もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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2008年10月にスタートした「泡盛部」。
第11回を終えたところで2回目の総括会を開催。

総括会の目的は3つ。

①復習と補習
期間毎(今回は第8回から11回まで)の泡盛を全部揃え、復習したり、参加できなかった回の泡盛を飲んだりする。

②アワモリ・アワード
出品酒の中から「おいしかったものベスト3」と「ラベルデザインの好きなものベスト3」を投票。

③仕次ぎの儀式 (★厳密には「仕次ぎ」ではありませんが・・)
出品酒を200ccずつ甕に入れてブレンドして寝かせる。

この3つをやって盛り上がる。
↑これが一番の目的。
泡盛は楽しいお酒ですからね。

スタートはいつもどおり穏やかに。
総括会の説明やタイムテーブルなどを発表。
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この時のBGMは、部員Aさんセレクトにより、泡盛部初のクラシック。
今回のテーマのひとつが「春を感じる」というところからヴィヴァルディの四季より「春」でスタート。
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ちなみにこのアルバム、ヴィヴァルディの「四季」とアルゼンチンタンゴの巨匠ピアソラの「四季」をコンパイル。4+4ということで[eight seasons]というタイトルになっています。クレーメルというバイオリニストによる
面白いつくりのアルバムです。

クラシックがかかると背筋が伸びるというか、厳かな気持ちになるというか、「総括会」の儀式感を高めてくれました。
次回からも総括会のテーマ曲としてかけようかと思います。

乾杯をして、テイスティングをスタート。
今回のお酒とその時に選ばれた音楽はこちら↓

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前回の総括会を経て確認したことは、「音による味のリマインド」。

「この酒を飲むとこの音を思い出す」とか「この音を聞くとこの味(酒)を思い出す」とか、そんな楽しみ方が出来る気がしている。

なかなかピンポイントで「曲=味」とはいかないまでも、「この酒にはやっぱこの音の方が合うなぁ」というレベルではあらためて感じることができた。

たとえば、『轟』を飲みながら心地よく「ジミヘン」を聞く。ちょっと油断して次の『萬座』を注いでしまい、口にしたら、なんかしっくりこないのである。

それが『龍』だったら、さほど違和感を感じなかったかもしれない。
「ジミヘン」と「ツェッペリン」、近くはないが遠からずだからである。

「音と味」の関係性については、ますます関心が高まるばかりである。

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今回もフードは持ち寄り。
500円以内で「春を感じる」をテーマにして、お手製のものからいただきものまで色々。

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飲んで食べてひと通りしたところで、「仕次ぎの儀式」へ。
今回は4種類なので、3人くらいずつで共同作業にて。
なんだかとても嬉しくなります。
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そして栓を閉じたら、「おいしくなりますように」のおまじないをする。
これ大切。
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そして、もうひとつのイベントがこちら。
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そう、【泡盛アワード】!
前回の総括会(第1回から第7回まで)での投票結果を発表。

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投票してもらった各部門のベスト3を、1位(5点) 2位(3点) 3位(1点)として集計。それを参加人数で割った数値にて決定します。

第1回から第7回までで

「おいしかったもの」1位は・・・・・「照島」 (2位:かねやま 3位:常盤)

「ラベルデザインの好きなもの」1位は・・・・・「まるた」 (2位:まるだい 3位:常盤)

総合では・・・第1位:「照島」 第2位:「かねやま」 第3位:「常盤」「まるだい」 が選ばれました!

48蔵終了時点でどのような結果になるか、いまから楽しみです。

そして宴もたけなわ、みんな笑顔でわいわいと夜は更けていきました。
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さて、次は本島中部の5蔵に入ります。
どんな味、おつまみ、音楽、笑顔と出会えるのでしょうか。

最後に、いま話題のこの野菜↓

アイスプラントと呼ばれるこの野菜↓

塩水で育てるため、そのままでしっかり塩味のこの野菜↓
(ちなみに普通の野菜は塩水では育ちません。)

何度も何度も写真を撮ったのに何故かうまく撮れませんでしたが、なぜかジミヘンを背景にしたら
こんなに素敵(?)に!

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ジミヘンは泡盛にも植物にも活力を与えてくれるのですね。

必読!:部員Aさんのブログはこちら↓
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-80.html
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by awamoribu | 2009-02-28 23:19 | 総括会
【THE MATSUFUDI CONCERT~マツフヂ コンサート】

・日時:2009年2月19日
・参加人数:9名
・銘柄:松藤(まつふぢ) 
・おつまみ:かりんとう 酒粕 チーズ オレンジチョコ つぼ漬け オリーブ入りフォカッチャ

第11回目は、崎山酒造廠さん。
泡盛好きの方にも人気の高い崎山さん。
最近は黒糖酵母を使い、ラベルも印象的な「赤の松藤」が人気です。
泡盛部はいつものように一般酒。
基本の銘柄は【松藤】。

味を見る前に、ラベルに仕掛けがたくさん。
意外とおちゃめです。

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一見オーソドックスな泡盛三原色(赤・青・黄)です。
シンプルですが、まとまりのあるデザイン。
それと、楕円形にカットされたラベルがかわいらしい。

よく見てみると・・・
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「ジ」じゃない。
「ヂ」です。

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↑これはなに???
なんかかわいいけどなに???


しばし思案してみると・・・
「サキ山(崎山)」と判明。
ちなみにこのマーク、特に他の商品には見当たらない。
もったいない。もったいなさ過ぎる。こんなにキュートなのに。

裏を見ると、ちゃんと酒造りの特長を明記。
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そつがない。


キャップには、独特の色調の青。
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「松藤ブルー」と命名。

さて、ルックスだけでこんなに語れるのだけれど、その前に「崎山酒造廠」の「廠」とは??

「廠」とは、「所」や「場」とほぼ同義で建物という意味。
なぜ、この字を当てたかという点については、、、どうも「かっこよいから」らしいです。
(すみません、裏は取っていませんので、違っていたら申し訳ございません)

このゆるさ、「ヂ」とか「サキ山マーク」とかに通ずる愛らしさだと思ってしまいます。

テイスティングの前に十分楽しませていただきました。


★ストレート:ゆっくりと広がる豊かな香。栗のような甘い香。すっきりとして水のようにするりと入る飲み口にあとに、甘みや香ばしさが広がる。すっきりと爽やかな印象という意見は飲み口のよさ故か。余韻に、焦がし麦のような苦味を若干感じる。

★:ロック:香の印象が変わる。爽やかな印象に。やわらかな甘みの感触が薄くなり、辛口の印象に。
インパクトに欠けるという意見と、味が広がるという意見と。複雑な味がコロコロと、という表現も。
穀物やカカオの風味が高まるという意見も。

★:水割り:控えめだがやわらかく素朴な香に。水とのなじみがよく心地よさがあるが、反面ソフトすぎてまったりとし過ぎてしまうという意見も多数。

★:お湯割り:香ばしい香がたち、一様に「ほっとする」「安心する」という意見。水同様、お湯にもなじみがよい。甘みも程好く、後味にもくどさがなくて軽やか。


好みが様々にわかれ、おもしろい結果に。ランキング的にはストレートとお湯割りが人気だが、どの飲み方にも表情があるため、飲んだ人それぞれの感じ方が全然違う。

かりんとうとの相性で、面白いことに「お湯割り&黒糖かりんとう」の意見が圧倒的に多かった。
味の濃いものに対応しうる骨のある味という風に解釈。


・・・FOOD・・・

今回のテーマ食材は「酒粕」。
板状の酒粕をアレンジして合わせてみました。
関西で、酒粕を焼いて砂糖醤油をつけて食べるということを伺ったので、まずはそれから。

フライパンで焼いて、少し焦げ目をつけて
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黒砂糖と醤油(弓削多純生吟醸しょうゆ)をかけて
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次は、カチョカバロ・チーズをのせて
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これに、醤油をかけて、というのが今日のベストでした。


部員Aさんのご提案食材、つぼ漬けたくわんと和えて
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一緒に食べると粕漬けのような風味になってGOOD。

チーズとのアレンジをオリーブオイルをかけてピザ風に。
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そして、やりすぎか!?チョコレート(オレンジ風味)とチーズの挟み焼き。
(イメージとしては、もんじゃ焼き屋さんにある「あんこ巻き」でしたが・・)
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口直しに、部員Aさんお手製のフォカッチャ。
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みなさん、「一年分の酒粕消費量を一日で食した」と。
おいしかったのか、おいしくなかったのかわかりませんが、妙にぐるぐるとしたテンションの上がり具合に「酒粕」が寄与したことは否めないと思われます。

ですが、酒粕のアレンジには可能性が秘められているような気がしました。
酒粕自体を主役にするのではなく、味と味の間に挟むような使い方をすると一味違うおつまみとして世界が広がるのではないかと思うのでした。

かりんとうとの相性は、先述の「黒糖」と、人気が高かったのが「生姜」。
生姜最強!という意見も出るほど。


その他、あわせたい料理・肴で挙がったのは、ぽん酢で生牡蛎、生タコのしゃぶしゃぶ

・・・MUSIC・・・

酒粕効果で妙な回り具合で出てきた意見は、まったりサイケ、春っぽいクラシック、ビッグバンドJAZZ、カッティングのきいたギターロックなどでしたが、、、
この一枚に一同賛同

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1975年1月24日 ケルンで行われたキース・ジャレットのインプロヴィゼーション・ソロ・コンサート。
コンサートの前に街を彷徨い、その街の空気を吸収し、感じるままに発散したという音の粒、音の結晶。

インプロビゼーションは、非常にパーソナルな音楽で、マスターベーションになりがちでもある。
けれども、逆をかえせば、それをどう解釈するかという自分なりの楽しみ(それもある意味マスターベーションか・・)方をも携えている。

投げかけて、受けとめて、それを感じあうことが音楽にも酒にも通ずる楽しみ。
【松藤】の味は、ストレート・ロック・水割り・お湯割と、それぞれにそれぞれの表情をもっていて、その感じ方はひとそれぞれ。
一期一会を切り取ったキースのコンサートにマッチした泡盛でした。


”必読おすすめ”
部員Aさんのブログ:
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by awamoribu | 2009-02-23 23:52 | 松藤:崎山酒造廠
【coolな Dan R'you, hotでsoul】

・日時:2009年2月12日
・参加人数:12名
・銘柄:琥珀伝説 暖流 熟成古酒  (参考商品:暖流マイスター古酒35度,守禮原酒51度)
・おつまみ:かりんとう 泡盛チョコレート(守禮/暖流) 餡もちドーナッツ からし蓮根(酒粕仕込み) 辛子明太子 たんかん(沖縄産) シナモンレーズンパン(千葉鴨川・松井堂) シェーブルチーズ 枝付き干しブドウ
   
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泡盛部2回目となる「extra version」。
(蔵元さんをお呼びしての会をこう呼びます。)

第2回目は神村酒造さんの社長に来ていただきました。
まずは、通常の部活に社長も参加していただき、
その後、蔵の歴史や造りの話などを伺い、最後にお持ちくださった切り札の酒を開けての懇親会。

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琥珀熟成 暖流 古酒30度 

★ストレート:樽由来の甘い香。品がよく、嫌味のないやさしい香。口当たりはまろやかでとげのない味わい。後味も甘みがあり、余韻も長いがすっきり感がある。

★:ロック:香がぐっと引いて、シャープな印象に。アルコール感が上がり、ウィスキーっぽさが高まる。冷たくなる分、甘みが抑えられ、味の広がりが狭まる。後味に苦味を感じるという意見多数。

★:水割り:ロックとは違う感じで香が引くという意見と、ストレートよりも良くなるという意見と。
口当たりはよくなるが、味の広がりが閉じてしまう印象。

★:お湯割り:全く違う香が立ち上がってくる。心地よい甘い香で、泡盛らしい香。この酒の個性が引き立ち、バランスのよさを感じる。後味に若干の苦味を感じるという意見も。

泡盛部では、初めての「樽熟成」タイプ。
ウィスキー的なイメージからロックの評価が高いかと思いきや、なんと「お湯割り」の評価が高い。お湯割することで、湯気と共に立ち上がる香に魅力があることが伺える。
その香に泡盛らしさを感じるというところに、「泡盛部」の泡盛リテラシーの向上を感じます。

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参考商品①:暖流マイスター 古酒35度
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21年古酒(20%)と3年古酒(80%)をブレンドした神村酒造さんの自信作。
35度とは思えぬ、口当たりのやわらかさ、滑らかさは秀逸。
すーーーーっと入ってきて、余韻がくーーーーっと続く。
過度な香が立っていないので、樽のニュアンスが爽やかとさえ感じられる。


参考商品②:守禮原酒51度
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沖縄で広がる「100年古酒構想」。
戦争で失われた100年200年と引き継がれたその家々の古酒。
古酒が長く引き継がれることは、平和の象徴に他なりません。
自分たちの世代ではなく、次世代が飲み、誇りに思える古酒造りというコンセプトの100年古酒構想。
そんな古酒造りに適した泡盛というのがこちら。
通常販売では1升瓶だけなのですが、蔵で限定販売しているのがこちらのボトル。

原酒が持つ独特の甘み、厚みがある深い味わいが凝縮されていました。

ちなみに、これをCONTREX(フランスの超硬水)で割ると、えもいわれぬ美味な味わいに。
この水の使用は部員のsinさんの提案で、初めて試しましたが本当にまろやかでおいしくなります。
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・・・FOOD・・・
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一般酒「守禮」と樽貯蔵酒「暖流」を使った泡盛チョコレート。
これ、泡盛の使用量が多くて、アルコール探知機に反応してしまうとか(笑)

スコッチにチョコレートという定番マリアージュがありますので、それに準じたナイスなチョコ。
飲みながら食べているので、アルコールの強さはさほど感じられませんでした。
チョコとして純粋においしかったです。
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差し入れ3種盛。
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①熊本出身のsinさんの差し入れ「からし蓮根」。
普通は、蓮根の穴の中に、ツーーーンと鼻を突き抜けるような辛さの「からし」が詰められているのですが、こちらは、酒粕と「からし」のペースト状の中に蓮根が入っているという感じ。
「からし」の風味が酒粕と融合していて、甘みと辛味のバランスが絶妙な逸品でした。

②辛子明太子
部員16(ichiro)さんからの差し入れ「辛子明太子」。
たくさんもらったんだそうです。
辛味が穏やかで食べやすい味でした。
魚卵系は、やはり原酒の方に分がありますね。

③沖縄の名誉部員(?)Tさんが送ってくださった「たんかん」。
汁気たっぷり。甘すぎず酸っぱすぎずのさっぱりした味わいで口直しにGOOD。


差し入れ&升本屋アイテム3点(4点?)盛
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①部員Kさん差し入れの「餡もちドーナッツ」。
正式にはなんというのかわかりませんが、とてもおいしかったです。
あんこと泡盛は相性がよいのです。

②フランスのシェーブルチーズ。(升本屋)
シェーブル特有の獣臭がすくなく、ちょうど程好く熟したタイミングだったシェーブル。
泡盛とチーズというのも泡盛部の中ではほぼ定番。

③シナモンレーズンパン(升本屋)
千葉鴨川の松井堂さんのパン。願わくば焼いた方がより合っただろうと思う。

④枝付き干しブドウ
龍屋物産さんご協賛品。干しブドウながらジューシーさを感じる逸品。


・・・MUSIC・・・

意見は多岐に渡りました。
混迷を極めた前回の「守禮」とはまた違う意味でどこに落としどころを見つけるかというくらいに
意見がばらばら。

唱歌・アップテンポなポップス・明るく激しいジャズ・海を感じるカリビアン・ジャンベ・レゲエ・アシッドジャズ、、決め打ちでは、ジャニス・ベイビーフェイス・スカパラなど。

そして選んだのはこちら↓
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それも決め打ちの「Don't you worry about a thing」
スティービー・ワンダーの曲のカバーですが、オリジナルのラテン系なノリをいかしつつスタイリッシュにアレンジした名カバー。

実は「樫樽貯蔵」という方法は、神村酒造さんが焼酎・泡盛の歴史の中でもっとも古く、50年前には研究を始め、40年前に製品化されたのだそうです。
アメリカ統治下の当時はウィスキー全盛で、泡盛は本当に不遇の時代でした。
(それは復帰後も続きます)
ウィスキーに負けないような樽熟成蒸留酒をということで、どんな樽との相性がよいか研究を重ねて、行き着いたのはバーボン樽なのだそうです。
昔は樽を「琉球ニッカ」さんから譲り受けて造っていたとのこと。

ちなみに、ウィスキー界では、貯蔵期間中に蒸発してしまう分を「天使の分け前」と言いますが、
泡盛の場合は「シーサーの分け前」というそうです(^^)
このシーサーが相当な酒飲みで1年で10L、3年で40Lも飲んでしまうとのこと。
困ったものですが、かわいいお話です。

もうひとつ、樽の香と古酒の香というのはどうも喧嘩してしまうものらしく、樽に貯蔵するものは基本的に新酒を入れるそうです。
神村酒造さんの場合は、最低3年を樽に入れておくそうです。
半年くらいで琥珀色になるそうで、3年も入れておくとかなり濃いい色になるのだそう。
しかし、これまた酒税法には「色度規制」なるものがあるため、薄めなくていけません。
(いまやナンセンスな話ですが、ウィスキーと区別するため)
そこで樽貯蔵していないものとブレンドして商品化しているとのこと。


いやぁ、色々な経緯があり、それに伴い工夫がある。
蔵に歴史ありです。


さて、そんなことも踏まえてのセレクトが先述の一曲。
ストレートやロックで飲むと、ウィスキー的なcoolな印象なんだけれど、実はお湯割りにしてみるとすごくほっとするsoulfulな味わいに。

coolにアレンジされたincognitoのアシッドジャズも、原曲はラテン系な温かみのあるsoul感
が特徴的なナンバー。

「暖流」のアルファベット表記は下の写真の通り「DANRYU」ですが、このサウンドセレクトをふまえて泡盛部的に表記するとちょっとsoulっぽく「Dan R'you」。

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スティービーによる原曲がリリースされた頃、日本で流行っていたフレーズにのせて、「暖流」を表現して〆させていただきます。

「昔、俺が泡盛だった頃、弟はウィスキーだった。父さんは甕で、母さんは樽だった。
わかるかなぁ、わかんねえだろうなぁ」

ちなみに、スティービーも千とせもアフロでした。

*****

神村社長、ありがとうございました!
変な〆で失礼いたしました・・・。


部員Sさんのブログ:

http://expe.exblog.jp/m2009-02-01/

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by awamoribu | 2009-02-17 01:17 | 暖流:神村酒造
【bitter sweet generation】

・日時:2009年2月5日
・参加人数:13名
・銘柄:守禮(しゅれい) 
・おつまみ:かりんとう 平川さんのミニトマト 落合さんの人参と吉澤さんのキュウリのスティックを岐阜・明宝レディースのトマトケチャップとイタリア・トスカーナのオーガニック・オリーブ・オイルで 下村婦人会のらっきょう 千葉の味噌ピーナッツ 岩手の塩ほや セミドライバナナ 古酒ケーキ 豆いか 韓国のり 

第10回目は、神村酒造さん。
次週、思いがけず神村酒造の社長さんが入部(!?)してくださることになり、予習の会に。
現在は【暖流】という銘柄がフラッグシップとなっていますが、泡盛部ではいつも通り一般酒。
銘柄名は【守禮】。

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赤・緑・クリーム色と、典型的な泡盛カラーとは若干違うカラーリング。
そして、なんだか不思議なフォントが混じっています・・。

キャップはしっかりブランドネーム入り。やはりネームが入っていると写真の撮り甲斐があります
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★ストレート:しっかりと香を感じるという意見とはじめはあまり香がないという意見に分かれる。
泡盛特有のしいたけのような香や穀物系の甘い香を感じる。飲み口はすっきりという意見多数。後味に苦味や渋みを感じる。カカオの渋み、苦いコーヒーの後口のような。

★:ロック:味・香ともにすっきり引き締まるという印象でストレートよりも甘みを感じる。程好い甘みが飲みやすさを引き立ててる感じ。苦味はマイルドになり、ビターチョコレートのような印象に。

★:水割り:香の印象はどうしても下がるが、口に含んだ時の広がりがうまれ、それに伴って柔らかな印象になる。単に薄くなるという意見もあるが、それによって飲みやすくなる。

★:お湯割り:甘い香が湯気と共にたたず、アルコール臭が強く感じる。日本酒のよう、という意見も。香がたたない分、個性が引いてしまい、若干物足りなさを感じるという意見多数。
味に腰がない感じ。


全体の印象としては、どの飲み方にも余韻に苦味を感じる。しかしながら、その苦味が嫌味のあるものではない。ロックや水割りで、甘みや苦味を押さえ込んだところにちょうどよいおいしさを感じる。ロックでがんがん上がれる気もするし、水割りでずるずる下がれる気もする。
音楽のイマジネーションもそんなところからか。

・・・FOOD・・・


今回はテーマとしては「トマト」。
静岡県・掛川の平川さんのミニトマト食べ放題と岐阜県・明宝レディースの絶品トマトケチャップが主役。
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人参(埼玉県・落合さん)と胡瓜(埼玉県・吉澤さん)にケチャップをディップ。
いつものオリーブオイル(イタリア・グラーティさん)も添えて。

平川さんのトマトは、それだけ食べて「すごーーいあまーーーい」というものではないのです。
甘みと酸味と青味がバランスよくあるので、インパクトではなく食べ飽きしない味、主役を心地よくさせる名脇役なんです。
なので、気づくとヘタの山。(写真とっておけばよかった。。。ローズマリーみたいできれいだったんだけれど)
今日の場合は「泡盛」という主役に花をもたせ。口の中をさっぱりとリフレッシュさせる役割をしてくれました。
だから酒が進んだのか、泡盛の予定量オーバーでしたw

ケチャップは、その意味では逆にまるで「ジャム」のよう。
しかしながら、甘みのつけ方やハーブのバランスのよい使い方でこちらも野菜の味を程好くサポート。
おつまみのディップとしての役割をはたしてくれます。

そのほか、升本屋からは、熊本の下村婦人会の「らっきょう」。
これもさっぱりとしたお酢とお砂糖の甘みがやさしく、手作り・ぬくもりを感じる逸品。
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部員Sちゃんから千葉の味噌ピーナッツ。
これも農家さんの手作りっぽい自然な味。
それに、豆いかと韓国のりの盛り合わせ。
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部員Iくんの盛岡土産「塩ほや」。
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これ、実は以前升本屋でも販売していたもので、ものすごいおいしい逸品!
ほやの漁獲量が減ってしまったので、県外の卸販売を休止するとの報をうけて扱いをやむなく休止。久しぶりに食べましたが、やっぱりおいしいです。
I君の選択眼に嬉しいご縁を感じます。

部員のNさんの差し入れが好評でした。
まるで干しいものような食感のセミドライバナナ。
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バナナチップやバナナケーキのような甘さはなく、言われなくてはバナナとはわからないかも。
わざとらしい味付けがなくて、ある意味新鮮。

もうひとつ、最近お気に入りという「古酒ケーキ」
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これが、とっても美味でした。
真っ白く肌理の細かいスポンジにほんのり古酒がしみこんでしっとりとしています。甘みは少なく、甘いものが苦手な酒飲みでもいけそう。
部員のNちゃんが、これを食べて高知の無手無冠酒造さんの栗焼酎「ダバダ火振」を振りかけて食べるケーキのことを思い出しました。
近いうちにそれもやりましょう。

かりんとうとの相性は、「りんごとハチミツ」や「白ザラメ」「きび砂糖」といった上品な甘みのあるタイプがよく、なんと初めて「塩みつがいまいちかも」という意見が・・・。

全体的には、わりと甘い系のものに食指が伸びていくような印象。泡盛自体の後口にある苦味を甘いもので中和するという感じでしょうか。

合わせたいフードで出たもの
:大根とバラ肉の煮込み(黒糖入り)、ジーマミードーフ、ヒラメのポン酢ゆず胡椒のせ、白身魚のカルパッチョ、タコ刺し、わさび味のものなど

・・・MUSIC・・・

かつてないほど混迷をきわめたミュージックセレクト。

出てきた声は、

・ブルーハーツ、ユニコーンなどでストレートに「上がりたい!」

上がり系ではないが、ブルーハ-ツ【日曜日からの使者】指定も。

・逆に中島みゆき、CHARA、FISHMANSなどで「堕ちていきたい」「ぐるぐるになりたい」

・そして、ハワイアン(ウクレレ)、ジャック・ジョンソンなどの自然系ゆる派。

・さらに、ディジュリデュ、アフリカンビート、などの低音系ワールドもの。

・その流れでDUB。

このような色々な意見のクロスオーバー部分を抜き取って、ルーツレゲエを選んでみたところ、
一部にしか反応せずイマイチ。


上がりたいのか下がりたいのかわからないこの悶々とした状況の中で、「いまだからっていうのも大きいよね」とGちゃんの意見から・・・

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【20世紀少年】が公開、巷では「20th century boy」が流れている。
あの印象的なフレーズが始まるや、「ガッ」とまとまる”場”の空気。

ナイスチョイスな瞬間。


悶々とした時代の中で、刹那的なきらびやかさを持って時代を切り裂いたグラムロック。
60年代後半から70年代初頭に生まれた音楽のもつ特有の、鬱屈した空気に対するエネルギー。
そこにはなんとはなしに、社会に対しての希望よりも反抗が見え隠れする。

それは思春期に感じる、どっちに進みたいのかわからなくて悶々としている感覚に似ている。
今思うと「bitter-sweet」なその時間。

上がりたいのか、堕ちたいのか、飛びたいのか、回りたいのか、、、。
1973年発売されたこの曲の時代性と、思春期のそれ、そしてこの泡盛の味、それが一体化した偶発的スパーク。
それを着火させた「今」。

【守禮】は、この酒の持つ心地よい苦味(bitter)とそれゆえに欲する甘み(sweet)によって、70年代初頭に産まれた世代のアイコンになるのかもしれない。

部員Gちゃんが、70年代初頭を振り返り一言。
『あの頃産まれたなぁ』。
名言だ。

音楽とお酒の関係はますます深い。



”必読おすすめ”
部員Aさんのブログ:
http://collabo98.blog77.fc2.com/blog-entry-67.html
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by awamoribu | 2009-02-09 00:09 | 守禮:神村酒造