もっと泡盛を日常に。
by awamoribu
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泡盛部 第六期31蔵目:忠孝(忠孝酒造)レポート

泡盛部 第六期31蔵目:忠孝(忠孝酒造)レポート


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日時:2016915

参加人数:13


泡盛部ではすっかりお馴染み、お世話になっております「忠孝酒造」さん。

忠孝酒造の創業は1949年(昭和24年)。

那覇市の隣、豊見城(とみぐすく)市で「豊見城酒造工場」として始まりました。

その後昭和55年に、創業者である大城忠孝氏の名前を取り、現在の「忠孝酒造」となりました。

忠孝酒造の取り組みは多岐に渡っており、シー汁浸漬法での泡盛造り、マンゴー酵母の研究、通常の製麹の倍の時間の4日間をかけた商品などを世に出しています。また、独自の窯を持ち「忠孝南蛮荒焼」という焼き物も造っています。

泡盛部では、第一回アワモリ・アワード味部門の大賞蔵として、2010年に表彰に伺いました。

近年、古酒蔵の完成や蔵での手作り体験、国際通り「ハピナハ」でのマイブレンドショップのオープンなど、泡盛文化の啓蒙・発展を縦横無尽に展開中です。


飲み方人気ランキング:

1位:ロック(7票)

2位:水割り(3票)

3位:割燗(2票)

3位:ストレート(1票)


①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。


*****


「歴史の1ページ」


「一般酒」を毎週一銘柄ずつ検証していくということから始まり、手探りで色々なレギュレーションを作っていく中で、

恐れ多くも泡盛部として一般酒の大賞銘柄を決めようということになった。

それが「泡盛部アワモリアワード」。

その記念すべき第一回の大賞が、この「忠孝」だ。

泡盛部にとって歴史の大きな1ページとなった銘柄です。


「変化の波?」

この数年の各蔵の独自色に賭ける方向性の打ち出しは様々だ。

忠孝酒造さんも積極的に新たな取り組みを仕掛けていて独自のカラーを際立たせている。

そんな中、泡盛部ではいつものように一般酒を検証する。

そこに変化の波は感じられるだろうか?


「変わらぬトコロ」

いつも、過去のデータを紐解きながらこの記事を書いている。

まずはラベル、キャップ、そして裏ラベルに至るまで第1期の頃と変わらない。


改めて裏ラベルを見ると、一番のオススメが「水割り」となっている。

それも「冷水」を使って5:5

伸びのある味わいを強調。

今期の泡盛部では5:5の「前割」(常温)を「水割り」として検証しているが、度々、

これを冷やす、または冷水で割るのが良いのでは?というコメントが出る。


個人的に水割りは泡盛の味が最もわかりやすく、食中酒として適した呑み方だと思うので、

この裏ラベルのガイダンスはとても嬉しい。

そして、「忠孝」が7年前(第1期の頃)も今もこのスタンスを変えずにいるというトコロが嬉しい。



が。



今期も含め、泡盛部では、毎回ロックの人気が高い。

うーむ、これはやはり「冷水」に秘密があるのか?


「やわらかな口あたりとふくよかな香り」


これは裏ラベルの小見出し。

今回改めて感じたのは香りの特長。

それは水割りで「おや?」と思い、割燗で「なんだろ?」と感じ、ストレートで「あ~っ!」と答えが出た。

メロンの香りだ。メロンの青い部分。もしく青いパパイヤ。

バナナやパインといったトロピカル香とは違うフルーツの香り。


そして口に含むとほのかな酸味。

シー汁を使った銘柄「翠古」に近い印象があった。

口当たりに関しては記憶の中ではもう少し丸みや甘み、香ばしさがあったように思うが、ツンとしたところは感じられないので、やわらかと言えるだろう。


当然、昔の記憶と比することはできないが、裏ラベルの文言の解釈は同じでも、実態・実感としてはドライな方向にシフトしているように感じる。


「ガーデンパーティー」


青い香りとややドライな味わい。そこには甘みと塩みの要素を持ったつまみが欲しい。

塩麹に漬けた鶏肉、冬瓜とひき肉の煮物、レーズンとナッツを一緒に、少し変わったところで焼きバナナに塩少々、など。


広々とした芝生でのガーデンパーティー。

低い木々に囲まれて、小鳥やリスが現れる。

3合瓶で水割りを作ってクーラーボックスで保冷。

それぞれ持ち寄ったマイカップに冷えた水割忠孝。

草や土の香りと「忠孝」の香りを楽しんで、一口つまみを口に入れ、一口「忠孝」を口に含む。

ポツリポツリと会話が行き交う。


そこに風に乗って流れてきたのは「東京オリンピックマーチ」

https://www.youtube.com/watch?v=F3ZGwt9aQxc


あれ?

ここはガーデンじゃなくて代々木公園だ。


「今日の泡盛を一語で表すと・・」


「波」


海の波ではなく、変化・時流・潮目・・・。

今、まさに波の上という印象です。


*****(text by 梅田竹松)


当日の様子

Facebookページのアルバム


https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1187843214613541


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# by awamoribu | 2016-09-21 16:07 | 忠孝:忠孝酒造 | Trackback

泡盛部 第六期30蔵目:沖之光(沖之光酒造)レポート

泡盛部 第六期30蔵目:沖之光(沖之光酒造)レポート
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日時:2016年9月8日
参加人数:15名

1948年に創業。
沖縄県外、また宮古島以外でもあまり目にする機会は少ないかもしれません。
主要銘柄は「沖之光」。
今回いただくのは一般酒ですが、古酒の貯蔵は全体の7割と多いそうです。
今では珍しい「泡盛1号酵母」を使い続けています。
なんといつの間にかラベルが変わっていました。
レトロなラベルに。

参考までに以前のラベルを。
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飲み方人気ランキング:
1位:ロック(7票)
2位:割燗(4票)
3位:水割(2票)
3位:ストレート(2票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「お顔変われば」

第4期までの青と白を主体とした空や波しぶきを思わせる涼しげなラベルから一転、豊穣を祝うかのような黄や緑を主体としたレトロ感のあるラベルへと変化した第5期以降、2回目のテイスティング。
やはり視覚的な要素は味覚に影響を及ぼすのだろうか。
どことなく古風な味わいに変わったように感じられる。
まぁ、それはそれでよし。
蔵元さんも意味を持って変えているのだろうから、今の「沖之光」はこの顔に見合う味なのであろう。


「後味の美学」

宮古島の泡盛には概ね共通して柔らかい甘さを感じる。
特に水割りにした際の水馴染みの良さは、それをストレートに感じさせてくれる。
「沖之光」の水割りも香り豊かで味やわらか。
呑み続けるのにいい塩梅だ。

しかし口当たりの柔らかい甘さに反して後からやってきて余韻に残るほろ苦み、そして酸味。
これはどの飲み方にも共有して感じられた。

それを踏まえた上で一番人気だったロック。
香りの要素は他の飲み方に比べて控え目になるが、すっきりと引き締まり、柑橘系の酸と皮のようなほろ苦みが強まり、個性がぐっと引き立つ。

個人的にはアフターのビターな印象に妙に男っぽさを感じる。
胡座をかいてちゃぶ台で杯を重ねる角刈男の晩酌姿。

入り口ではなく出口に、「沖之光」の「沖之光」たる姿が垣間見える。

「酒と肴のグラデーション」

酸味と苦味という要素は食事と合わせた時に重要な役割を持つ。
酒単体として呑むよりもぐっと魅力が増す。
酒として良い意味で一歩引いた存在になるのだ。

この酒の場合、とりたてて「マッチング」という堅苦しさではない方がいい。
やはりちゃぶ台が似合うもの。
ちょうど秋の味覚で言えば、秋刀魚。
ワタや皮の焦げ目のほろ苦さとすだちの酸、身に詰まった脂の旨み、まるで味の要素が重なり合うようだ。

鯖や鮭を味噌で煮たものも合いそうだ。
味噌を煮込むことででてくる発酵香や酸味がまた重なり合う。

身をほぐし、一口食べては杯を重ねる。
同系色のグラデーションが味で築かれていく。

「季節の中で」

どの季節にも「沖之光」とグラデーションを築ける肴(つまみ・おかず)があるだろう。
それを探すのも楽しい。
それを試すのも楽しい。
今晩も胡座をかいて杯を重ねる。

めぐる季節の中で あなたは何を見つけるだろう

松山千春「季節の中で」


「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「重ねる」

*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
Facebookページのアルバム

https://www.facebook.com/awamoribu/posts/1181288518602344











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# by awamoribu | 2016-09-13 18:29 | 沖の光:沖之光酒造 | Trackback

泡盛部 第六期29蔵目:萬座(恩納酒造所)レポート

泡盛部 第六期29蔵目:萬座(恩納酒造所)レポート
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日時:2016年9月1日
参加人数:10名

第四期のアワモリ・アワード大賞銘柄です。
恩納酒造の創業は1949年(昭和24年)、恩納の村民10名の資本によるものでした。
昔ながらの手法で、仕込みの水に嘉真良井(かまらがー)の湧水を使用しています。
また、海洋深層水で割り水をしたり、海底で泡盛を寝かせたりと、新しい試みも行っています。
主要銘柄は「萬座」「NAVI」。
生産の半分以上は地元で消費されているそうです。

合宿での表彰式後、歓待の席を設けてくださいました。
記憶に残る式となりました。ありがとうございます。

飲み方人気ランキング:
1位:水割り(5票)
2位:ストレート(2票)
2位:ロック(2票)
4位:割燗(1票)

①水割り②お湯割り③ストレート④ロック の順番で、参加者皆で足並みを揃えて飲む方式となっております。

*****
「南の島の北国?」

白と青という清々しい色合いが主体のラベルだが、一見した印象は南の島の海や空というよりも北国の雪や空を思わせる。
暑い沖縄、ラベルから涼を取るという作戦だろうか。
はたまた北国への憧れか。
真意はわからぬが、いずれにせよ妙にノスタルジーを感じてしまうデザインだ。
果たしてそのお味はいかに。


「それぞれの温もり」

今回も一番人気は水割り。
前割効果からか香りもしっかり立ち、味もふくよか。
古風な香味があり、泡盛らしい豊かな味が楽しめる。
ラベルの印象よりもほっくりとした味わいで、この素朴さは、人の温もりを感じさせる。

水割りの味わいは、長時間海に入り、冷えた身体にさっとタオルをかけてくれる友人のよう。
割燗はやや刺激が強く、苦味を感じる。過去のデータから見ると、燗よりも「お湯割」の方が良さそうだ。
ストレートの柔らかさも特筆もの。ややカカオ香も感じられる。口に含んだ時のソフトな印象は、物静かな歳上の親戚のようだ。
ロックでは、香ばしさがキリッと引き立つ。特有の甘さは健在だが、甘ったるくなくスッキリ。いつも優しいけど、悪さをしたらピシッと叱ってくれるお隣さんという感じ。


「仕掛け」

この酒には「近い」人の存在を感じる。
当たり前のようにそこに居る。

気にせずとも気にかけてくれ、見返りを求めることもない人。
とても「近い」人だ。
ある時、ふとそういうことに思いがめぐり、その存在に感謝したくなる時がある。
「萬座」のラベルからくるノスタルジーや味の温もりは、そのことを思い起こさせる仕掛けだ。

「ラベルの真意」

そう思って改めてボトルを手に取ると、
ラベルに描かれた白と青という冷涼な色彩と荒れた波頭は世間の厳しさを思わせる。
その上に浮かぶのは大きな輪。
そしてそこに赤と黄が差し込まれ、泡盛を表す三原色が整う。

それはまるで、泡盛が世間の荒波の中で、いかに人の輪を繋ぐ存在(酒)であるかを物語っているようだ。
そして、口に含むと伝わってくる前述のような「人の温もり」。

やや古風な味わいは現在、万人受けするタイプではないかもしれないが、それでいいのだ。
この酒に「近い」人たちに愛されればいいのだ。
そしてきっとそういう人たちに愛されているのだと思う。


「人を想う」

静かな気持ちで、ゆっくりと人を想って呑んでみよう。
夜空の星でも見上げながら。

「見上げてごらん夜の星を」坂本九
https://www.youtube.com/watch?v=3hNQsRmAAC0

「今日の泡盛を一語で表すと・・」

「近い」

*****(text by 梅田竹松)

当日の様子
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# by awamoribu | 2016-09-07 17:10 | 萬座:恩納酒造所 | Trackback