泡盛部 第七期17蔵目:はんたばる(泰石酒造)レポート
2017年 09月 25日
泡盛部 第七期17蔵目:はんたばる(泰石酒造)レポート
参加人数: 9名
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=9 ✖️=0
*初のフルマーク!
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):29点
◎お湯割(各自で作成):31点(ave.=3.44)
◎ストレート:23点
◎ロック:30点
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・東京都 東東京(京成ラインエリア)
・佐賀県 (がばいばーちゃんがいるとこ)
・東京都 巣鴨
・北海道 函館
・大阪府 ジャンジャン横丁
・大阪府 ジャンジャン横丁
・高知県
・東京都 (神宮球場)
・京都府 嵐山
💜お見事!SさんとTさんがピンポイントで一致しました!
【料理・肴】ご参加者の願望
濃いめの魚の煮付け、干し芋、もつ煮(脂多め)、スモークチーズ、ビーノ、串カツ、焼き秋刀魚(w/すだち)、神宮球場のソーセージ盛り、日本の漬物
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1557043711026821
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
The DOORS「The end」、「白いページの中に」、「ホネホネロック」、Dream Theater「Pull me under」、「麦の唄」、賑やかな音楽、土岐麻子「September」、「泳げたいやきくん」
*****
【再録 第六期:はんたばる(泰石酒造)レポート】
「51:49」
どうしてここに行き着いたのだろう。これが最良のバランスなのかどうかは知る由も無い。
甲乙混和に対して困惑しつつも毎度毎度「あれ?旨い」と感じてしまうのが「はんたばる」なのだ。
正直、とても複雑な気分だ。
なぜなら泡盛好きとして胸を張って「これ旨いよ」とおすすめができない。
大変もどかしい。
「51:49」の本質?
甲類焼酎は大抵何かで割って飲むのでストレートで呑むことはなく、大体の人がその経験も無いだろう。
ツンとした刺激の強いアルコールのように思われるかもしれないが、実は結構甘いのだ。
(ちなみに原料は糖蜜)
そして泡盛には泡盛特有の甘さがある。(原料はタイ米)
これは例えてみれば白砂糖と黒砂糖のような甘さの違い。
そう考えると「はんたばる」は、甘さのミクスチュアなのだ。
49%の泡盛と51%の甲類が混じり合う中、泡盛は大人の対応を見せるかのように「滲み出るものなのさ」という余裕を見せつけるのである。
この比率は、本当のところはどうあれ、泡盛好きとしては、泰石酒造さんの泡盛に対するプライドと反骨精神の表現であると望むのであります。
「泡盛部らしさ」
さて、これまでのデータ的にはロックが評価高めだが今回は「割燗」がトップ。*今期は「お湯割」がトップ
第一回目のブログではロックとお湯割が拮抗しているが今回は前割の効果か、割燗が抜きん出た。
水割りではさほど華やかさを感じなかったが、そのバランス感はよく、「普通に」旨い。
長く飲めるという印象だ。・
それを燗することで香りがふわっと広がり、甘みも引き立つ。
そしてこれまでの泡盛で割と燗の際に多く感じられたアフターの苦味、それが無い。
そう、嫌味が無い。これが甲類の効果かもしれない。
そもそも「はんたばる」を前割して燗で呑むなんてことは泡盛部でしかやらないでしょう。
この発見こそ「泡盛部らしさ」と自負するのであります。
「51m49s」
果たしてこの酒はどこに向かっているのか。
先述の通り、普通に旨い。
水、お湯に限らず、割り素としても優れていると思う。
その点で長く呑むのにも適している味わいだ。
ただし、これはゆるゆるとダラダラとではなく、一定のリズムを持って楽しみたい。
テーマを持った話を、螺旋状に展開しながら呑んでいきたい。
制限時間は51分49秒。
砂時計のように、その時間で1本呑みきる。
そんな遊びをしてみたい。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】
今週はありませんでした。