もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期29蔵目:萬座(恩納酒造所)レポート

泡盛部 第六期29蔵目:萬座(恩納酒造所)レポート
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日時:2016年9月1日
参加人数:10名

第四期のアワモリ・アワード大賞銘柄です。
恩納酒造の創業は1949年(昭和24年)、恩納の村民10名の資本によるものでした。
昔ながらの手法で、仕込みの水に嘉真良井(かまらがー)の湧水を使用しています。
また、海洋深層水で割り水をしたり、海底で泡盛を寝かせたりと、新しい試みも行っています。
主要銘柄は「萬座」「NAVI」。
生産の半分以上は地元で消費されているそうです。

合宿での表彰式後、歓待の席を設けてくださいました。
記憶に残る式となりました。ありがとうございます。

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(5票)
2位:ストレート(2票)
2位:ロック(2票)
4位:割燗(1票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「南の島の北国?」

白と青という清々しい色合いが主体のラベルだが、一見した印象は南の島の海や空というよりも北国の雪や空を思わせる。
暑い沖縄、ラベルから涼を取るという作戦だろうか。
はたまた北国への憧れか。
真意はわからぬが、いずれにせよ妙にノスタルジーを感じてしまうデザインだ。
果たしてそのお味はいかに。


「それぞれの温もり」

今回も一番人気は水割り。
前割効果からか香りもしっかり立ち、味もふくよか。
古風な香味があり、泡盛らしい豊かな味が楽しめる。
ラベルの印象よりもほっくりとした味わいで、この素朴さは、人の温もりを感じさせる。

水割りの味わいは、長時間海に入り、冷えた身体にさっとタオルをかけてくれる友人のよう。
割燗はやや刺激が強く、苦味を感じる。過去のデータから見ると、燗よりも「お湯割」の方が良さそうだ。
ストレートの柔らかさも特筆もの。ややカカオ香も感じられる。口に含んだ時のソフトな印象は、物静かな歳上の親戚のようだ。
ロックでは、香ばしさがキリッと引き立つ。特有の甘さは健在だが、甘ったるくなくスッキリ。いつも優しいけど、悪さをしたらピシッと叱ってくれるお隣さんという感じ。


「仕掛け」

この酒には「近い」人の存在を感じる。
当たり前のようにそこに居る。

気にせずとも気にかけてくれ、見返りを求めることもない人。
とても「近い」人だ。
ある時、ふとそういうことに思いがめぐり、その存在に感謝したくなる時がある。
「萬座」のラベルからくるノスタルジーや味の温もりは、そのことを思い起こさせる仕掛けだ。

「ラベルの真意」

そう思って改めてボトルを手に取ると、
ラベルに描かれた白と青という冷涼な色彩と荒れた波頭は世間の厳しさを思わせる。
その上に浮かぶのは大きな輪。
そしてそこに赤と黄が差し込まれ、泡盛を表す三原色が整う。

それはまるで、泡盛が世間の荒波の中で、いかに人の輪を繋ぐ存在(酒)であるかを物語っているようだ。
そして、口に含むと伝わってくる前述のような「人の温もり」。

やや古風な味わいは現在、万人受けするタイプではないかもしれないが、それでいいのだ。
この酒に「近い」人たちに愛されればいいのだ。
そしてきっとそういう人たちに愛されているのだと思う。


「人を想う」

静かな気持ちで、ゆっくりと人を想って呑んでみよう。
夜空の星でも見上げながら。

「見上げてごらん夜の星を」坂本九
https://www.youtube.com/watch?v=3hNQsRmAAC0

「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「近い」

*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1175583812506148












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by awamoribu | 2016-09-07 17:10 | 萬座:恩納酒造所