?v=6MJGW65xlrQ

*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1096806960383834.1073741958.239499919447880&type=3

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by awamoribu | 2016-05-19 19:19 | まさひろ:まさひろ酒造