もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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<   2010年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

【女の主張】
・日時:2010年3月25日
・参加人数:11名
・銘柄:どなん(どなん)
・おつまみ:かりんとう 粕汁 きんかん からすみ いかめし ふきのとう もずく カステラ巻 

第45回目は、国泉泡盛さんの「どなん」。
与那国島の酒蔵です。
与那国には「花酒」という60度の泡盛を造る文化があります。(酒税法上ではアルコール分45度以上はスピリッツとなります)
同名で60度のものがあり、お土産品として有名。
クバに巻かれているものがポピュラーです。
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泡盛部ではいつも通り30度のものですが、意外とこちらの方が飲む機会がないかも・・。

黄色と緑の印象的なラベル。
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キャップは久々のプラスチックタイプ。600mlでこのタイプは珍しい。
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キャップシールに手をかけてます。
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前述のように、「どなん」と言えば「花酒」(60度)。
一般酒はどんな感じなのでしょう。


★ストレート:濃厚な香り。甘く華やか、そして若々しい青草のような香りも。蒸し米の香りも。口当たりはさらりとしている。甘みがあり、その後に辛味や苦味がくる感じ。なので、後味はきりっとした印象。

★ロック:香りの質は変わらずに引き締まった感じ。プレーンのクッキーのようなほっとする香りという意見も。
口あたりはまろやかになるが、辛味や苦味が強調される。アルコール感が出て、すっきり辛口の印象に。
奥に甘みが隠れてる。

★水割り:香りの印象が引く。ややミネラル感が出て、やわらかく飲みやすさが増す。しかし印象に欠けるという意見多数。バランスがよくなるが、それが没個性になってしまっているという雰囲気。

★お湯割り:アルコールの香りが立つ。他で感じた香りが消える。まろやかになったというコメントが多く、甘くなった印象が強いが、反面、辛味が強くなるという意見も。
「後に残る何かがない」というコメントも。


石垣に引き続き、「直火」蒸留。
特有の甘さのニュアンスが感じられたが、石垣とは微妙に違いがあり、そこに「花酒」のタッチが感じられる。
宮古・石垣・与那国と島による味わいの違いが何となく感じられ面白い。

ランキングではお湯割が圧倒的人気。
コメントからは取り立てて「ベスト!」みたいな感じではないのですが、順位付けではほとんどの人が一位に。


・・・FOOD・・・

今回のフードは、部員からのリクエストで「粕汁」。
味噌汁や鍋と同じように、地域によって色々な粕汁事情があるようです。

地方に行けば地の酒があり、当然酒粕が出ます。
その酒粕は、その酒の味であり、土地の味であるわけです。
そして気候が違うので、その土地土地の使い方・味わい方・楽しみ方が生まれます。

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今回の酒粕は、岐阜・天領酒造さんのもの。
かつおだしに生姜を入れて野菜(人参・里芋・長葱)やキノコ(しめじ・エリンギ)を煮て、そこに塩鮭のぶつ切りをがばっと入れて最後に酒粕を投入。
塩鮭から味が出るので、調味料は一切不使用。
酒粕の風味が相まって絶妙な味わいに。

あっさりとした仕上がりに物足りないという意見もありましたが、まぁこれはこれでw

その他、鹿児島帰りの部員Aさんから、見事なきんかんを。
皮ごといけました。
えぐみの強い印象がありますが、これはその個性を活かしつつ、みかんやオレンジのニュアンスのある美味なものでした。
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そして、同じく九州 長崎帰りの部員Oさんからは、以前にも買ってきてくださった「からすみ」のポーションタイプ。
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同じくOさんが、築地で買ってきた「いかめし」。
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町田・小田急の「おめざフェア」に出店していた新潟のへぎそば屋さんが売っていた「ふきのとうのおひたし 酢味噌和え」
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「春を感じた。」と好評でした。

そして、久々のみえた部員O野さんが、石垣の海人がとったそのままの「もずく」を。
さっと洗って、海の塩の味を感じました。
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沖縄のもずくは本当においしい。

そして、デザートに。
「おめざフェア」に出ていた長崎の一〇香さんの「かすてら巻」
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かりんとうとの相性は、黒糖・きび砂糖・多胡麻など、味のはっきりしているものの方が相性がよい様子。
「梅ザラメはNG!」というわりと珍しい現象が起こりました。

その他合わせたい物として

シシカバブ、豚肉のスパイシーな串焼き、黒糖を使ったスイーツ(蒸しパンとか)、ひじき、厚揚げ+生姜おろし醤油、茗荷、春野菜、ラフテー、さつま揚げ、宮崎のおび天、豚の角煮、うめぼし



・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
エゴラッピンのゆっくり系、ドリフターズ、SADE、10CC(「ドレッド・ロック・ホリデー」、サリフ・ケイタ、小野リサ、エディット・ピアフ、井上陽水、ビートルズ(「オール・マイ・ラヴィン」)、大沢誉志幸(「SCOOP」)、チーフタンズ、フィッシュボーン、メキシコのマリアッチ

色々意見を交わしながら、
女性ボーカルもので、だんだん温度が上がっていくようなのがよいというようなまとまりになりました。

まずは、リクエストにもあったSADE。
スタートは部員Aさん寄贈によるハウスっぽいリミックスで少し温度をあげる。
その後、アルバム「LOVE DELUXE」を。

そして、ちょっと渋めですが、ビリー・ホリデーをかけてみたところこれもなかなかよかったのですが、
今回はこれに決定。
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’97年に発売されたエリカ・バドゥのデビューアルバムの後にその内容に即した形で発表されたLIVE盤。
デビューアルバムの静謐で緻密な空気感に温度と魂が加わったリアルなライブ音源。

シンプルなバックのサウンドに、説得力のある歌声が絡み合う。
やさしさと厳しさが同居する芯のある伸びやかな声。落ち着いた声からゆっくりと曲線を描き上がっていくその声自体がまるでメッセージであるかのよう。

ビリー・ホリデーのブルージーな雰囲気よりも、サウンド面でソウルやR&Bのパーカッシブな要素も加わったエリカ・バドゥの方が「どなん」には合いました。

「どなん」の味にはフルティーさと穀物系の両方のベクトルを感じましたが、それぞれの主張は強くなく、他にはない何か新しいベクトルを感じました。
エリカ・バドゥの音はソウルやR&Bをベースにしながら、JAZZのタッチが感じられるところが特徴的。
派手さはないが、奥に潜む静かだが力強い主張が見え隠れし、じっくりと温度が高まっていく。
そして聞くほどにその世界に引き込まれていく。

この日は寒さもあってか、お湯割の人気が高かったのですが、お湯割りによって浮かび上がってくる味の主張とゆっくりとしみる酔い心地がエリカ・バドゥの波長と折り重なったのかもしれません。


与那国には16世紀にサンアイ・イソバという女酋長がいたそうです。
当時、島には人減らしのための悪法があったのだそうですが、それを廃止させ平和な島造りに尽力したということや島の開拓にも寄与したとのことで、与那国の人々から尊敬を集めているのだそうです。

サンアイ・イソバの話を聞いた時に、エリカ・バドゥの持つ存在感やエネルギー、オーラとオーバーラップする感覚を得ました。



この、部員のO野さんが特別な泡盛を持ってきてくれました。
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石垣島の泡盛(43度のもの主体)数種をオリジナルブレンドし熟成させたもの。
絶妙なブレンド具合に一同絶賛。

そして、この酒にはビリー・ホリデーが合った、というコメントがありました。
面白いですね~。

必読!:部員Aさんの泡盛部公式「裏」ブログ
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-268.html
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by awamoribu | 2010-03-31 08:34 | どなん:国泉泡盛
2008年10月にスタートした「泡盛部」。
第44回を終えたところで7回目の総括会を開催。
本島&宮古島周辺&石垣島が終了です。

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第39回から44回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものベスト3」と「ラベルデザインの好きなものベスト3」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

今回の総括会は第39回目から44回目までの6蔵6銘柄。

部員Aさんセレクトによる泡盛部のセレモニーソング、
ヴィヴァルディの四季より「春」で総括会スタート。
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スターターに前回の総括会に出品された7銘柄のブレンドを。
前回の総括会が1月21日だったので、約2ヶ月熟成。

7種の泡盛が程よくブレンド。ぐいぐい行けてしまうまろやかな味わい。
ぼちぼちと部員が集まってきたところで乾杯!

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前回の「アワモリ・アワード」のエントリーは下記の7種。

千代泉:千代泉酒造所
ニコニコ太郎:池間酒造
沖の光:沖之光酒造
豊年:渡久山酒造
菊之露:菊之露酒造
多良川:(株)多良川
宮の華:(株)宮の華

まずはその結果発表。

投票してもらった各部門のベスト3を、1位(5点) 2位(3点) 3位(1点)として集計。それを参加人数で割った数値にて決定します。

第25回から第31回までで

「おいしかったもの」1位は・・・・・【宮の華】


「ラベルデザインの好きなもの」1位は・・・・・【宮の華】

総合では・・・第1位:【宮の華】

第2位:【ニコニコ太郎】

第3位:【千代泉】 が選ばれました!

宮の華の圧倒的勝利に終わりました。
「部長と宮の華」
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48蔵終了時点でどのような結果になるか、いまから楽しみです。

さて、今回のエントリーと音楽はこちら。

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ビリー・ジョエルに始まり、トム・ジョーンズ、スティーブ・ウィンウッド、泉谷しげるやボブ・マーリー、そしてWHAT'S LOVE?のマッツ。
個性のある男性ヴォーカルが揃いました。
こうやって、音楽のセレクトから見えてくるものもあります。
地域ごとに区切っての総括会は、味だけでなくこんな面白い現象も生み出します。


お酒がなくなる前に「仕次ぎの儀式」
この儀式が、実は結構楽しい上にちょっとだけ感動します。

山川酒造の山川社長が寄贈してくださった一斗甕もだいぶ満たされてきました。
石垣の6酒が入ります。

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泡盛が好きだったり、興味があって集まってきた、元々は見知らぬ同士の部員が、回を重ねるごとに親しくなっていきます。
手を添えあって一緒に甕に注入し、「おいしくなれ」と愛情こめて笑顔で手をかざす。

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只今この甕の中に44種の泡盛が入ったことになります。


総括会では通常、フードは持ち寄りにしていますが、今回は部員N田さん企画の「牡蠣三昧」。昨年に続き第2回目となりました。
N田さんの弟さんが牡蠣の加工会社にいらっしゃることから、広島より大量に送っていただき、
それを笹塚・観音通りにある「ばんや しおさい」さんにお願いして【生牡蠣】、【牡蠣フライ】と【牡蠣鍋】にしていただきました。
「ばんや しおさい」のGOさんは泡盛部の部員であります。

見た目以上に身が大きくて驚きの生牡蠣。
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フライももりもり。
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そして鍋。
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この日は、初期メンバーでもある部員16くんの誕生日もお祝い。
こちらも「ばんや しおさい」さんにお願いして・・・
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寿司文字で「16」と。

その他、部員SさんやTちゃん、Nさん、Oさんから差し入れでいただきました!
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愛知っ子の定番おやつ?
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手作りの切干大根。
そのまま食べて甘くておいしい!
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うるめは軽く炙ってうまい!
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部員であり泡盛マイスターのNちゃんより、貴重な差し入れ。
八重泉の100%地釜蒸留 43度もの。
(一般酒は地釜とタンクのブレンドなのだそう)
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今回も大いに盛り上がり、
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最後はしっかり「アワモリ・アワード」に投票。

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次回はどんな結果が出るのでしょう。

全48蔵のうち44が終わりました。
残りあと4蔵。
旅も佳境です。

まだまだ盛り上がっております!
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by awamoribu | 2010-03-29 00:40 | 総括会
【ぶらり 泡盛 渡り鳥】
・日時:2010年3月11日
・参加人数:16名
・銘柄:宮之鶴(みやのつる)
・おつまみ:かりんとう なめこ鍋 パルメジャンチーズ+クラッカー デーツ 落花生

第44回目は、仲間酒造所さんの「宮之鶴(みやのつる)」。
石垣島の最後、6蔵目です。

鶴が瓢箪から酒を飲むかわいらしいラベル。色合いは泡盛3原色ながら、POPな印象です。
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*このラベルは、限定流通品ラベルです。
通常は商品名が漢字で表記されています。
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キャップは共通タイプ。
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生産量の少なさでは、トップ3に入るかと思われる商品で、当然流通も少なく、プレミアム商品まではいかずとも入手困難なアイテムです。ご夫婦二人の経営で、一時期は後継者問題で蔵の存続があやぶまれたそうですが、現在は甥っ子さんが入られた様子。今後どのように展開していくかはわかりませんが、ひとまず無くならずにすみそうな事は嬉しい限りです。
希少性もありため、改めてじっくり味わえる今回のテイスティングも楽しみ。さてどんな印象か。


★ストレート:ふくよかでフルーティーな香り。ふわっとやさしい香り。泡盛らしい蒸し米の風味。すっきりとした飲み口で、甘さを感じるが、後に辛みやほのかな苦味が表れる。香ばしさもある。甘さと辛さの同居具合が特徴的。「ラベルは可愛いのに味は可愛くない」という意見もあり。

★ロック:香りはやや引く。ひやっとしてすっきり感が出るが、甘みの広がりが大きい。しかし、やはり辛みで締まる感じ。穀物系の香ばしさが浮き立ってくるのも面白い。

★水割り:ストレートの時の香りがやや薄まる感じ。「甘みが出る」と「苦味が出る」という意見が両極端に。
割る比率の問題か? 大体評価の低い水割りだが、「しっかり主張があっておいしい」や「薄まった、という印象がないのは珍しい」といった意見が出たのは興味深い。

★お湯割り:甘い香りが強くなる。味わいも丸くなり、飲みやすくなるが、反面、個性が消えてしまうという意見もあり。


前回・前々回、とクセの強い味だったこともあり、少しおとなしい印象もあるが、「甘み」というワードが多く現れるのはやはり石垣島の特徴と言える。
クラシックな泡盛らしい味わいに、どこか懐かしさを感じ、あたたかさを感じる。
手造りの温もりのようなものが、ラベルにあるほのぼのとした印象とシンクロする。

・・・FOOD・・・

今回のフードは、青森・田子の「ピリ辛なめこ」をつかった鍋。
かつおだしで煮た白菜と人参に、しょうゆ味のなめこを投入。とろっとした鍋に。
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ちょっと具材が少なかったので、細かく刻んだ油揚げとお豆腐を投入。
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さらに長ネギのザクギリを投入。
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うどんが欲しかったですねぇ。

その他、新入部員のT美ちゃんの差し入れの落花生。
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パルミジャーノとクラッカー、デーツの実。
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かりんとうとの相性は、広くOKな感じで、特にベストマッチやワーストも見受けられませんでした。
石垣の泡盛とは結構相性が良いようです。


合わせたいお料理・肴・・・
揚げ出し豆腐。高野豆腐、パエリア、餃子、酢豚(パイナップル入り)、豚バラの煮物、青魚、トロピカルなパイナップル料理、イカの刺身、小さめの小龍包、豚の角煮、呼子のイカ、佐世保バーガー

今回も色々挙がりました。何でも合いそうという意見も多く、刺身も焼き魚も中華もトロピカルもジャンクもあるような、雑多な居酒屋メニューに対応できる泡盛と言えそうです。
どんなお料理にも合うので「これ出しておけば大丈夫」的な安心感のある泡盛と言えるでしょう。

近年流行のフルーティーなライトタイプの泡盛とは反対方向(?)のベクトルで「気軽・いつでもOK・なんでも合う」という優れものではないでしょうか。


・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
ザ・カーズ、B52's、畠山美由紀、種ともこ、レディ・ガ・ガ、PSY-S、山下達郎、ボビー・コールドウェル、フィル・コリンズ、ジェネシス、ピーター・ガブリエル、クレイジーケンバンド、吉幾三、アラニス・モリセット、フリッパーズ・ギター、カジヒデキ、BOOM、エレクトロ系、JAZZ、「おしりかじり虫」など・・

女性よりも男性という意見にまとまり、それもちょっと男臭い方向。
上記のラインナップから考えると、クレイジーケンバンドか。
と、かけてみたところ、やや強い感じ。
で、次にかけたこちらがFIT。
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一世を風靡した「昭和歌謡ブーム」、その流れの中で、「歌謡スカ」というジャンルを確立したWhat's LOVE?のシングル。
(当時、クレイジーケンバンドの横山剣氏とは、和田アキ子の名曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』で競演もしました。)
サーフロックっぽいフレーズを組み込んだこの曲は、イントロにぐっと引き付ける力があり、かけた瞬間に皆が「ん!?」と音に気を留めたのが印象的でした。

一時期の隆盛は無いにせよ、いまも昭和歌謡や昭和アイドルの歌謡曲は根強く支持されています。
そこにはどこか温かみがあり、心に馴染む何かがあります。
それは先述した「宮之鶴」の味やラベルに感じる「ほのぼの感」や「大丈夫感」に通ずるものがあるかと思うのです。


さて、鶴と言えば渡り鳥。
各地に降り立っては過ごし、そして去っていく。
その季節、その地に順応していっときの生活を送る。

人間で考えれば、放浪の旅のようなものである。
各地にぶらりと降り立って、その場その場で人に出会い、その地の食べ物を食べて行く。
どんな地でも人や食に馴染んで楽しむ気質。
そんな順応性。
これもまた「宮之鶴」の食べ物との相性のよさに通ずるものがあると思うわけです。


本当の渡り鳥は生活するのに大変でしょうが、こと「人」で考えてみると渡り鳥というイメージはどこかきままなムードが漂います。
それは、「渡り鳥」という言葉に昭和を感じるから。
昭和歌謡が心に馴染むのは、サウンドもありますが言葉の要素が強い。
イメージの共有感が強いのだ。
そう、この場合「渡り鳥」と言えば小林旭、とピーンと来てしまうのである。


じゃあ、音楽は小林旭といきたいがそうは行かなかったので、まるで「ギターを持った渡り鳥」のようなヴィジュアルのWhat's LOVE?のこのPVを、宮之鶴を飲みながらどうぞ。







★必読:部員Aさんによる泡盛部レポート ”裏”公式ブログ!?
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by awamoribu | 2010-03-18 02:17 | 宮之鶴:仲間酒造所
【オレのリリー】
・日時:2010年3月4日
・参加人数:14名
・銘柄:白百合(しらゆり)
・おつまみ:かりんとう そばもちもんじゃ(のようなもの) くずもち カレー味のおこげスナック わさびまめ おつまみあられ チョコレートがけポテトチップ お雛様クッキー

第43回目は、池原酒造所さんの「白百合(しらゆり)」。
石垣島の5蔵目です。

シックというか、珍しい色合いのラベル。ビミョーにラスタカラー。
銘柄の通り、百合が描かれています。
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キャップは共通タイプ。
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一般的に「もっとも癖のある泡盛」の代名詞ともなっている銘柄。
それだけに好き嫌いが分かれることは必至。
すでに飲んだことがある人は、「他の人がどんな風に感じるか見たかった」や「改めて飲むとどうなのか確認のチャレンジ」など。いつもとは違う臨戦態勢。
さて、どんな結果になったか。


★ストレート:干草、湿気た畳、かび、土、ふすま、ハーブ、草むしりの後、バニラ、など、いつになく香り表現が豊富。香りのわりに味の表現は乏しく、「飲んでみると意外と大丈夫」「思ったより臭くない」など味そのものより香りとのギャップのコメントが多かった。土や蒸し米のような味わいの後に、花のような風味が出て、最後に甘み。「単純に臭いといえない複雑な美味しさが感じられる」という意見もあり。

★ロック:香りがやや華やかに。フルーティーな香りが感じられる。きりっとした分飲みやすくなり、マイルドな印象も。しかしながらカビっぽさや苦味が強く感じられる。「ひゃっこいカビ」というコメントも。後味はやはり甘い。「苦味は際立つがけっしてまずくはない」「勇気の出る味」など。

★水割り:カビのような香りは引いて、フルーティーな香りや砂糖のような甘い香りが出てくる。しかし、味の方は「苦味」が際立って感じられるという意見多数。「良さが薄れてクセだけ立つ」や「すべて中途半端」「ピンボケの味」や直球で「のみにくい。後味がよくない」「苦手」など。結構な酷評。。

★お湯割り:香りが立つ。華やかな感じで香りが引き立つ。のみやすくなったという意見が多い。やわらかな印象になり、ほっとする印象。「ずっと温かい状態で飲みたい」という意見あり。「うまいけど、冷めたら水割り」という同意の別表現も。

前回の「玉の露」よりもさらに振り幅が広く、ベクトルが振り切れている感じ。コメントの表現も豊富で、個性が強いことで部員の人たちの表現意欲が沸き立ってくるのが面白い。
前振りや先入観が大きかったからか、「苦手だったのにおいしく飲めた」「見方が変わった」など、結果的に好評価に。
また、初心者(泡盛3~4回目くらい)の方で「いままでで一番のみやすい」との意見も。


非常に珍しいことに、「順位付け」もたくさんの方が書き込み、その上それが高確率で同じという結果がでました。

1位:ストレート
2位:お湯割
3位:ロック
4位:水割

が14名中5名。

すべて一緒でなくても
1位:ストレート
4位:水割り
が多く。

1位:ストレート
ではない人は

1位:お湯割 (4名)

水割りの不人気が圧倒的でした。


・・・FOOD・・・

今回のフードは「もんじゃ(のようなもの)」。
いただきものの「そば」と手のついた「もち」があったので『そばもちもんじゃ』にしてみました。
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水分が少なくて、あんかけ焼きそばみたいになってしまいました(笑)
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トマトのフリーズドライ粉末を加えて、イタリアーンに。
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何か新しい食べ物になってました。

少しあまった蕎麦をオリーブオイルで炒めて、アンチョビを加えて「ソバロンチーニ(?)」。(にんにくがなかったので、かなりややパンチがゆるかった)

その他、差し入れで、
部員のBヤンが「パティシエールの妹が作ったお雛様クッキー」・部員16くんが北海道の「Royce」のチョコがけポテチを。
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部員Mさんがおこげスナック、新入部員のSさんがわさびまめなど。
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そしてBヤンがもうひとつ、船橋屋の「くずもち」。黒蜜が泡盛にぴったり!と絶賛でした。
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合わせたいお料理・肴・・・
タンドリー、羊肉餃子、ごま油を使った天ぷら、にんにくのきいた鳥唐揚げ、チリビーンズ、かにみそ、チキンラーメン(調理前)、セロリ、きゅうり、ラフテー、ほや、ゆで落花生、エスニック、中華、広東料理、ゼリービーンズ、はっきりした味のもの、甘いもの

またまたいろいろ出てきましたね!想像を掻き立てるようです。

・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
フィフティーズ、アフリカンミュージック(スローなやつ)、レゲエ、ファズギター使ったもの、ユッスー・ンドゥール、中村あゆみ、ボー・ディドリー、ロバート・ジョンソン、憂歌団、
など。

アフリカン(ちょっとビートが速かった)、ゆらゆら帝国などをさらっとかけて、その後「ROCKERS」のサントラをかけた後、こちらへ。

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1973年発表のボブ・マーリーの名作。
ルーツレゲエの土臭さやざらつきが感じられ、ジャマイカの空気が詰まっているようなサウンドです。

「白百合」の持つ個性的な土のような味・香りがこのサウンドとリズムとうまくマッチ。
ボブ特有の温かみのあるやわらかハスキーボイスもあいまって、
ある意味、劇的な「酒と音のマリアージュ」と言えるかもしれない。


どんどんと「洗練」や「のみやすさ」という名の下に均一化されていく泡盛が多くなるなかで、一口で『白百合』
だとわかる味をつくるというのは、好み云々を通り超えたリスペクトを感じさえする。

頑固なのか、不器用なのかわからないけれど、好き嫌いがはっきりするような独特の味を守り続けることは凄い。

このブログの内容を考えながら、頭に浮かんだのが「寅さん」。
人情深くて、喧嘩っ早い、でも筋は通ってる不器用な男。
「なんかそんな味だなぁ」と思っていて、ふと気づいた。


そういえば、寅さんシリーズの中で外すことの出来ないマドンナに「リリー」という浅丘ルリ子演ずるマドンナがいるではないか!
そして、リリー三部作のひとつは沖縄が舞台となっている。

周りにどんなに言われようと好いた女を守ってあげるのが寅さんである。

クセの強い「白百合」はその味・香について色々言われているかと思う。
しかしそれでも頑なに自分の好いた味を守り続けている。

「オレのリリー」。
確実に愛が燃えている泡盛だ。

「BURNIN'」。
この泡盛も、もちろん直火蒸留だ。

そしてラベルはビミョーにラスタカラー。



★必読:部員Aさんによる泡盛部レポート ”裏”公式ブログ!?
は、都合によりお休みです。
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by awamoribu | 2010-03-11 15:21 | 白百合:池原酒造所
【ルーツは黒にあり!?】
・日時:2010年2月25日
・参加人数:13名
・銘柄:玉の露(たまのつゆ)
・おつまみ:かりんとう 柚子の砂糖漬け 柚子味噌大根 おでん さばの燻製→さばの燻製チャーハン 島らっきょうの黒豚味噌炒め  フィグブレッド

第42回目は、玉那覇酒造所さんの「玉の露(たまのつゆ)」。
石垣島の4蔵目です。

ラベルはこのような三原色の王道デザイン。
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石垣島のラベルには稲が描かれているのが多いですね。

キャップは共通タイプ。
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そして石垣ではこのラベルがついていることも多いです。
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こちらの蔵も「手造り」であることを強調しています。
手造りの定義は、泡盛に限らず曖昧ではあるのですが、製造工程が全てオートメーション化しているような大きな工場以外のものはほぼ「手造り」と考えてよいかと思います。
その手造り度合いや生産量に基準があるわけではないので。
泡盛の場合は、規模から考えても大抵「手造り」の域であるわけですが、石垣の場合「直火地釜蒸留」というのが非常に手造り感を引き立てているように感じます。


★ストレート:甘くフルーティーな香り。ややライトなため、香りを感じないと言う声も。口当たりは甘い印象が強く、
すっきり感と共に甘みが広がるが、その後、麹由来か苦味が残る。そのため後口は辛口の印象。

★ロック:香りは引く。口当たりはさらにすっきりに。ストレートほど甘みを感じる時間が短く、すぐに苦味が浮き出てくる。そしてそのままの余韻。反面、甘みが増すという意見も少々。

★水割り:香りは、ストレートとロックの中間程度。意見がばらばら。甘みが増す、苦味が増す、味がなくなる、遠くなる、麦のようなニュアンスが伸びる・・・。割り具合によって相当味の印象が変わる様子。

★お湯割り:香りが立ってくる。味の特徴がはっきりしたようで好印象の意見多数。苦味が強調されるがそれがかえって個性となっている感じ。


甘みと苦味のふり幅が広く、どちらの印象が強いかによって意見が分かれたように感じる。皆さんいつもよりテイスティングシートのコメントの文字数が多いのが印象的。甘みと苦味の同居具合に自分なりの解釈を探している感じで面白い。

今回は「苦味」も特筆部分ではあるが、「甘さ」もキーワードだった。
うーん、やはりこれは直火蒸留の特色なのかもしれない。

・・・FOOD・・・

今回のテーマフードは「柚子」。と言っても、柚子風味のものが2点あったので、これを中心にいくつか。

大好評の「柚子こしょう」を作っている足柄・山北の渡辺さんが造った「柚子の砂糖漬け」。
これをフィグブレッドにのせて。ロックか濃い目の水割りがよいか。
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泡盛と合わせると、砂糖の甘みが流された後に、柚子の苦味が際立ってくる。
良しととるか悪しととるか。

渡辺さん同様に、徳島で農家のおばちゃんが作っているという「柚子みそ」。
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大根を昆布であっさりと煮て、それをのせて。
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その汁に、おでんを加えて。
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このあたりはお湯割りで楽しむべし。


部員のK兄が、差し入れで持ってきてくれた「さばの燻製」
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かの珍味メーカー「酒悦」が作っている、無添加の要冷蔵商品。
こういうのはメーカーとしては「良心」として作っていると思うが、残念ながら売れないんだろうなぁ、、
『叩き売り』状態だったそうです。
めちゃめちゃ旨かったです。
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少し残した身をほぐして、ごはん(部員Oさんの非常食)と炒めてチャーハンに。
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うまーーーーい!
これは、濃い目水割り片手にガツガツといきたい。

そして、終了間際に来た部員sinさんが沖縄土産で「島らっきょう」を。
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水に晒す時間もなかったので、火を通してしまおうと思い、それを黒豚みそで炒め絡めました。
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これはストレートで楽しみたいですな。


かりんとうとの相性は、どれも非常に合うという意見が多かった。個性的な味わいの泡盛の方が色んなフレイバーに対応が出来るのかと。


合わせたいお料理・肴・・・
濃いい味付けのさつま揚げ、あつあつのあおさの天ぷら、すぐき、鶏肉の煮物、お刺身(わさび)、くんせい、大学芋、柚子胡椒で鶏もも、煮物(醤油系)、さばの味噌煮、あっさりしたサラダ、こってりしたサラダ、パパイヤイリチー、クオニャオとソムタム

いろいろ出てきましたね!

・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの
キャブ・キャロウェイ、ブラック・クロウズ、ソニック・ユース、阿川泰子、サッチモ、オールマンブラザースバンド、ブッカーT&MGs、レニー・クラビッツ、ジェレミー・カラム、スティービー・レイ・ヴォーン、コントラバスの何か、SAXの派手なやつ

割りと方向性は感じられました。
レイ・ヴォーンをかけた時に、場の温度が上がりましたが、「いいんだけど、なんか強すぎかも」という意見が挙がり却下。

その結果こちらに決定!
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スティーブ・ウィンウッドのオールタイムベストのようなアルバムですが、ぐぐっと来たのは【スペンサー・デイヴィス・グループ】時代。
バイオグラフィーによると、早熟の彼がこのバンドで活躍したのは17~20歳の頃。

ミュージシャン一家で、早くからJAZZやSOUL、ROCKに目覚め楽器を手にし、家族でライブなどやっていたそうです。
イギリス人である彼のいわゆるホワイトアイドソウルと呼ばれる曲調や歌声がスペンサーデイヴィスグループのひとつの大きな特徴で、その影響はレイ・チャールズによるものなのだそうです。
「KEEP ON RUNNIN’」や「GIMME SOME LOVIN'」を聞くと非常に納得してしまいます。

60年代のこのバンド以降、エリック・クラプトンとのバンドなども経て80年代にはソロ活動への進むのですが、どの時代も優等生的な洗練性と牧歌的な土臭さが同居しているように感じます。
彼自身は非常にカントリーライフを愛しているのだそうです。
素養としてのセンスと自身が好む自然回帰志向が不思議なバランスを保ち、独自のサウンドを形成しているように感じます。

今回の【玉の露】は、味の面で「甘み」と「苦味」が特徴的でした。
そのふり幅の広さにどこか人間味を感じ、「手造り」という言葉がしっくりくる酒質と言えるかと思います。
麹はじっくり時間をかけた「老麹(ひねこうじ)」を使用。
これによって醸し出される複雑味のひとつとして「苦味」というのがあるのかもしれません。

想像の域ですが、直火蒸留による「甘み」と老麹による「苦味」がそれぞれの主張を持って同居しているところにこの酒の面白みを感じます。

一般的には「苦味」を消して飲みやすさを打ち出す傾向にある中で、これは通好みの「玄人(くろうと)受けする泡盛」。
と言えるかと思います。

近年、焼酎に「黒麹」を使う蔵が多く見られますが、泡盛はすべて「黒麹」仕込み。
焼酎のルーツで、200年も歴史の古い泡盛。
それを知らずか「泡盛も黒麹使うようになったんですね」という焼酎蔵の人もいるとか。。。

スティーブ・ウィンウッドに限らず、クラプトンやストーンズなどブルースやJAZZなど黒人音楽に魅せられたイギリス人は枚挙にいとまがありません。

ん!?泡盛がブルースやJAZZ、ソウルと相性が良いのはルーツに「黒」があるからか??



★必読:部員Aさんによる泡盛部レポート ”裏”公式ブログ!?
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-258.html
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by awamoribu | 2010-03-04 13:41 | 玉の露:玉那覇酒造所