もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期38蔵目:白百合(池原酒造所)レポート

泡盛部 第六期38蔵目:白百合(池原酒造所)レポート




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日時:2016年12月8日

参加人数:11


池原酒造所は1951年に創業するも、代表の池原興吉氏が亡くなり、
その後娘の信子氏が継ぎ、現在は3代目が酒造りに勤しんでいます。
八重山では最初に瓶詰めをしたと言われています。
代表銘柄は「白百合」。他に25度の「赤馬(あかんま)」があります。
非常に個性的な味わいとして一部では熱狂的なファンもいる「白百合」です。

今年の合宿でご訪問させていただき三代目にお世話になりました。



飲み方人気ランキング:

1位:ロック(5票)

2位:ストレート(4票)

3位:水割り(2票)

4位:割燗(0票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「土薫る泡盛」


ひと嗅ぎして「白百合」とわかる泡盛界一の個性派。

それ故に毎度期待値が上がってしまう。

どんなパンチを食らわせてくれるのかと。


近年、以前よりもソフトになったと感じる「白百合らしさ」だが、そうは言ってもまだまだ他との違いは健在だ。

この酒の香り・味は表現を豊かにし、饒舌にする。

あえて一言で、それもちょっと格好良く表現するならば、と、頭をひねり「土薫る泡盛」と銘打ってみる。


「郷愁をそそる渋い色合い


「白百合」という花の名とは裏腹にラベルの色彩は渋い。

しかし、それ故に一度見たら忘れない。

さらに、一口酒を含めば、なお忘れない。

味わいと色彩がマッチしていることを実感できるだろう。


文字要素が多い割に、とてもバランスが整っているラベルデザインは、一見「植物図鑑」を思わせる節がある。

子供の頃に開いてみた大人向けの専門書のような図鑑。

難しいけれど、どこか大人びた気分になる。

そんな心模様も郷愁をそそるひとつと言えよう。



「想像スイッチ➡︎オン」


もしも時間が許すのであれば、船旅で石垣島へ向かいたい。

何時間も何時間もかけて辿り着いた先、小さな宿の縁側で疲れをほぐすように「白百合」を呑んでみたい。


いや、「白百合」を口に含むと、想像力のスイッチがオンになる。

すると、自ずとそんなことをしている情景が浮かんでくるのだ。

遠い遠い記憶の片隅に、本当に行ったことがあるのかさえも不確かな「田舎」がある。

その田舎で香った様々な自然の香りの記憶。

香りの良い悪いではなく、嗅覚を刺激する数々の香りの記憶。


呑み方によって香り・味のバランスは変わってきて、記憶のページはその都度めくられる。

実体験ではなくても、例えば絵本や映画で観た世界の懐かしさというものがある。

「白百合」は色々な記憶の情景を呼び起こしてくれる。



「幻の天ぷら」


個人的な話だが、まだ泡盛経験値が浅く「白百合」が苦手だった時代がある。

その頃に某問屋のNさんが「この蔵に足を運んで、池原さんが出してくれる天ぷらと一緒に呑んだら、絶対みんな好きになる」と言っていた。

それを体験はしていないのだが、その話を伺った何年か後、沖縄でそのNさんが「白百合」の姉妹品「赤馬」を呑ませてくれた。沖縄の景色が窓の外に流れるバスに揺られて呑んだ「赤馬」は、僕の「白百合嫌い」を払拭してくれた。

シチュエーションが生み出すマジック。そんな稀有な体験だ。

「白百合」を呑むと、いつもそのことを思い出す。


「土臭い音に浸りながら」


「白百合」を呑むと土臭い音が聴きたくなる。

今回浮かんだのはアメリカのサザンロック。

オールマンブラザースバンドを検索していたら、偶然知らないバンドにヒットした。

頭に流れていたイメージと近かったので、こちらとする。


The Marshall Tucker Band「Can’t you see」



「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「土」

となりますかね。


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1271508852913643



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by awamoribu | 2016-12-15 15:08 | 白百合:池原酒造所