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もっと泡盛を日常に。


by awamoribu
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泡盛部 第六期26蔵目:まるた(田嘉里酒造所)レポート

泡盛部 第六期26蔵目:まるた(田嘉里酒造所)レポート
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日時:2016年7月28日
参加人数:11名

沖縄本島の最北端の酒造所になります。蔵のある大宜味村は長寿の村として有名です。
そして自然に恵まれた土地で、1キロ離れた山から水をひいて泡盛造りに利用しています。
他の銘柄はまるたの他「山原くいな」「KUINA BLACK」などがあります。
また、「まるた」は第一回アワモリアワードの
ラベル部門で優勝しています!

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(5票)
2位:ロック(4票)
3位:ストレート(2票)
4位:割燗(0票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「一家に一本」

泡盛三原色に髭文字、そして、丸に囲まれた「田」の字。
この「田の字」はキャップにも施されている。
アルファベット表記はあるものの、銘柄名をこのマークが示している。

泡盛としての安定感のあるデザインは、山川酒造の「かねやま」と並び、これぞ沖縄の酒=泡盛という自負が伺え、泡盛好きとしては、一家に一本置いておきたいデザインだ。

「大自然に包まれて」

沖縄本島の北部・大宜味村。
泡盛酒造所としては、本島最北端に位置する。
ここは、ヤンバルクイナの生息地としても有名。
行ったことはないが、おそらく大自然に囲まれているのだろう。

仕込み水も割り水も、田嘉里川上流から引いた水を使用しているという。
棘がなく柔らかな味わいはきっとこの水の力が大きいのだろう。
一口含むと、まるで自然に包まれた自分がいるような情景が浮かんでくる。

「同調」

今回一番人気の水割りは、とても水馴染みが良い。
かといって柔らかいだけではなく、甘さが漂った後には清涼感がある。
香りにも甘い香りとアルコールを感じる少しツンとした香りがあり、独特の芳香を醸し出してる。

ロックにも同様の香りが感じられるが、味わいは甘さが強調される。
後口にはほのかに辛みがあり、それが心地よいフィニッシュを生み出している。

森のそばにテラス。
大きなウッドテーブルにロッキングチェア。
大きめのグラスに丸い氷を一つ入れて、「まるた」を注ぐ。
そして、適量の水を足す。

森のざわめき、川のせせらぎ、時々聞こえる鳥の声。
「まるた」を口に含んで、目を閉じると、甘みから辛みへと流れる味と
自然の空気感がシンクロしていくように感じられる。

柔らかい光が、木々の隙間から射してくる。
「まるた」は夕暮れ前までを楽しむ酒だ。

「木々の香りもつまみに」

つまみには素焼きのナッツ、チョコレートコーティングされたドライフルーツ、ニシンの酢漬けなど、
ウイスキーに合いそうなものをつまんでみたい。
木々の香りもつまみに添えて。

自然の音をBGMにするのも勿論最高だが、Little Tempoのサウンドも似合う。
「Phalo Blue」
https://www.youtube.com/watch?v=TCBFbUtyDfU

少しピッチを落として、リズムに身を預けていくと酔いのリズムともシンクロしていくのだろう。

「今日の泡盛を一語で表すと・・」

ここはやはり
「田」ですかね。

*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム
https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1146789162052280
by awamoribu | 2016-08-04 20:42 | まるた/山原くいな:田嘉里酒造