泡盛部 第七期6蔵目:玉の露(玉那覇酒造所)レポート
2017年 06月 09日
泡盛部 第七期6蔵目:玉の露(玉那覇酒造所)レポート
参加人数: 14名
【TASTING DATA】
◎ソーダ割 (○=イケてる ✖️=イケてない)
○=9 ✖️=5
◎水割り(冷水割 alc.約12.5%に調整):53点(ave.=3.8)
◎お湯割(各自で作成):51点
◎ストレート:48点
◎ロック:49点
*水割り〜ロックは各呑み方を各自5段階評価で採点。その点数を集計したものです。
【呑みたい場所】今期の新企画
・京都府(先斗町)
・熊本県(益城町)
・神奈川県(川崎市の路上)
・東京都(等々力渓谷)
・愛知県(名古屋市南区)
・山梨県(どこかの畑)
・東京都(高尾山)
・石川県(金沢市片町 おでんや みゆき)
・青森県(十和田湖)
・長野県(八ヶ岳あたり)
・北海道(函館市 立待岬)
・千葉県(海沿い)
・京都府(舞鶴市)
・広島県(お好み村)
【料理・肴】ご参加者の願望
鰆の粕漬け、やきとり、あたりめ、ナッツ入りチョコレート、生わかめのしゃぶしゃぶ、真魚鰹の炙り、コールスロー、金沢のホタルイカ、ピスタチオ、アスパラのベーコン巻き、メンチカツ、漬物、浜焼き鯖、お好み焼き
*当日実際に食べたものはこちら!
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1457770257620834
【音楽】ご参加者の脳内に流れた曲
シュガーベイブ「蜃気楼の街」、THE BLUE HEARTS「青空」、SLAYER「RAINING BLOOD」、八神純子「水色の雨」、エルビス・プレスリー「ブルーハワイ」、吉幾三「ドリーム(新日本ハウスの歌)」、中森明菜「スローモーション」、クールファイブ「東京砂漠」、COMPLEX「BE MY BABY」、「Jeeg robot L’uomo D’acciaio」、葉加瀬太郎「ひまわり」、レゲエ、Blues Brothers「Shotgun Blues」
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【再録 第六期:玉の露(玉那覇酒造所)レポート】
「らしさ」のバランス
この何年かで泡盛全体の酒質が向上しているように感じている。
特にそれを感じる銘柄の一つが、この「玉の露」
八重山最古の蔵元ということもあり、古風で手作り感の強い、癖のある泡盛というのが、
10年以上前に初めて呑んだ時の印象だ。
泡盛部を始めた頃は、まだその印象だったと思うが、3期の頃から変化を感じ、ほんの4か月前、5期のテイスティングで確信に変わった。
1期の記事を振り返ってみると「甘さ」と「苦さ」の同居とある。
それは今も変わっていない。
直火地釜蒸留特有の甘さ(石垣島特有の甘さ)、麹由来と思われる独特の苦み。
以前はその振り幅がとても大きく、それが一つの個性となっていた。
今もそれらは感じられるが、その振り幅が小さくなり、一つの味としてまとまりを見せている。
強烈な個性は失われたが、泡盛としての「らしさ」は魅力を増し、石垣島の泡盛としての「らしさ」も消えていない。
この「らしさ」のバランスは。向上と呼ぶにふさわしいのではないだろうか。
(注:今回、最近は直火地釜蒸留をあまりされていないというお話も出ました・・)
「時の流れと風の流れを楽しむ」
泡盛三原色(赤・青・黄)を使用した王道のラベル。
強調されすぎていない髭文字の背景に、ほのかに色褪せた風合いの黄色。
日に当たってしまったかのような印象を与えるが、それがかえって石垣の強い太陽を想起させる。
海辺で昼下がりから呑み初めて、夕暮れには潮と陽光でこんな色になってしまったかのよう。
冷たい水割りからロック、そしてストレートでチビチビと。
時間と共に呑み方も変えて楽しむ。
「気楽にいこうぜ」
つまみには焼いたり、揚げたりした肉、それも少し焦げ気味のがいい。
肉の甘みと焦げた香ばしい苦みを泡盛のそれとぶつけ合う。
海辺でグリルした肉をつまみに、何も考えずにリラックスして「玉の露」を呑む。
風に流されて聞こえてくるイーグルスのデビュー曲「Take it easy」
そう、泡盛は気楽に楽しもうぜ、ってお酒ですね。
【部員さんからの貴重な差し入れ泡盛コーナー】