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もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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2008年10月にスタートした「泡盛部」。
第24回を終えたところで4回目の総括会を開催。
ちょうど48蔵制覇の折り返し地点です。

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第17回から24回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものベスト3」と「ラベルデザインの好きなものベスト3」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

今回の総括会は第17回目から24回目までの8蔵8銘柄。

部員Aさんセレクトによる泡盛部のセレモニーソング、
ヴィヴァルディの四季より「春」で総括会スタート。
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今回はスターターに前回の総括会に出品された5銘柄のブレンドを。
前回の総括会が4月23日だったので、ちょうど3ヶ月熟成。
(手前の【一本松】の瓶に入っているのが『総括酒』です)
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【守禮】【残波】【はんたばる】【琉球】【一本松】
という硬軟織り交ぜた泡盛が一本の瓶の中で3ヶ月暮らしてきました。
このブレンドがなかなかのもので驚き。
丸みがあって、複雑味がある。
やさしいけどどっしりとした味わいでとてもおいしかったです。


乾杯!
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ということで、前回の「アワモリ・アワード」のエントリーは上記の5種。

まずはその結果発表。

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投票してもらった各部門のベスト3を、1位(5点) 2位(3点) 3位(1点)として集計。それを参加人数で割った数値にて決定します。

第12回から第16回までで

「おいしかったもの」1位は・・・・・【一本松(いっぽんまつ)】


「ラベルデザインの好きなもの」1位は・・・・・【琉球(りゅうきゅう)】

総合では・・・第1位:【琉球(りゅうきゅう)】

第2位:【一本松(いっぽんまつ)】

第3位:【守禮】  が選ばれました!

48蔵終了時点でどのような結果になるか、いまから楽しみです。

さて、今回のエントリーと音楽はこちら。

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今回は数も多かったので飲むのも、音をかけるのもどんどこいかないと時間内に終わらない様相でした。

味のタイプは様々でしたが、全体的には正統派のしっかりした味のものが多かったです。
音楽的には非常にジャンルの幅が広く、音楽の変化と空気の変化が慌しく、それはそれでとてもコンフュージングで面白かったです。


お酒がなくなる前に「仕次ぎの儀式」
この儀式が、実は結構楽しい上にちょっとだけ感動します。

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泡盛が好きだったり、興味があって集まってきた、元々は見知らぬ同士の部員が、回を重ねるごとに親しくなっていきます。
手を添えあって一緒に甕に注入し、「おいしくなれ」と愛情こめて笑顔で手をかざす。

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(今回は犬のターボ部員も!)

只今この甕の中に24種の泡盛が入ったことになります。


今回もフードは持ち寄り。
前日が46年ぶりの「日蝕」だったということもあり
500円以内で「月と太陽」をテーマにしての持ち寄り。

丸いものが多かったです。

月餅!さすがGAMIX部員
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ピー炭くんもナイス!太陽が月に隠れてますね。
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今回の日蝕で有名になったトカラ列島の野草でつくった「トカラーゼ」も。
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そして「宇宙」ということでこんなアイテムも!
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泡盛のサイダー割りを楽しみました。いけます!

こちらは、テーマはギブアップで「食べたいもの」でお持ちくださったご様子。
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「いただいたんだけどこんなに食べられない」とバナナひと房。
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チャレンジングな泡盛部はこれを
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霧島地鶏のとり皮(タレ味)と一緒に炒めて
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食べたり
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さらにカレーを加えて
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食べたり
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でも、バナナも勿論ですがフルーツは火を通すと格段に甘みがまし、その甘みが泡盛にとても合います。
泡盛とフルーツをあわせるには火を通すのはありかもしれません。
パイナップルやリンゴなどが合いそうです。


かくして総括会は盛り上がり、ターボ部員も興奮気味。
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でも興奮しすぎて疲れちゃったご様子。
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最後はしっかり「アワモリ・アワード」に投票。

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次回はどんな結果が出るのでしょう。

全48蔵のうち1/2が終わりました。
さぁ、また旅の始まりです。
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by awamoribu | 2009-07-27 23:17 | 総括会
【能ある龍は爪を出す】
・日時:2009年7月16日
・参加人数:14名
・銘柄:瑞泉(ずいせん)
・おつまみ:かりんとう 明太子 新潟のえびせん・いわしせん キムチチゲ&雑炊
 
第24回目は、瑞泉酒造さんの「瑞泉」。
割りとポピュラーな銘柄なので、目にすることもあるかと思いますが、「瑞泉」の名を冠したものでも色々な種類が出ています。
もちろん泡盛部ではこちらの一般酒。
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A NAME THAT MEANS THE FINEST の文字が力強い。

「佐久本之酒」とある。
1887年に創業したのは喜屋武さんで「瑞泉」の命名もこの方。創業当時は「喜屋武酒造場」だったそう。
そこに婿入りした佐久本さんが1935年「佐久本政敦酒造場」とし、1957年に「瑞泉酒造」に。
「佐久本之酒」というのをラベルにわざわざ入れたのにはどんな理由があるのか気になるところである。

キャップはこちらのオリジナルタイプ
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★ストレート:香りはフルーティーさと若干のセメダイン香。割りとシャープな印象。
香りに比べて口当たりはまろやか。穀物系のやさしい甘味が立ち、やわらかい印象という意見多数。後半にやや苦味があるのと、ぴりぴりとくるという意見も少々。

★ロック:香りはやや引いて、さらにシャープな印象に。口当たりも引き締まり、さらに飲みやすい印象が強くなる。その飲みやすさが「甘さ」という方向で表現する人と「辛さ」の方向の人とに分かれる。「個性が薄まる」に対して「尖がる」という意見も。氷が溶けるまでがうまいという意見も。

★水割り:香りはやわらかに。薄まるという意見は多いが、比較的ポジティブな意見が多く、「まるくなる」「あまくなる」「甘味を感じるようになる」「濃い目に作るとGOOD」「氷を入れた水割りにしたい」なども。

★お湯割り:香りはアルコール感が立ち上がるが、ストレートの時に感じたセメダイン香はなし。香りにきつさを感じるものの、味の方は穀物系の甘味、旨みから、「丸みが出てうまい」「まろやかになり長く飲むならこれ」という意見が多い。

全体的に好評価のコメントが多い。がつんとした個性はないが、程よい振り幅が心地よく、甘みと辛みのバランスが整っている印象。「スタンダード」や「正統派」という言葉や「のみやすい」「色々な飲み方ができる」などのコメントが多い。
味がまとまっているせいか、発言は意外と少なくわりと静かだったテイスティングタイム。
部員Aさんが「優しさを求めることは出来ないが、裏切りはない」という秀逸な表現をされました。
どのようなタイプの泡盛を好むかは人それぞれですが、大体の酒好き・泡盛好きに好意的に受け入れられるバランスのよさと、泡盛らしい個性を併せ持った優等生的な存在と言えそうです。

・・・FOOD・・・

東京は梅雨も明けて、夏の日差しが強まってきたので、こんな時にはあえてガツンと辛い&熱いもの。
ということで「キムチチゲ」を。

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具材はすべて升本屋のもので、一切添加物無しの鍋。

出汁には無塩の「さば・かつお・あじ・しいたけ」のブレンド出汁。

野菜は、千葉の玉ねぎ・埼玉のにんじん・静岡のじゃがいも・青森のにんにく・高知のしょうが。

お豆腐は、信州の無農薬大豆使用の木綿豆腐。

キムチは信州産の白菜他、国産原料でつくられたもの。

ベースの味付けは塩のみ。シーサーミネラル21塩(ぬちまーす)使用。

お酒は岐阜の天領酒造さんの純米料理酒。

隠し味程度に埼玉・弓削多醤油の吟醸純生しょうゆ。

こうやって書きだしてみるとほぼ純国産で相当ヘルシーなキムチチゲですね。

具を食べ終わったところに、部員Nさんがご持参のおむすびを!

鮭・たらこ・こんぶ・高菜の4種を四葉型にイン。
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雑炊としていただきました。


それ以外に、部員Sさんが最近お気に入りと言うこんなスナック。
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新潟の一正蒲鉾(株)という蒲鉾屋さんがつくっているというもの。
固めの歯ごたえが心地よく、その上原料の風味がすごい!
つまみとしてやみつきになる逸品でした。

部員16君からは明太子を。
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明太子も泡盛のつまみとして最高です。
日本酒のつまみとしてもよいですが、きりっとした後口の蒸留酒である泡盛の方が合うような気がします。



かりんとうとの相性は「きび砂糖」「黒糖」「塩みつ」「多胡麻」などが好意見。「辛味」が合わないという意見が割りと多く「塩みつ」が合わないという意見も少々。

その他合わせたい料理・肴

ハードチーズ(コンテ・チェダーなど)・酢の物・お湯割で芋煮(山形風しょうゆ味)・とんかつ・海ぶどう・豆腐よう・刺身・白身の刺身・そば・甘いもの・さば味噌・焼き魚

・・・MUSIC・・・

まずは挙がったもの。
キャロル・クラッシュ(「police&thief」)・ボサノバ・サザンのバラード(「one day」=クワタバンド)・中森明菜・アンダーワールド・スパイラルライフ・ニューヨーク音源の女性ボーカル

珍しく男性が多い会だったので、男臭いロッケンロールな感じもよかったのですが、ご希望のキャロルはなかったのでこちら。

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しかしながら、瑞泉のもつ正統派な個性に照らし合わせると、えいちゃんは個性が強すぎるきらいがありました。

そこで、ボサノヴァに。
まずはジョビンをかけましたが、その後にかけたこちらの方が、馴染んだ感じ。
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1970-1996年の作品のベスト盤。

現在も活躍するジョイスの初期からのサウンドをまとめたもの。
アントニオ・カルロス・ジョビンを始めとするボサノヴァのスタンダードとは若干風合いの違う、ややアグレッシブなプレイの曲が多いこのアルバム。
ナチュラルでありながら、洗練されたジョイス独特のサウンドは、この後ジャズ・フュージョンとの融合にも繋がっていく。
機軸であるボサノヴァのタッチを残しつつも、既存の枠から少しはみ出したサウンドを振り切れぬ範囲で組み込むバランス感は絶妙です。

彼女の流れるような声の性質からも、一聴してとても耳馴染みがよく、誰にでも受け入れられるサウンドに聞こえます。
けれどそこに流れるのはPOPさではありません。
そよ風ではなく、軽い突風のような力を感じます。
心地よさだけで流れてしまうのではなく、存在をアピールして、なお心地よく過ぎ去っていく。

誰にでも受け入れられるけれど、しっかり個性は残していく。

言い換えればそれはちょっとした「ひっかき」みたいなこと。
傷にならぬほどにちょっと爪を立てる。
それが多くの人々の心に留まる秘密なのかもしれません。

瑞泉の持つ、味の振り幅、バランス感覚も強い個性は感じられませんが、しっかりと多くの方の心にひっかき傷を残しています。

ほら、よーくみると、瑞泉のラベルにも爪が隠されてますよ。

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能あるものは、ついつい爪が出ちゃいます。

”必読おすすめ”
部員Aさんのブログはこちら
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by awamoribu | 2009-07-22 01:59 | 瑞泉:瑞泉酒造
【時に酔いしれる】
・日時:2009年7月9日
・参加人数:14名
・銘柄:時雨(しぐれ) 
・おつまみ:かりんとう  千葉・内山さんの玉ねぎ さくらんぼの浅漬け 黒糖胡桃
 
第23回目は、識名酒造さんの「時雨」。
戦時中に全滅したと言われる100年以上の古酒を現在唯一持つ蔵元さんです。
現存する最古の泡盛は140年ものだそうで、それは現社長も口にしたことがないそうです。
(勿論それは販売はしてません)
ラベルにある「古風味豊か」というコピーもそんな裏打ちのあってこそ活きるものかと。
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キャップは、共通タイプのひとつのこれ
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そして裏をみると、酵母の説明が。
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実はこの日は、詰め日の違う3種の「時雨」を飲んだのですが、この裏貼りがあるのは’09ものだけ。
今年から変わったのかは不明。

基本的なテイスティングに使ったのは
2009・4・15

比較で飲んだのは
2008・8・19
2006・4・10(瓶内熟成古酒!)

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2006年ものは瓶の高さも違います。
キャップはそれぞれ違いました。

★ストレート:香りはしっかりと穀物の感じがある。この香りがOKな方には味のほうもポジティブな意見が多い。香りについてのコメントがない方は、一様に「ぴりぴりくる」という味のコメントが先立つ。アルコール感が
高いという印象が多い。穀物・麦のようなところから、さらに突き詰めると熟したトロピカルフルーツのような印象がある。

★ロック:ストレートにネガティブな印象を持った方はロックの印象がポジティブ。飲みやすくなる。すっきりするなどの意見が多い。逆にストレート派の方たちは「すっきりしすぎる」や「味がとんがる」「味が固まる」などの
ややネガティブな表現が目立つ。

★水割り:甘くなるという意見が多い。香りは引くけれどしっかりと残る。味の広がりが生まれるという好印象や苦味が立つという意見も。穀物感が増すという意見も多め。「トマトの味」というコメントも

★お湯割り:香りは穀物感が引きアルコールの感覚が立つ。香りが苦手な方には悪印象。「鼻につく」などの意見も。飲み口はやわらかくなるので、「まろやか」「ほっとする」などのコメントが挙がっている。


驚くほどに感想が分かれて興味深い。それぞれの飲み方によって個性が引き立っていて、飲み手の好みによって愛情の度合いが変わる気がする。
一本の泡盛でこれほど意見が交錯するのも珍しい。


’08(上)’06(下)それぞれの方のコメント

・口当たりやわらか。甘味少なく麹の渋みを感じる。
・甘味と辛味が同時に来る

・バナナ香。何か抜けたような。ぼやけてる。
・さらにバナナ。マンゴー?まるい!

・アルコールが目に来た。舌のぴりぴり感はなくなった
・アルコールの香り立ちがなくなった。マイルドになっておいしい。こんなに変わるんだ。

・香りに甘さが増した。若干のフーゼル臭。個性を伝えながら変化。
・香りが弱くなり全体にまろやかになりつつも元々ある個性が最後までその姿を保つ。甘味も心地よい。

・香りも味も強くなりますね
・香りがわからなくなりました。でも味はびりびりしてきついです。


・・・FOOD・・・

千葉の内山和さんがつくるオーガニック認証の玉ねぎ。
水にさらさずに食べられて、非常に甘味のある玉ねぎです。

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それに沖縄の塩「シーサーミネラル21塩(ぬちまーす)」をふり、トスカーナのオーガニックexバージンオリーブオイルを。
シンプルにして贅沢な味わい。

ちょっとアレンジ。
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浜松・三方原の新鮮じゃがいもを使ったポテトチップをフレークでトッピング。

これぞ珍味??
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さくらんぼの浅漬け。
味はというと・・・、クリームソーダに乗っかってくるような味。
妙に甘くて妙にしょっぱい。不思議だがちょっと懐かしい味。

部長のお土産、岐阜の焼酎bar Bonappetit のマスターにいただいた、山形の黒糖胡桃。
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各地で作られていますが、これ中々の美味品でした。

かりんとうは「多胡麻」「生姜」「黒糖」の人気が高かった。
なんか渋いセレクトでいい。

合わせたい料理・肴では
ハンバーグ・カツなどソースもの、もずく酢、うみぶどう、らっきょう、すっぱいもの、山羊のチーズ、胡麻豆腐、煮魚、白身魚の漬け、貝の刺身
など色々挙がりました。


・・・MUSIC・・・

まず挙がったのがモダンジャズやビートの利いたものなど。粋な大人なサウンドという切り口。
マイルスやコルトレーンのとんがった感じ。

その他、ツェッペリン、大瀧詠一、ユーミン(「ヴェルヴェット・イースター」)、「雨」とつくタイトルの曲。

飲み方による味の好みがばらばらだったからか、なんだかイメージがまとまらぬ雰囲気で音楽のイメージが広がらなかったご様子。

そこで、ちょっとパンチの効いた曲から始めようかと、SOIL & THE PIMP SESSIONSでスタート。
ぐぐっと部室の温度が上がる。
「温度を上げて雨を降らす!」なんて発言も。

そして、こんな隠し玉。
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ここぞの時のネタとでも言いますか、かなりかっこいい武田真治の一曲「Blow Up」

そしてアルバムはなかなか粒そろいの好盤
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そして時代はぐーーーーんと遡って60年前!
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1949年のパリでのマイルス・デイビスのクインテットでのライブ盤。

もちろん音質は粗々しいけれども、その場の空気感が伝わってきます。
(時代的には「birth of cool」が録音された頃のようです)

ビバップから始まり様々なジャズシーンを開拓してきたマイルス。
その時代時代によって変化・進化する音楽でファンを酔わせてきました。

最後のアルバム「doo-bop」ではHIPHOPと歩み寄り、新たなるcoolを創り上げていました。
そのアルバムには「BLOW」という曲が入っています。


「時雨」の意味は降ったり止んだりする雨のこと。またはちょうどよい時に降る雨。

管楽器を激しく吹くことをBLOWと呼びます。
心地よいタイミングで入ってくるサックスやトランペットのBLOWは気持ちが高揚し、いつまでも続けていて欲しい気持ちになります。

そう思うと、この泡盛の飲み方による味の変化の激しさはBLOWのようであり、その生々しい荒々しさが時代が変化しても人を魅了し続ける秘密なのかもしれません。


今回は、現存最古の140年前の泡盛のある蔵だったし、3種の年の違う酒を楽しんだり、60年の時間を飛び越えたり、と期せずして「時」を楽しめる梅「雨」時の一本となりました。



久々にターボ部員も来ました。
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”必読おすすめ”
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by awamoribu | 2009-07-15 22:04 | 時雨:識名酒造

【交流球泡盛】

・日時:2009年7月2日
・参加人数:11名
・銘柄:瑞穂(みずほ) 
・おつまみ:かりんとう  レトルトカレー&ハヤシ 辛子もろみ ケッパーの塩漬け しいたけチップ 柿の種 ラッキーチェリー豆 ラッフルズホテルのカヤジャム
 
第22回目は、瑞穂酒造。
泡盛発祥の地でもある首里で王朝時代より150年続く蔵元さん。
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そんな歴史、伝統に早速の一撃。
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なんと一般的なタイ米ではなく「蓬莱米」という台湾米仕込み。
しかも台湾産。

キャップはかわいいオリジナルタイプ。
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★ストレート:香りは控えめ。「ほとんど感じられない」という意見も。やや甘い香りがある程度。発酵臭のような今までにない香りという意見も。口に含むとフルーティーな甘さがある。すっきりと飲みやすく「朝からいけそう」と言う意見や「丸い」「ソフト」という声も。後味にほんの少し辛みを感じるのがすっきり感を出している。

★ロック:香りは引く。苦味・渋みといったビターな印象の声が多い。コク、ネバリ、トロミ、という単語が出るのも特徴的。反面、シャープな飲み口になり、柑橘系のニュアンスも感じると言う意見もあり。

★水割り:香りはほぼ消える。咽喉を通った時に甘味を感じるが全体的に薄まった感が強い。けれど「悪くない」や「冷やしてなら」「昼なら」などあまりネガティブでない意見も見受けられる。

★お湯割り:香りが立ち上がり、おいしくなったという意見多数。個性が薄かった分、お湯割りで全体が開いた感あり。丸みが出て、穀物感や香ばしさも感じられる。香りの立ち上がりにアルコール感を強く感じると言う意見もあり。


蓬莱米は、日本米と台湾米のかけあわせで分類としては「ジャポニカ米」になるそう。
今までの経験ではジャポニカ米で造ると、華やかでフルーティーな印象が際立ちライトな印象が強い。

ですが、瑞穂はライトなタイプではありますが、そこまでフルーティーさも強く感じず、タイ米仕込みのニュアンスを残しているような感じがします。

感覚としては「タイ米とジャポニカ米の中間地点」という感じでしょうか。


・・・FOOD・・・
今回は「カレー」。
それもレトルトカレー。
条件は「こだわりのないレトルトカレー」を持ち寄る。
なぜなら「混ぜるから」

とは言ってもみなさんやはりちょっとは思いを込めてる気がします。
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たまたま作りおいていたからコレで・・・と、部員Iくんはお手製のもの。まずはシンプルにこのカレーでスタート。
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その後、順番を考えて、どんどん混ぜていきました。
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途中、「混ぜてもやっぱりレトルトはレトルトだな」というシビアな発言も。
確かに。

そこでちょっと秘密の一品。
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栃木県の日本酒蔵「天鷹酒造」さんが酒のもろみと地元の名産品「唐辛子」から作った【辛味もろみ】をちょこんと混ぜる。
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もろみ由来の独特の酸味と唐辛子から来る爽やかな辛味がレトルトカレーに深みを加えてくれたようです。

最後には、部員Aさんが「間違えてしまった・・」 オリエンタル・マース『ハヤシ』も投入。
これが意外と新鮮な味わいに。
「洋食テイスト」が加わってレトルト、いや、レトロモダーンな味わいに。
というのは言いすぎか。

レトルトカレーの「混ぜ合わせ」。
カレーとハヤシの「混ぜ合わせ」。
なかなか楽しめました。

カレーと泡盛の相性は、以前に今帰仁酒造さんの「まるだい」に【春風カレーライス泡盛】というコピーがついたようにとても良好な関係。
なんの違和感もなく楽しめます。

その他、乾き物は岐阜の「しいたけチップ」や日本で2番目に辛い「柿の種」、長崎のラッキーチェリー豆など。
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それから、最後に部員Kさんのお友達が飛び入り参加。
シンガポールの有名ホテル「ラッフルズホテル」のカヤジャムを持ってきてくれました。
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カヤジャムとは、卵・ココナッツミルク・砂糖・パンダンリーフ(香り付け用の葉)で作られたクリーミーなジャムで、シンガポールでは朝食やおやつの定番メニューとして親しまれ、カヤジャムとバターを炭火でカリカリに焼いたオリジナルの薄焼きパンにぬって食べるのがポピュラー。

とのこと。
クラッカーにのせて食べましたが、カスタードクリームのココナッツ版といった感じで、すごく甘いのですが、その甘さが泡盛と妙にマッチ。
やはり東南アジア系の食材と泡盛との相性にはまだまだ可能性を感じます。

かりんとうとの相性は、意見が非常にばらつき、あまりこれといった傾向は見つけられませんでした。
総合的に相性がよいのかどうかもわからぬ意見の分かれ方でした。


合わせたい料理・肴には
九州の甘い醤油できびなごの刺身・アジの南蛮漬け・お寿司などが挙がりました。
醤油と相性がよさそう。とも。


・・・MUSIC・・・

バート・バカラック、テクノ・イエメン中近東系、KAN「愛は勝つ」、ラヴァーズレゲエ、エイジア、ワム「クラブ・トロピカーナ」、ハチミツパイ、村八分、クリエイション、チャラ、ホルガーシューカイ、コンディション・グリーン、、、

とぐちゃぐちゃ。

とりあえず「カレー」ということもあり、民族音楽がよいかと思いシタールやトルコの民族楽器などをかけたが、
一番しっくりきたのはこちらでした。

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「Iran 5&6」となっていますが、「バルチスタン」の音楽。

ウィキによりますと・・・
バルチスタン(Baluchistan)とは、現パキスタンの西南(バローチスターン州)、イラン東南(スィースターン・バルーチェスターン州)、アフガニスタン南部にまたがる地方。

なのだそうです。

ちなみに、この音楽は「悪霊払いのヒーリング儀礼 グワーティー」のための音楽なのだそうです。

民俗音楽の専門店の方のブログの中に「カレーに匂いが似つかわしい」という台詞が!

http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4a08.html

そして衝撃的な発見!
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瑞穂のボトルの右側に飛ぶ鳳凰のような鳥と、このジャケットの鳥、なんか似てませんか!?


さて、この瑞穂。
実は「台湾産」という表記があるため、泡盛ではあるのですが「琉球泡盛」との名乗れません。

(産地呼称制度により「琉球泡盛」という名称は「泡盛」の定義に加えて沖縄で造られているという条件が加わります)

しかしながら、「蓬莱米」という日本と台湾との交流に始まるこの泡盛。

当部会的には「カレー」という日本とインドの交流、「ハヤシ」という日本と西洋の交流、さらに「カレーとカレー」「カレーとハヤシ」「カレーと辛味もろみ」そして「カレーとライス」という味の交流、その上、音楽では「バルチスタン」というイランとパキスタンとアフガニスタンの交流と、まさに異文化交流の坩堝。

ということで、「琉球」とは名乗れぬ瑞穂に「交流球」の名称を授けたく存じます。

「交流球泡盛 瑞穂」。

☆この日、瑞穂酒造さんから差し入れがありました。

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東京農大短期大学部酒類研究室で、天然吟香酵母(NY2-1)を、沖縄県立芸術大学デザイン専攻の学生がデザイン、ネーミングを。
大学との共同開発で誕生したこの泡盛は、次の時代へ向けたもう一つのスタンダードを提案いたします。(瑞穂酒造さんのHPより抜粋)


という「ender(エンダー)」という『琉球泡盛』。

あれ?でもこれこそ『交流球泡盛』じゃない?




瑞穂酒造さま、商品お送りいただきありがとうございました!
http://www.mizuhoshuzo.co.jp/shopping/ender/

「ender」への部員のコメント

・enderは(瑞穂に比べて)異質。吟香は清酒を思い起こさせるので泡盛を越えている。和食との飲み方を提案すればよいと思う。
・トロピカルフルーツの香り、米焼酎のおいしいのという感じ。泡盛じゃないみたい。
・日本酒の吟醸酒のように少量を楽しむのがよいかも。
・日本酒の香り。味は日本酒と泡盛のMIX
・すごーい優しい仮面のロボット
・やっぱり米焼酎みたい。でも香り上品でよい。和食と合わせてみたい。
・これは日本酒に近い分苦手かも。



”必読おすすめ”
部員Aさんのブログはこちら
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-149.html
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by awamoribu | 2009-07-08 01:27 | 瑞穂:瑞穂酒造

【畳に花を咲かせましょう】

・日時:2009年6月25日
・参加人数:12名
・銘柄:咲元(さきもと) 
・おつまみ:かりんとう  沖縄のてんぷら 秋田・山内にんじんと大根のいぶりがっこ 茨城の手造り小魚の佃煮 宮古島の油味噌&クラッカー なすとにんじんといんげんの八丁味噌炒め ライス 

第21回目は、咲元酒造。
「首里三箇」とは琉球王朝時代に泡盛作りを許された首里城周辺にある三つの地域で、現在もこの地域に蔵を残しているのは3蔵のみ。
咲元酒造はそのひとつにあたります。
歴史ある蔵のひとつに数えられます。

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特に歴史は感じられないラベル・・・。

そして、またまたありました。日本酒的な表記。
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「佐久本」とは社長の苗字で、この名前から「咲元」という社名・品名になっています。
こんなところで主張せんでもよいかと思いますが。
さらに吟醸って。。
でもそんなところがさすが泡盛です。OKです。

キャップはこちら。
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「泡盛」のフォントがいままでにないパターン。


★ストレート:ふくよかで豊かな香り。甘みを感じる香りと共にアルコール感も立ち上がる。やわらかな口当たりの後にねっとりと舌にまとわりつくようなしっかりとコクのある味わい。麦を焦がしたような香ばしい味わいが広がる。

★ロック:香りはそれほど引かない。冷たさにより香ばしい感じがおさまり、その代わりに渋みや苦味のような味が出てくる。ストレートに比べ味・香りが浮き上がる印象。飲みやすさが増すことは確か。
「やさしい人がたまに見せる勇ましさ」という秀逸な表現も。大人っぽい印象になる。

★水割り:味・香りとも調子が変わる。全体的に丸みをおびる。おとなしくなり、眠くなる味という意見も。味の輪郭がわかりやすくなる。後味の苦味はここでも感じられる。

★お湯割り:完璧に賛否両論!香りは湯気と共に立ち上がる。この香りを良しととるかきついととるかに分かれた。味の方も個性が際立つととらえた方と、飛んでしまって台無し、やる気を感じないなどの意見に分かれた。


キーワードとしては「香ばしい」でしょうか。
穀物系の味わいが強いようで、これが「苦味」へと変化していっているようです。
「焦げ」という表現もここに通ずるようです。
これを好むか好まないかで飲み方の好みが分かるような気がします。
好みの方は、お湯割り・ストレートに。
好みでない方は、ロック・水割りに。

飲み方による「味・香りの変化」に言及する意見も多く面白かったです。

このような穀物系のしっかりしたタイプはどこか牧歌的なほのぼのとした空気を感じさせます。
そう思ってみると、ラベルのタッチもなんだか力が抜けるゆるいデザインですね。


・・・FOOD・・・

今回のメインディッシュは「味噌炒め」。
八丁味噌ペーストを使って、なすとにんじんといんげんの炒め物。
こりゃあ、ご飯が食べたいだろうと、ちゃんとご飯も炊きました。
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その前に、差し入れで「沖縄の天ぷら」
日本橋三越の沖縄展にて部員のNちゃんが購入。
ゴーヤやイカ墨などを使ったバラエティー豊かな天ぷら。
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そのほか、秋田県の地域振興協会からのサンプル食材として「いぶりがっこ」。
いぶりがっこと言えば大根がメジャーですが、その大根ものと一緒に、秋田の伝統野菜である「山内にんじん」を普及させようという思いで作られた、にんじんのいぶりがっこ。
一般的に市販されているいぶりがっこは、燻製香が強すぎて、一口二口で飽きてしまいますが、こちらのはちゃんと野菜の素材感が活かされていておいしかったです。

それと前回も出た部員Nちゃんのご親戚の手造り佃煮。
手造りならではの自然な味わいで、甘辛具合もちょうどよくおつまみに最適です。

かりんとうは、穀物系の味わい故か、「五穀入り塩みつ」や「多胡麻」が好評でした。


その他、合わせてみたい料理・肴は
タレ味のこぶりな焼鳥・赤身の焼き魚・麻婆豆腐・八宝菜が挙がりました。

・・・MUSIC・・・

リクエストとしては、カーペンターズ・ジャクソン5・ベック・フィッシュマンズが挙がりました。

今回は部員のTさんが4枚のドーナツ盤を持参したので、まずはそれをかけてみたところ、それが結構どんぴしゃで、そのうちの2枚を採用させていただきます。

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ちなみにはまったのはどちらもB面です。

ラヴィン・スプーンフル「レイン・オン・ザ・ルーフ」
ゼーガー&エヴァンズ「リトル・キッズ」

どちらもいわゆるフォーク。それもほのぼのとした童謡的な曲調。
まるでお花畑にいるようなふわふわと流れる空気感が、麦を思わせる穀物系の味わいにフィットしました。

でも、この泡盛のラベルを見ているとあんまり「アウトドア」ではないんですよね。

ということで、イメージとしては・・・

「ぽかぽかと、日当たりのよい畳の部屋で、寝っころがってうとうとしてたら、まるでお花畑にいるような気分になりました。」

そんな妄想です。

このドーナツ盤が発売されたのは、60年代後半。
ベトナム戦争も泥沼化していき、世界が混沌とする中、平和を願う気持ちは高まり、かの「ウッドストック・フェスティバル」も開催された時期。
日常の幸せを望むかのような、ちょっとせつなくもあるが、ほっとするサウンド。
小さな部屋にいても気持ちが温かく豊かになるような、そんな泡盛であり音楽でありました。

PEACE!


☆この日、飛び入りで「久米島の久米仙」の金城さんが入部。
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久米島の久米仙さんの部活レポートはこちら
http://awamoribu.exblog.jp/i24/

”必読おすすめ”
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by awamoribu | 2009-07-01 23:53 | 咲元:咲元酒造