もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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日時:2010年4月15日(木)
参加人数:7名
銘柄:「時雨 43度」 ・ 「春雨カリー 30度」 ・ 「やまかわ(名酒会限定品) 前割り 約15度」 ・ 「宮の鶴 前割り 約15度」


駒沢大学駅そば、ちょっと脇道に入ったところにある素敵なお店で(主に)フレンチと泡盛を合わせるという、
泡盛界に一石を投じる画期的な企画を敢行。

部長・小西が以前から店主と親交を深めていて、この企画にいたりました。
オーナーの倉田さん、シェフの関口さん、ご協力いただきありがとうございました。
http://r.gnavi.co.jp/e127200/

倉田さんによるブログ:http://ameblo.jp/confl/

まず、今回の企画については、打ち合わせの時点でフードメニューは特に「泡盛」ということを意識せずにとお願いしました。
泡盛部の大きな使命でもある「泡盛の可能性を広げる」という点では、失敗も成功の素。
無理して合わせるのではなく、合わせてみて発見することに重きを置き、これをステップに法則が見つかれば面白い、という趣向です。


ご用意いただいたメニューはこちら。

【AMUSE】
・レンコンのガレット
・ほうれん草とベーコンのキッシュ
・サザエの南仏バター焼き
・ホタテの人参マリネ
・筍のフリット

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【前菜】
・ホワイトアスパラと燻製メカジキの焦がしバターソテー ポーチドエッグ添え

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【肉料理】
・三元豚スペアリブ 黒酢赤ワイン煮込み

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【パスタ】
・ブリと青大根、フルーツトマトのペンネ

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【デザート】
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泡盛は、部活でも人気の高かった4銘柄。
43度・30度・15度(前割り)という形で変化をつけてみました。
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・時雨 43度 (識名酒造)
・春雨カリー 30度 (宮里酒造所)
・やまかわ 前割り 約15度 (山川酒造)
・宮の鶴 前割り 約15度 (仲間酒造)



・時雨 43度 (識名酒造)
・・・〇な意見:レンコン・サザエ・ホタテ・筍・メカジキ
・・・Xな意見:チョコ・アスパラ・サザエの後味を悪くする


・春雨カリー 30度 (宮里酒造所)
・・・〇な意見:サザエの肝・キッシュ・筍・パスタの野菜・レンコン・キッシュのチーズ部分・アスパラ
・・・Xな意見:ホタテ・チョコ・ペンネとは香りが合わない・サザエの後味を悪くする


・やまかわ 前割り 約15度 (山川酒造)
・・・〇な意見:ホタテ・アスパラ・ブリのペンネ・豚のつけあわせのほうれん草・メカジキ
・・・Xな意見:特になし

・宮の鶴 前割り 約15度 (仲間酒造)
・・・〇な意見:レンコン・キッシュ・サザエ・アスパラ・メカジキ・豚肉・ホタテの人参マリネのとこ・豚のつけあわせのほうれん草の根っこ
・・・Xな意見:ホタテ・アスパラ・ペンネ



度数の強いものは、本来食事にマッチングしづらいのですが、ガレットやフリット、キッシュなど火を通してあったり揚げていたりしていて、海鮮じゃないものとは相性がよいようです。
つまり、おつまみ的なもの。
春雨とサザエの肝は例外的だが、それゆえに面白い。

逆に度数的にはワインや日本酒などと同じくらいになる前割り(水割り)は、海鮮や野菜のマリネなどがよい。
しかし、海鮮でも生のものと焼いているものでは、やはり焼いている方が良いよう。
比較的、中庸な「やまかわ」とやや個性派の「宮の鶴」では、同じ前割りでも相性の意見が分かれました。

これは、仮にワインや日本酒と合わせてもままあることなので、ちゃんとその泡盛の特性を知れば充分に食事
と楽しめることが出来るかと思います。

総合的には思った以上にNGが少なく、ベストマッチングとはいかなくとも「これにはこれが合う!」という意見が飛び交っていたので面白かったです。

イメージとして、フレンチやイタリアンにはワインというのがありますが、それは意外と店の雰囲気や固定観念だけで、まったくのブラインドで合わせてみたら思いがけないマリアージュが感じられるかもしれません。

発見の多い、よい部活でした。
(下記、ご意見は様々ですが・・・)

【今日のひとこと!】
TU:部活の醍醐味! みんなが真剣に捉え語る楽しさ!

MK:もっともっとストイックにならないと!ベストマッチングを見つけるのは難しかった・・・けど面白かった!

EM:やっぱり、ザ・フレンチよりも創作系の方が泡盛には合うのかも。

MK:お店のメニュー構成(&コンセプト)が素晴らしい。日本の旬の素材を上品に仕立ててる。それが泡盛に絶好にマッチしたと思う。みほこ部長、ブラボー

JS:泡盛は合う!が、しかし、やっぱりワインを飲みたくなってしまうのはしょうがないよね。

NY:ワインは幸せになる。泡盛は現実に引き戻す。なんでしょうか?今日の食事にはワインが合うと刷り込まれているからなのか?

HN:味の濃いのには強いのを。薄いのにはやわらかいのを。でもやっぱ和風がいいかな。


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うかつにも、音楽についての検証を忘れてしまいました・・・。
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by awamoribu | 2010-04-20 22:26 | 遠征!
【酔わせておし舞い。】
・日時:2010年4月8日
・参加人数:10名
・銘柄:舞富名(まいふな)
・おつまみ:かりんとう オリーブとアンチョビとアスパラのピザ風なお焼き かじきの干物 長命草ちんすこう 世界の山ちゃんせんべい 

第47回目は、入波平酒造さんの「舞富名」。
与那国島、最後の3蔵目です。
与那国には「花酒」という60度の泡盛を造る文化があります。(酒税法上ではアルコール分45度以上はスピリッツとなります)
この蔵でも勿論、花酒は造っていて、さらにその花酒を古酒にするという取り組みをしています。

泡盛部ではいつも通り30度のもの。

インパクトは間違いなくNO.1のこのラベル。ヨナグニサンという30cm弱あるという蛾を大々的にフィーチュア。
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反面、キャップはこちらのプラスティックタイプ。
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花酒の蔵、蛾のラベル。
果たしてどんな味わいがやってくるのか!?


★ストレート:シャープでフルーティーな香り。生姜の香り、米の香りという意見も。香り以上に泡盛らしい香ばしい味わいで、甘みが最初にきて、すぐ辛味が来る。空気が入ると味にふくらみが出るという意見も。

★ロック:ストレートでほのかに感じられたアルコール香が消え、よりフルーティーな香りに。味わいは辛味が増して、ぴりっとした感じが出るが、味わい自体に厚みやはっきりとした主張を感じるようになる。

★水割り:香りは引いてしまう。濃い目に作る方がよいという意見が多い。やわらかな甘さとほのかな苦味のバランスがよくなる。

★お湯割り:アルコール香が立つが、お湯割らしい香り。意見はさまざまで、甘くなった、苦味が立つ、クセが増す、フルーティーになる、飲みやすくなるなどバラバラ。


まず特筆すべきは、石垣島からほぼ続いてきた直火蒸留ではないという点。
先に聞いていたからかもしれないが、直火の共通項ともいえる特長的な「甘さ」がさほど感じられなかった。
ラベルから期待するような強いインパクトは無く、全体的にすっきりした印象。


・・・FOOD・・・

今回のメインフードは、「イタリアンのような・・・」というテーマ。
オリーブとアンチョビとアスパラを(主に)使って「ピザ」のようなものを作ってみました。

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生地を作って発酵とかしないので、ピザではなくお好み焼きですね。
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ホットプレートに生地を流し、具を乗せていく。
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チーズをかぶせて、蓋するだけで出来上がり。
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まさに与那国が地元の部員Sさんが、帰省土産で買ってきてくれた「かじきの干物」のおつまみ。
噛むほどに旨みと塩みが出てきて旨い。炙ると香ばしくなりなお旨い。
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同じく「長命草ちんすこう」。最近はいろんな味のが出ているが、これは与那国だけだそう。こちらも旨い。
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部員Mさんが名古屋出張のお土産で買ってきてくれた「世界の山ちゃん 幻の手羽先風味 あられ」
幻の手羽先風味って・・・。うける。でも結構旨い。
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かりんとうとの相性:
すっきり味の泡盛ゆえか、黒糖系の甘さを欲するようで、黒糖やきび砂糖の受けがよかった。

合わせたい料理・肴:
魚の甘辛煮、干物、きんぴら、ペペロンチーノ、牛肉のバルサミコソースサラダ

あまり意見が出なかったのは、なんでも合いそうだからか??


・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
トム・スコット、ラリー・カールトン、渡辺美里、あがた森魚、チューリップ、上原ひろみ、加山雄三「夜空の星屑」、HIPHOP、グルーヴィーなもの、低音が弾けるもの、明るめの曲など

あまり傾向が見えない中、強くリクエストがあり、かけたのがこちら。
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「10代の教祖」と言われカリスマ的な人気を博した尾崎豊の3rdアルバム。
20歳の誕生日の前日に発売され、この発売のすぐ後に無期限活動休止をしNYに渡ります。

前2作に比べて、音楽性もバラエティーに富み、10代とは思えないような叙情的な作品も含まれている。
尾崎ファンには当時から人気だった「forget-me-not」が強いリクエスト。

「I LOVE YOU」や「OH MY LITTLE GIRL」にも並ぶ代表的なバラードで、
プロデューサーであり、鍵盤を担当している西本明氏もこの曲にはとても思い入れがあるそう。

静かなトーンから始まり、徐々に熱を帯びてくる尾崎の歌唱にどれだけの人が酔わされたことでしょうか。
陶酔しているような彼の歌い方には賛否両論分かれるところで、内容もとかく「反抗」に焦点が当てられることが多いですが、多くの曲にどこか寂しさを含んだやさしさが感じられます。

さて、この泡盛。
インパクトのあるラベルにはきっと相当賛否がわかれたことでしょう。
しかし、その味わいはすっきりとまとまりがあるやさしい味。

激しさから激しさを期待するよりも、激しさから優しさを感じた時に人の心は動くのかもしれません。
寒さ長引く春の夜に、尾崎に酔わされたか、舞富名に酔わされたか。


「forget-me-not」とは忘れな草のこと。
ちなみにこんなお花。
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季語は春なのだそう。

欧米諸国では、古来より友愛や誠実の象徴として広く親しまれ、アメリカ合衆国ではアラスカ州の州花にもなっている。(wikipedia)

泡盛は、友愛と誠実のお酒ですね。
48蔵制覇まであと1蔵。

★この日、部員Sさんより、泡盛仕込みの梅酒の差し入れもありました。
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必読!:部員Aさんの泡盛部公式「裏」ブログ
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-275.html
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by awamoribu | 2010-04-20 00:19 | 舞富名:入波平酒造
【「春がほんのちょっと好きになりました。」】
・日時:2010年4月1日
・参加人数:15名
・銘柄:与那国(よなぐに)
・おつまみ:かりんとう  韓国風麻婆豆腐 醤油乃実 ほたるいかの沖漬け 揚げ沖縄そば 塩胡麻ちんすこう 明石の煮だこ たこ焼き

第46回目は、崎元酒造所さんの「与那国」。
与那国島の2蔵目です。
与那国には「花酒」という60度の泡盛を造る文化があります。(酒税法上ではアルコール分45度以上はスピリッツとなります)
前回の「どなん」同様にこちらでも花酒は造っています。

泡盛部ではいつも通り30度のもの。

2年前にリニューアルしたというラベル。
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インパクトのある黒に金。龍に鳳凰。なんだか威圧的なラベル。

キャップはオリジナルタイプ
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キャップシールにはこんな文言。
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キャップを取ると下だけ残るよう切り取り線が入ってました。
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★ストレート:華やかな香。蒸し米の香ばしい香とフルーティーな香が同居していて、甘みのある良い香。香のコメントが多く、好印象な意見多数。口当たりはやわらかくすっきり。甘さが広がり飲みやすい、という意見が多い。辛口の印象という反対の意見も。

★ロック:香はやや引くが、ハイビスカスのような花の香が感じられる。「甘みが増す」という意見多数。すっきり感もあるので、バランスがよくなる。香草のような風味という意見も。

★水割り:「香は引くけど、味はしっかり」という意見から、「薄まってしまって良さがなくなった」など、賛否両論。ややミネラルを感じ、味の印象が変わる。

★お湯割り:これも賛否両論。甘さが増す、辛味が増す、個性が無い、など意見がバラバラ。


石垣から引き続き、「直火」蒸留。
甘さというキーワードは相変わらずたくさん出てくる。
順位を見ると、非常にバラバラでロックが一番ではあるが、お湯割りやストレートも人気。水割りも票が入っている。
順位が一極集中していないときは、それぞれの飲み方が受け入れられていると言うことで「バランスがよい」と言えるかと思います。
香が華やかで、甘さを感じ、すきっと切れるというのはメジャーな商品の傾向にみられるもの。
それを与那国で造っている酒に感じるのはとても興味深いです。

・・・FOOD・・・

今回のメインフードは、「豆腐を使って・・・」というテーマ。
コチュジャンを使って韓国風に「麻婆豆腐」のようなものを作ってみました。


コチュジャン入り片栗粉の溶き汁を入れる前。
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入れた後。
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材料は
・豆腐
・とんとろハム
・ひき肉(合挽き)
・長ねぎ
・エリンギ
・生姜

・鶏がらスープの素 少々
・醤油少々
・酒

とんとろハムとひき肉から脂と旨みが出るので、それをメインにして補足的にガラスープと醤油を少々。
コチュジャンにも味がついているので、ほとんど調味はせず。
かんたんかんたん。

その他は、お土産&差し入れ。
・鹿児島土産の「醤油乃実」。醤油のもろみですね。大豆の形が残っています。
冷奴やキュウリにちょっと付けて。結構しっぱいので、隠し味に使うとよいかも。
・新入部員Aさんから差し入れの「ほたるいかの沖漬け」
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沖縄帰りの部員Mさん&Sさんから
沖縄そばの揚げスナック。
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「ぬちまーす*」を使った塩胡麻ちんすこう
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*塩みつかりんとうにも使われているお塩です。

今回は来られなかったけれど、「食べてください」と部員16くんが事前に持ってきてくれた関西土産。
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偶然のたこ繋がり。部員Iさんから「たこ焼き」
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みなさん、色々ありがとうございまーす!


かりんとうとの相性:
味の好みが分かれる=バランスのよい泡盛の時は、かりんとうの相性も様々です。
それは大体どれも好印象で対応レンジが広いようです。

合わせたい料理・肴:
ほろ苦いもの、塩がきつめの何かの串焼き、野菜の香草焼き、豚+キャベツ+もやしを蒸してポン酢で、チーズ(パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラ)味のシンプルパスタ、スパイシーな料理(タイ・インド)、生姜焼き、酢豚、もろきゅう、アロエのサラダ、アロエヨーグルト、クリームチーズのわさびのせ

こちらも様々飛び交いました。


・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
井上陽水、斉藤和義、戸川純、北原ミレイ、テレサ・テン、欧陽菲菲、細野晴臣、小野リサ、小田和正、加藤登紀子、はっぴいえんど、テイ・トウワ、ラブ・サイケデリコ、fridge、JAPAN、70s日本歌謡、イギリス、寒いところの音

ソロ・アーティストのオンパレードですね。
なんとなく、愁いや翳のある人が多いような。
こういう人たちが歌うちょっと明るい曲調の曲には、冬から春へと移り変わる時の不安定な心の揺れのような危うさをはらんでいる気がします。

ちょうどそんな明るさと暗さ、軽さと重さを併せ持った、こちらに決まりました。
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井上陽水の奥様でもある、石川セリのデビュー(72年)から76年までのベスト盤。
フォーク、歌謡曲、ニューミュージックの要素が詰まっていて、どこかアンニュイなムードが時代背景を彩っているかのよう。

70年代のフォークからニューミュージックへと転換していく時代の曲は、時代の波を投影しているかのように心の揺れを感じるものが多い。
その後に80年代という能天気な時代がやってくることを考えると、それは冬から春に向けての心模様に近い感じさえします。

今回のタイトルコピーは「与那国」を飲んで、部員のNちゃんから出た感想をそのまま使いました。(ありがとう!)
『春は、なんか落ち着かなくてあまり得意じゃないんだけれど、これを飲んだら春がほんのちょっと好きになりました。』
とのこと。

「春がほんのちょっと好きになる泡盛」って素敵じゃないですか?

日本最西端の島で造られるこの泡盛、ある意味「島の酒らしくない」とてもバランスのよい味わいですが、
そこにはやはり心を揺らす何かが潜んでいるのかもしれませんね。


(秘)この日、部員Oさん持参の「みりんとぅ」を体験。ちょっとDEEPな時もある泡盛部でした。




必読!:部員Aさんの泡盛部公式「裏」ブログ
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-273.html
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by awamoribu | 2010-04-08 01:09 | 与那国:崎元酒造所